【名前】オリガル・ゴールドレクス
【性別】男
【年齢】50
【罪状】インサイダー取引、収賄罪、贈賄罪、職務執行妨害罪
【刑期】32年
【服役】28年
【外見】容姿の整っていない金髪金目の醜男。人当たりはよく、常に笑顔を浮かべている。
【性格】他人を出し抜いて利益を得ようとするがめつい性格。上から課された制約は抜け道を探そうとするが、自身で交わした契約は守る。
【超力】
『公正で有益な取引(セールス・アグリメント)』
確定している何かの値を代償に何かを得ることができる。
たとえば、来月の給料を代償に物品を購入すれば、代わりに値段分だけ給料が減る。
当然ながら、来月の給料を代償にした場合、購入できるのは金で買えるものだけである。
他人の金を勝手に使うなどの行為は不可能だが、契約書を書いて同意を交わすことで、この制約をクリアすることも可能である。
この刑務作業という状況下において、確実に代償にできるものの一つに刑期がある。
刑期を代償に物資を購入した場合、首輪に刻まれた数値が増えていくが、合計で100を超えることはない=68P分しか購入できない。
また、『物資を先に購入した結果として、刻まれている数値が増えている』ため、たとえ100になってしまっても彼を殺して得られるポイントは32Pである。
【詳細】
超格差社会における持たざる者として生まれた彼は人一倍金銭への執着が強く、学生時代から友人相手に小さな商売をしながら己の才覚を磨いてきた。
軍資金集めとして世界的な大企業に就職し、やがては独立するつもりだったが、
遵法意識がいくぶん弱かった彼は、職場で得た機密情報を元に多額の証券を購入してしまったことで捕縛され、一歩目からつまずいてしまう。
受刑者として服役し刑務作業にいそしんでいたが、刑務所は外とは違う独自のルールが支配する場であると認識。
ならばこの刑務所を自分の城としてしまおうと独自の経済システムを築き上げ、裏から監獄を支配するようになった。
独立とは多少違ったものの、彼自身の城を一つ作り上げたことで自尊心も満たされていたが、『開闢の日』が訪れたことで世界の常識が一変。
流通経路がずたずたに破壊され、超人化によって貨幣の価値も乱高下したことで彼の経済圏は縮小、
最後は超力を持った服役囚による反乱が起こって国軍の介入を招き、彼もまた刑務所内での所業が問題視されてさらなる罪を背負うことになった。
刑務所を金とモノで裏から支配していた彼は、秩序を犯した者として、より強力な秩序であるアビスに収監されることが決定した。
最終更新:2025年01月31日 23:37