【名前】涼木 匠見(すずき たくみ)
【性別】男
【年齢】59
【職業】教師・研究員
【外見】少し影があるが、にこにこと笑顔を絶やさない白衣のおじさん。少々白髪が混じりかけている。
【性格】熱血教師とは程遠いが、生徒一人一人に根気強く向き合ってくれる。
【異能】
『明日へつながる未来』
絶望的な状況に陥ったとき、集中力が格段に上がる。
【詳細】
山折村高校の教師。生物・地学担当。
山折村高校の教育のレベルを上げて進学校として大成させ、
文科省から県内二番目のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の内定を受けることで、未来有望な若者たちを呼び込む計画。
そのために、『未来人類発展研究所』から教師として招いた優秀な研究者の一人である。
遺伝などの難関分野を分かりやすく説明してくれるため、生徒からの人気が高い。
一方で、特に優秀な生徒に目星をつけ、
研究所への斡旋をおこなう役割も負っていた。
人と深く関わることを煩わしがっていた彼は、なぜ自分がこのような立場に、と内心不満を抱いていた。いたはずだった。
いつの間にか、彼は教師の職を好きになっていた。
未来有望な若者たちに己が蓄えた知を授け、それを受けた彼らが日本中、世界中へと羽ばたいていき花開いていく……。
教師の姿はかりそめの姿に過ぎないはずだった。
彼はいつの日か、教師を誇りに思うようになっていた。
末端研究員ならばともかく、それなりの実績を積んできた彼を、『未来人類発展研究所』は野放しにはしない。
けれども、せめて教鞭をとっている間だけは、生徒たちを裏切るまいと彼は誓った。
ウイルスの蔓延する村の中、生徒たちの未来を絶やさないように、何かできることはないかと奔走する。
最終更新:2022年12月15日 23:17