【名前】キョウコ=キトウ
【性別】女
【年齢】21歳
【罪状】傷害致死、放火
【刑期】20年
【服役】2年
【外見】
肩よりやや短い黒髪を、無造作に切りそろえたボブ。
色白で細身だが、目つきにはどこか刺々しさがある。
目の下にうっすらとクマがあり、眠りが浅いのか常にどこか疲れた雰囲気を漂わせている。
【性格】
表情が乏しく、口数も少ないため冷徹な印象を与えるが、実際は単に感情の出し方が分からないだけ。
幼少期から他人との関わりが薄く、距離感をつかむのが極端に苦手。
何かを否定されることを恐れ、自己主張を避ける傾向がある。
根は純粋で、善悪の判断はできるが、「自分が悪人である」と思い込んでおり、その意識が更生の妨げになっている。

【超力】
『夢現(ドリーム・アライブ)』
幻覚を見せる能力。
触れた相手に対し、五感(視覚・聴覚・触覚など)を直接操作することができる。
ただし、幻覚はキョウコが「強く意識したもの」しか再現できず、想像力が弱いと効果が薄くなる。
また、彼女自身の精神状態が乱れると、無意識に幻覚を周囲に放出することがあり、悪夢のような光景を生み出すことがある。

【詳細】
家庭環境に恵まれず、幼い頃から親に虐待されて育つ。
外の世界にも馴染めず、学校でも孤立していたが、そんな自分を慰めるように「理想の世界」を想像する癖がついた。
その想像が超力として発現し、やがて彼女は「幻覚の中にこそ本当の自分がいる」と思い込むようになる。

事件を起こしたのは19歳のとき。
虐待を続けていた父親が幻覚に取り込まれた末に錯乱し、自ら火を放ったことで家が全焼。
その場にいた母親も巻き込まれた。キョウコ自身は火をつけておらず、直接的な殺意もなかったが、罪悪感と社会への諦めから逃げずに逮捕される道を選んだ。

刑務所では孤立しているものの、他の囚人や刑務官との事務的な会話でさえも彼女にとっては救いとなっており、少しずつ人との関わりを持つようになる。
しかし、彼女自身は「私はまともな社会には戻れない」と思い込んでおり、更生の意欲はまだ薄い。

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最終更新:2025年02月10日 22:47