【名前】安 黑蘭 (あん へいらん)
【性別】女
【年齢】33
【罪状】殺人と死体遺棄(本人は過失による誘拐のみを主張した)
【刑期】無期懲役(本来は死刑)
【服役】14
【外見】年齢の割に若く、学生くらいに見える。ショートボブの黒髪に太いアホ毛がある。八重歯が覗いている。
【性格】明るい性格で、中二病的な言葉遣いで誰にでもよく絡む。かなりの努力家。
【超力】
『闇の中から敬愛します、我が君(我們在黑暗中愛慕你,我的陛下)』
空間に裂け目を生み出し暗黒の異界と接続し、巨大な暗黒の触手生物を呼び出す。
裂け目の大きさは調整可能で、基本的に戦闘の際は小さく開いて触手数本だけを呼び出して戦う。
覚醒した頃は細い触手一本分程度しか入ってこれなかったが、鍛えるうちに全身を呼び出す事もできるようになった。
触手生物は知的生命体を認知すると襲い掛かり、触手で絡め取って異界に引きずり込もうとする。

発動中は目が黄色く光り、瞳孔が頭足類のように横長になる。
他人に触手生物を紹介するときは"我が君"と呼ぶ。

【詳細】
昔は自分は異界の何者かと精神的に繋がっているという妄想によく耽って、変な言動をしたり服を着ていたりした中二病少女だった。
流石に家族や学校からも心配され、カウンセリングを受けさせられたりしそうになった時期に丁度「開闢の日」となり超力に目覚める。
自分の妄想が真実になったことに彼女は喜び、そして性格もだいぶ明るくなった。
触手がだいぶおぞましいのと、中二病的な言葉遣いはそのままに本人の他人への距離感がおかしいため深い友人はできなかったが。

家の部屋に籠もるときは必ず触手を出して、敬愛するように扱うばかりでなく友人や時には恋人のように過ごす日々を送る。
超力を鍛えていくにつれ、徐々に開けられる空間の裂け目のサイズも巨大化し太い触手も沢山の本数呼べるようになっていった。
勉学に苦労しながらも触手と触れ合って励まされるように感じたりしたり、暴漢に襲われても触手を振り回して撃退したりなど共に過ごしていた。

そして遂に全身を呼び出せると確信したある日、彼女はそれを見せびらかしたくて学校で披露する。
しかし触手生物のおぞましさに、人々は恐れおののき慌てだす。
そして触手生物は触手で人々を捕らえだし、抵抗も虚しくある程度の数を捕まえた後に異界へ戻っていった。
彼女もさすがに最初はそれを恐れた。もう二度と呼び出すことはしないと誓った。
もたろん逮捕もされ、本人も予想できない事故的なものだったとは言え短い期間収監された。

しかし釈放後しばらくして、彼女の心を徐々に空虚さが支配するようになる。
寂しい。また我が君と会いたい。もう一度あの全身を拝みたいのだ。そしてそれと直接触れ合いたいのだ。
やがてこれくらいならいいだろうと、近くに人がいないところで呼び出して触れ合ったりするようになった。
でも他人に自慢だってやっぱりしたい。これくらい離れてれば大丈夫かと言う距離感を考えた彼女は、学校で再び召喚を敢行する。
しかし触手は予想以上によく伸びて、再び大量の人々を捕獲して異界へ連れ去っていった。

再犯により本来なら死刑相当だが、彼女が主張した通り連れ去られた人々はまだ生きていて本当に戻ってくる方法ができる可能性も考え無期懲役の扱いになっている。
でも大罪人となりアビスに収監されてからも、やっぱり呼び出したいって思ってる。
たぶん人間に興味があるだけなのだ、それをただ恐れて暴れたりするせいでみんな酷い目に遭ってるんだろうと解釈する他責的な思考を彼女は身に着けた。

アニメやゲームを摂取してたので、2020年代くらいの日本のネット文化には結構詳しい。
日本人にはネットミームの話を振れば大体話が通じると思っている。
我が君に会えなかった時期にヤケ酒をよくしていた影響でかなりの酒豪だが、心は未成年のつもりなので飲酒する所は他人に見られたがらない。

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最終更新:2025年02月10日 12:16