【名前】ユリアン・シンクレア
【性別】男
【年齢】43
【罪状】人類反逆罪、人道に対する罪、公衆衛生に対する犯罪、大量破壊兵器の使用未遂、世界安全保障を脅かす行為
【刑期】死刑
【服役】13年
【外見】充血した目の不健康そうな男。実際に病を患わっており、土色の肌をしている。
【性格】表面上の性格は理知的で穏やか。人類の代表を気取るきらいがあり、人類の業について聞くと嬉しそうに語り出す。
【超力】
『終末の日のための貯蔵庫(ドゥームズデイ・ヴォールト)』
50立方センチメートル程度の保管庫を異空間に作る。また、そこにアクセスするための出入り口を作り、物を出し入れできる。
内部では時が止まっており、入れたものを当時の状態のまま取り出せる。

保管庫も出入り口も一度作れば誰でも使えるが、ロックをかけると解除するまで使えなくなり、感知もできなくなる。
ロックをかけた保管庫は存在が非常に強固であり、アビスで囚人が着ける枷では保管庫へのアクセスは封じられても保管庫そのものの消去はできない。
ただし何らかの方法で彼の超力を完全に無効化し、保管庫ごと消失させてしまえば、行き場を失った保管物が彼の周辺に撒き散らされてしまう。
もっとも保管庫の容量は一つにつき500gが限界で、保管庫自体も作成できる数には限りがあるため、大量の物品が溢れるという事態にはならないだろう。

【詳細】
『開闢の日』 を主導したGPAの内部には、人類ではなく細菌こそが世界の支配者になるべきだと考える一派があった。
人間の意思も超力の主導権もすべて細菌に委ね、人間は肉体のみを提供すべきだという過激な思想とそれを為せるだけの知が危険視され、
構成員のほとんどはGPAと提携した特務戦力によってこの世から排除された。
ところが、彼は幸か不幸かその日伝染病にかかって隔離されていたため難を逃れてしまう。
まさに細菌によって命を救われたに等しいその出来事は、彼を狂信者と変えるには十分な出来事だった。

『開闢の日』 から7年後。
世界をもう一度裏返すための第一歩として、感染力こそ大きな課題があるものの、超力の主導権を人間から取り戻せる新世代の細菌を生み出した。
そんな新世代の細菌を大都市でバラ撒こうとした矢先に、彼は秩序の守護者たちによって昏倒させられ、捕縛された。
そんな隠れ家には、うら若い少女の偶像が奉られていたという。

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最終更新:2025年02月01日 22:49