【名前】上梨 正恒 (かみなし まさつね)
【性別】男
【年齢】58
【職業】村役場職員 地域振興課課長
【外見】幸薄そうな白髪のおじさん。頭頂部はつるりと光る。汗っかき。

【性格】
気が弱く、相手の気迫に弱い。なにかあればすぐにすみませんと頭を下げる。
ただし仕事に関していえば、謝りながらも簡単には折れない。プライベートだとすぐ折れる。

【異能】
『潤滑油』
人間三人分程度のごく狭い範囲の地面の摩擦をゼロにする。

【詳細】
山折町役場の地域振興課課長。
地域振興課は村長の肝いりで近年新設された課であり、非常に多忙。
村役場の一般職員としては課長が最上位の地位ということもあり、権力は非常に強い。

しかしそこはただの雇われお役人。
役職に付く権力こそ強大であれども、実質は村長や村議会の手足でしかない。
甘い汁を吸うどころか、苦い虫を?筋み潰し、煮えた湯を飲んで胃に流し込むような毎日。
そもそも本人の性格からして権力を振りかざして保守派を抑え込むようなことはできるはずがなく、
軋轢の絶えない村の派閥の仲裁や、外から次々に流入する一癖も二癖もある人間たちへの対応を一手に引き受けるハメになり、
その凄まじいストレスで髪の毛はみるみる散っていった。
その名前からあだ名は『ハゲ』であったが、本当にハゲてしまってひそかに咽び泣く有様。

なんだかんだで血を見る騒動にまで至らないのは彼の尽力のおかげなのだが、彼自身はしょっちゅう血尿を拝むハメになっている。
親友は胃薬。なにかと融通してくれる楯山総務課長には頭が上がらない。

私は人間関係の潤滑油になりたいです、などとアピールしていた過去の自分を殴り飛ばしたくなる思いを抱えながら、個性的な村人たちとの調整をおこなう。
今日も日が変わるまで残業かとどんよりしていたところへ空前絶後の大地震が起こり、完全にキャパシティを超えてしまった。
しかも謎の研究所を村に引き入れていたともなれば、もはやクリティカルな責任問題である。
仮に生き残ったとしても絶望しかない。脳みそは爆発寸前である。

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最終更新:2022年12月16日 23:22