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第01回トーナメント:予選④




No.4107
【スタンド名】
スター・キャスケット
【本体】
少女

【能力】
ジェット噴射が可能な箒


No.2595
【スタンド名】
ヒューマン・ネイチャー
【本体】
リンザ

【能力】
体表で「自然現象」が発生している




スター・キャスケット vs ヒューマン・ネイチャー

【STAGE:密林】◆v2y1baZ0o6





少「相手が近距離型のスタンド使いなら、勝ったようなものね」

結局、訳が分からないままに密林まで連れてこられたわけだけど
優勝したら何か貰えるのかしら。


女「・・・」

自分で言うのもなんだけど。無口キャラ=神秘的、みたいな公式は納得できないわ
…まぁでもコミュ障扱いされるよりはマシか。


相手の子はやっぱり、ヒットアンドアウェイ戦法で来るのかしら。
箒に乗ってるのに魔力どころかエンジンも無しにジェット噴射しちゃうスタンド……

羨ましいわ、っていうか若さが憎いわ。
私のスタンドは結局、「自然現象」以上のことが出来ない。超常的な精神が妬ましいわ

っていうか、インファイトのスタンドじゃ、アウトボクシングみたいな相手は不利なのよね。
はぁ、装備型みたいなちょっとニッチ層にウケの良さ気なところも嫉ましく思えてきたわ。


アレかしら、不利な場面だからこそ逆転フラグが立ってる?みたいな?
…だからそういう「非日常的な」考えのできる若さが僻ましいと言うのに……

あぁ、恨めしいわ、怨めしい…。

少女飛行中


少「ん! あの人かな?」

て、まぁこんな鬱蒼とした森の中に(私服で)立ちすくんでる女性がもしただの一般客だったら
それはもうむしろソイツが悪いよね。

いわゆる、ミニスカ穿いておいてパンチラを期待する男性のまなざしに嫌悪する独身女性に対する怒りのような。

少「さぁて、どうしようかなぁ、不意打ち出来るようなステージじゃないし……」

前から気になってたんだけど、この箒はなんでエンジンも積んでないのにいっちょまえに
「ゴォォォォォ」みたいな轟音をかきならして飛行するのかしら。

別に魔法少女趣味だったわけでもないから、静かに飛ぶことに理想を描いてたつもりもないんだけども・・・。


少「そうだ!カウンター戦法で行こう。」

壁を背にして全開でジェットを放てば精密性の低さも、効果範囲でカバーできるはずよね


女「!」

少「どうもこんにちわ」

女「(なんか普通に現れた件、勝者の余裕なのかしら?)」

少「(なんで無言なのかしら、神秘系キャラで売ってるのかしら。pgr)」

女「ア…アノ…ド・・・ドモッス」(ボソ

少「(んー、奇策に拘ろうと思ってたんだけどなぁ・・・コミュニケーションが取れないぞ・・・。)」

女「(あれ…?あの子、木に寄りかかってる…?)」

少「・・・」

女「イ・・・いー天気デス・・・ッスね!」

少「えっ?!あ、は、はあ。そうですね。(しまった声が小さ過ぎて聞き取れて無かったのね!)」

女「(なによこいつ、コミュ障かよ?キャッチボールできないじゃないの)」

少「あ!あのー、私ぃ、あんまりこのトーナメント?の勝利に興味が無くってですね」

女「は、はぁ……(つまりどういうことだってばよ)」

少「まぁささっと決着して家に帰りたいなーって思ってるんですよね。」

女「ナ、ナルホドナァ・・」

少「そういうわけなんで、軽く一発攻撃していただいて、私が負けを宣言するっていう段取りをですねぇ……」

女「把握した」

少「ありがとうございます。(チョロすぎワロタwww)」

女「『ヒューマン・ネイチャー』!」

少「(よし、ジェット噴射のチャージも満タン。完璧だわ!)」


...ザッ...ザッ...

少「(典型的な近距離型スタンドなら、射程は2メートルだから。・・あと2歩程進んで来たら撃つか。)」


女「…ところであなた」(ピタ

少「?! な、なんですか?(勘付かれたか・・?)」

女「「右手が左手を通過する確率」とか、知ってる?」

少「どういうことでしょうか・・・」

女「……ただの世間話よ」(ジャリ

少「(あと一歩……)・・・」


女「自然科学における粒子配列―――」(ジャリ

少「(入った!) 『スター・キャスケット』ッ!!」



ドガァッ!



少「ゲホッ!ゲホッ!はは!やった!勝ったわ!こういう時何て言うのかしら!」


女「『第三部完』でしょ。ふーん、やっぱり企みアリだったってワケね」


少「そう!第三部かn・・・えっ?!」

女「人の話は最後まで聞くって、学校で習わなかったのかしら・・・ケホッ」

少「そ、そんな!なんで傷一つ・・・!」

女「あなた、最近のジャンプは読まないの?」

少「どういうこと・・?!」

女「ワンピ○スでは、ロギア系は一般人に対して無敵なのよ。」ドン!


少「(意味が分からねぇ!!)」


女「私のスタンドが取り扱うのは「自然現象」、一つずつだけどね。」

少「たかだか半径2m程度の小規模で、どんな災害を起こせば私の『スター・キャスケット』のジェットを止められるのよ!」

女「災害じゃないわ、極めて日常的で、「自然」な「現象」よ。」

少「え…?」

女「物体同士が同じ座標に同じ時間帯で存在した時に、「接触が起こらない」。『そういう現象』を、『引き起こした』、極々自然的にね。」

少「そんな天文学的なことを!どれだけの間非日常な中で過ごせば……!」

女「…ところであなた、「神隠し」って、知ってる?」

少「あれは・・人為的な、誘拐事件・・・」

女「『いいえ』、極めて日常的な。「怪奇現象」よ。」

少「?!」

女「別に原因がどーだとか、科学的論拠だとか、そういうことは必要ないのよ。実際ね」

少「そんなことできるわけが・・!」

女「試してみましょうか…… di molto nature に、ね。」



少「…………参りました...」



女「フフ、これで「段取り」通りね。」

★★★ 勝者 ★★★

No.2595
【スタンド名】
ヒューマン・ネイチャー
【本体】
リンザ

【能力】
体表で「自然現象」が発生している








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最終更新:2022年04月18日 22:30