【名前】狗鬼灯 鍍(いぬほおずき めっき)
【性別】男
【年齢】18
【罪状】冤罪(鍍による自己認識)/殺人教唆・暴行教唆・扇動罪
【刑期】無期懲役
【服役】6か月
【外見】元々バスケ部であったためそこそこ筋肉はついているが、一般的な男子高校生の域は超えない
美形の顔に茶色い髪のポニーテール 右耳にだけピアスをつけている
【性格】友達思いであり、自分を信じてくれる人には優しく接し協力することを惜しまない
半面自分が嫌いな人間、自分を嫌いな人間には一切の興味を示さず、何をしてもいいとさえ内心思っている
一人称は僕 二人称はその人の名前を呼ぶが、仲間や身内以外の名前を覚えない
【超力】
『友よ、僕と共に歩もう(フレンド・シップ)』
他人に好かれやすくなる ただそれだけの能力
この能力により友達は多く、初対面の相手とも仲良くなれるがお世辞にも協力とは言えない力にコンプライアンスを抱えている
以上は鍍による自己認識であり、下記の真の能力の一部分でしかない。
『友よ、僕のために行軍(あゆ)め(フレンド・シック)』
狗鬼灯 鍍 本来の超力 彼はこの能力をはっきりとは自覚していない
自身・他者の精神に作用し、”狗鬼灯 鍍の行う行動は正しいことである”と認識させる能力
その作用は鍍の発言、指示のみならず。文書や音声なども”狗鬼灯 鍍の指示により残されたものである”と対象が理解すると同時にその内容・指示を”正しいこと”として認識するようになる。
この能力の強さは狗鬼灯 鍍に対する信頼度によって左右されるが、第一印象で「良い人だな」と感じる程度でも微弱に効果を発揮し、彼の発言・指示を疑いにくくなる。
鍍のことを友人・仲間と認識していればもはや疑うことさえしなくなり、たとえ殺人でも強盗でも”正しいこと”として率先して行うようになる。
鍍が殺せと言えば赤ん坊でも殺すし、鍍が守れと言えば殺人の現行犯でも守るようになる。
半面、鍍に対し「胡散臭い」「信用できない」「嫌い」など負の感情を向けている相手には効果がない。
本質としては「価値観・判断基準を狗鬼灯 鍍と同一にする」もの。
この能力は鍍本人にも作用するので、自分や周囲が行った悪行や非道を彼は悪いことだと認識しない。
【詳細】
友達が多いだけの弱能力者だと思っている凶悪犯 元バスケ部の高校生
超力ネイティブであるがゆえ「弱い超力を持っている自分にみんなは優しくするべき」と考えている、精神のねじくれた人物だが。そうした精神性は内に抑え込んだまま優等生として学生生活を歩んでいた。
戦闘能力は素人に毛が生えた程度であるが、人当たりの良さや友達思いの面から彼を信頼する者は多く。また弱い超力でも腐らずにいることに教師や周囲の人物からの信頼も厚い。
一方で彼の友人の中には教師への暴行や高齢者への窃盗に走る者が多く。「付き合うと不良になる」と疑う者や疎む者も少なくなかった。
高校時代。ちょっと寝坊しただけで反省文を書かせ、そのせいで彼女とのデートに遅れ振られた。
不快に思った鍍は「自分を振った彼女」と「反省文を書かせた教師」の家に放火するよう友人に”お願い”をした。
この事件で計8名が死亡 焼死7名に近くの道路で撲殺されたのが1名であった。
初めは実行犯である友人3人が逮捕されたが周辺地域で発生していた暴行・窃盗の発生件数が異常であることで精神操作系能力者の介入が疑われ、捜査の結果狗鬼灯 鍍が元凶と認定、逮捕された。
鍍が原因と思われる暴行・窃盗事件は確認されただけでも22件
彼は今も自分の事を冤罪だと思っている。
友人に”お願い”したことも元カノや教師が死んだことも一切悪いとは思っていない。
「あんなカスどもが死んだだけで捕まるなんて、僕が可哀そうだとは思わないのか」とは取り調べ時の発言である。
最終更新:2025年01月26日 20:42