【名前】鷹司 夜(たかつかさ よる)
【性別】女
【年齢】五十七歳(外見上は二十前後)
【罪状】暴行傷害
【刑期】無期懲役
【服役】一年と四ヶ月
【外見】173cm 137kg 短く切った黒い髪の理知的な美女。体重に比して外見は細く見える。
【性格】
物腰は極めて柔らかだが、研究対象とした者にしか関心が無い。研究熱心であり、超力により変化する肉体に強い関心を持つ。
生体解剖マニアであり、意識のあるままに人間を切り刻む事を何よち好む。
【超力】
『万傷癒す無量の癒し手(ばんしょういやす むりょうのいやして)』
細胞分裂の促進と免疫抑制を併せ持つ能力。
傷を塞ぎ、移植手術における免疫拒絶反応を無いものとし、血液型の異なる血を輸血できる様になる。
発動条件は手で触れる事。
過剰に用いる事で、細胞分裂を以上活性化させて、身体を内側から弾けさせる事が出来る。
自分の肉体に関しては常時発動であり、どんな傷を負わされても短時間で再生する
首から下を壊され尽くして、海に棄てられても死なない程。
【詳細】
幼い頃から生物を切り刻む事を愛好し、成長じて合法的に人体を斬れる外科医となった。
優秀な外科医と名を馳せた後に、より肉を斬る為に海外で戦場医師となる。
『開闢の日』を迎え、得た超力と外科医としての技術を用いて、世界的な外科医となった夜が興味を示したものは、超力により変異する肉体だった。
獣や鳥に変異した肉体。人と動物の双方の特徴を持つ肉体。植物の特性を得た肉体。幻想の生物となった肉体。
夜は戦場で治療を行う傍らで、肉体が変異した捕虜達を切り刻み、その身体の構造を解き明かしていった。
いくら切り刻んでも超力により治せる為に、少ないサンプルでも充分な結果を得る事が可能なよるは、彼らの身体について凄まじい速度で解き明かしていった。
『開闢の日』以降出現した獣人や樹木人間に関わる医療技術を、数多の血と屍の上に築き上げた夜だが、ある日超力を無効化する能力を持つ者に襲われ、三週間に渡って壮絶な拷問を受ける。
普通ならば原形を留めない程に肉体を壊されても、超力により元に戻る夜の身体を愉しみ尽くした襲撃者は、やがて夜が肉体を壊される痛みと恐怖に慣れてしまうと、夜に飽きてしまう。
最後に首から下を念入りに壊しされて、海に棄てられた夜は、超力により死ぬ事なく生還する。
三週間に渡る拷問は、夜の精神だけでなく、肉体にも変化を及ぼした。
壊され再生する肉体は、ボディビルで言うところのスクラップ&ビルドと同じ効果を齎し、肉体をより頑強に強靭に変化させ、幾度となく繰り返された再生により、外見は二十代前後にまで若返った。
生まれ変わった身体を得て、夜は今までの様に肉が来るのを待つのでは無く、自分から求めに行く事にした。
痛みや肉体の損壊には慣れている。傷付いても超力で治せる。大の男にも負けない屈強かつ堅牢な肉体も有る。
かくして夜は、獣人系能力者や、肉体変化系の能力者を襲っては拉致監禁し、精神が壊れるまで自身の超力で治しながら切り刻んだ。
なお殺害した人数は零。曰く「医者が人を殺す事は許され無い」
逮捕されるまでに夜が廃人にした人数は、三百七十六人にも及び、当局が把握していない数を加えると、一千人を超えるとも言われている。
夜は逮捕されるまでに、切り刻んだ得た知見をすべてインターネット上に公開しており、世の医療関係者は歯噛みしながら、夜の狂気の産物を人命の為に役立てている。
外科医としての技術と、解剖学の知識に、膨大な戦闘経験を加えた独自の人体破壊術を用いる。
筋肉や骨の動きから、敵の取る行動を高精度で予測し、予め対処した動きをする事で、結果として先手を取る事が可能。
人体や動物の急所を、外見不相応の力で精確に撃ち抜き、捻じ折る事で、対象を確実に行動不能にする事が出来る。
伊丹や恐怖にに慣れている事と、超力により負傷が即座に癒える事、この二つを前提としたガン攻めスタイルであり、防御に回るとサンドバッグと化す。
最終更新:2025年02月10日 20:22