【名前】グリエルモ・チェーザレ
【性別】男
【年齢】五十三歳
【罪状】殺人、死体損壊、逮捕監禁、暴行
【刑期】死刑
【服役】一年と二ヶ月
【外見】立派な鼻髭を蓄えた美形中年。髪と瞳の色は黒。
【性格】人種や年齢性別に捉われず、どんな相手にも礼節を持って接する紳士。基本的に他者に無関心である。ネクロフィリア
【超力】
白と黒の三十二の駒(SCACCHI)
黒白のチェスの駒を模した人型を召喚する超力。
キングx2、クイーンx2、ビショップx4、ナイトx4、ルークx4、ポーンx16
計三十二体の駒を縦横に駆使して戦う。
これらの駒は傷ついた場合、自動で修復する。
剛力と城壁の如き頑丈さを持つ城兵(ルーク)、悍馬に跨り虚空を駆ける騎士(ナイト)、高速で地を駆ける僧正(ビショップ)、手にした武具を巧みに操る兵士(ボーン)。
そして僧正を上回る速度と、騎士を超える空中での機動性を持ち、近接戦にも優れる女王(クイーン)と、城兵を軽く凌駕する力と頑強を誇る王(キング)。
これらの駒の特性を正しく把握し、的確に動かす様は、熟練のチェスの巧者を思わせる。
なお指手であるグリエルモの戦闘能力は、一般的な人類の其れである。
実際にはこの32体の駒は、グリエルモが殺害した女性の死体を素としている。
この為に破壊された場合、女性の死体が無ければ補充が出来ない。
【詳細】
イタリア貴族の血を引く名家の産まれ。
頭脳明晰であり、優れた容姿の持ち主でもあるグリエルモは、10代の時から趣味であるチェスの名手として、的確な投資で家財を数十倍にもした投資家として知られる。
両親の死後、莫大な資産を得ていたグリエルモは、幾つもの事業を起こし、その全てを成功させ、欧州中に物流と資金と情報のネットワークを築く。
此処から、グリエルモは押し殺していた精神の邪悪さを満たす為に行動を開始する。
ジャンルを問わず、才に勝れた女性を拉致しては、凄惨な拷問の果てに嬲り殺す事を繰り返し。
才のみならず容姿も優れていたならば、生きたまま生皮を剥いで剥製にした。
『開闢の日』を迎えて発現した超力は、正しくグリエルモも精神を反映したものと言えるだろう。
殺害した女性を三十二体まで腐らずに保存でき、尚且つ自分の思い通りに動かせ、傷ついても時間経過で修復する為に、完全にタガが外れてしまう。
才色兼備の女性を、欧州各地どころか世界中から集めては嬲り殺し、取り分け気に入った女性は駒にして屍姦した。
やがて、グリエルモは自身のネットワークの外である、南北アメリカやアジア・アフリカの美女も求め、当然の様に発覚。狂気に満ちた凶行が明らかになり、逮捕される。
官憲が踏み込んだ時、グリエルモの私邸には数百の骸が転がり、百を超える女性が監禁されていたという。
過去の犠牲者も含めると、千人以上がグリエルモの狂気の犠牲になったと推測される。
最終更新:2025年02月09日 11:02