大阪芸術大学(大阪芸大)の評判データベース
最終更新:
osakaunivofarts
-
view
大阪芸術大学(おおさかげいじゅつだいがく、英語: Osaka University of Arts)は、大阪府南河内郡河南町東山469に本部を置く日本の私立大学。1945年創立、1957年大学設置。略称は大芸、大阪芸大。日本で唯一の全米美術大学協会(AICAD)の海外加盟大学であり、日本における総合芸術大学としては最大規模を誇る。偏差値教育からは生まれないユニークな人材を数多く輩出しており、就職率は90%を超えるなど実業界からの評判も高い。
大学概要
戦前に設立された平野英語塾を前身に浪速短期大学(現:大阪芸術大学短期大学部)として再編、1964年(昭和39年)に浪速芸術大学として設置される。設置者は学校法人塚本学院。2学部(芸術学部、通信教育学部)、3分野(造形、音楽、メディア芸術)15学科(アートサイエンス学科、美術学科、デザイン学科、工芸学科、写真学科、建築学科、映像学科、キャラクター造形学科、文芸学科、放送学科、芸術系各学科、舞台芸術学科、音楽学科、演奏学科 クラシック/ポピュラー音楽、初等芸術教育学科)を有しており、全54専攻に分かれる。
現役学生からの評判(演奏学科)
演奏学科の1年次は音楽を様々な分野で基礎から学習します。演奏技術はもちろん、音楽理論や歴史なども学びます。ピアノ、声楽、邦楽、副科管弦打など、実技面も充実しています。一流のプロの音楽家である教授からマンツーマンで実技のレッスンを受けることができるので、アーチスト志望の方にはまたとない環境だと思います。先生とは一緒に作品を作り上げていけるので、悩んだ時に相談に乗ってもらいやすく、的確なアドバイスをいただけます。先生方の指導は丁寧で、上下関係も厳しくありません。授業中にたまに話してくれる業界の裏話やミュージシャンならではのエピソードがタメになります。副科として専攻以外の楽器のレッスンを受けることもできます。ポピュラーアンサンブルという授業では、実際にバンドを組んで演奏を練習します。同年代の人たちの技術は高いので、高校までとは段違いのハイレベルな演奏を目指せると思います。皆意識が高く、モチベーションを維持したまま学校生活を送れます。入学式や御堂筋パレードなど人前で演奏する機会が多く、とても良い刺激になります。シンフォニーホールやフェスティバルホールといったプロでも一流どころが使う会場で演奏ができるのはとても良い経験になります。
現役学生からの評判(アートサイエンス学科)
アートサイエンス学科は大阪芸大の学科の中で最も新しい領域。だから学ぶことも他の学科にはないエンタメ芸術、プロジェクションマッピングといったもので、授業は主にパソコンを使います。校舎はプリツカー賞受賞建築家・妹島和世先生が設計した画期的な建築物。そのような環境で動画制作・編集、VRコンテンツ制作、電子工作、プログラミング、デッサンや立体物製作、3DCG、WEBサイト制作などを勉強します。これらは一つひとつを追求すればそれぞれに4年を要するくらい深いので、在学中に学ぶのは入口にあたるところのみ。それ以上を極めようと思う学生は自分から先生方に食らいついていくくらいの気概が求められます。学科にはレーザーカッターと3Dプリンターがあり、申請すれば自由に使えます。また、パソコンやモニターなども制作のためであれば学科から借りることができるので経験しておくといいでしょう。アートサイエンス学科ではグループワークがあるのと、たまに学年の壁を超えて先輩が「一緒にやろう」と声をかけてくれることがあるので、そういう場合はとりあえず乗ったほうがいいです。絵やデザインと違ってこの学科の作品は一人で作れないものが多いので、コミュニケーションが取れないとしんどいですよ。
現役学生からの評判(デザイン学科)
自分はデザインを勉強したかったし、将来Webデザイナーとしてデザイン事務所に就職したかったので入学した。これは大阪芸大に限った話ではないと思うが、やる気のある学生には大学も先生もいくらでも応えてくれるものの、高校までの受け身の勉強の仕方から脱皮できない学生は置いて行かれるか、面白みを見つけられない可能性もあると思う。教員が現役のプロアーティストであり、いわば弟子入りするような感覚なので、師事した先生の色に染まってしまうところはあると思う。デザインはクライアントがあって、仕事を発注されて初めて成り立つという点で、ファインアートのような自己表現とは根本的に異なる。仕事を取るためには営業をしなければならないし、他の人とうまく協力しあうコミュ力も必要になるが、大学である程度それを身に付けられたのは良かった。大阪芸大を受験すると言った時、芸大で4年遊ぶくらいなら専門学校の方がいいという無責任な大人もいたが、大学を就職の予備校と考えている人はそれでいいだろう。私も「就職のため」という目的はあったが、4年間様々な芸術領域の友人や先生方と交流できたことは専門学校では実現しなかった財産だと思っている。
現役学生からの評判(初等芸術教育学科)
大阪芸術大学の初等芸術教育学科は、保育士資格、幼稚園教諭、小学校教諭の中から自分の取りたい資格を選んで授業を受けます。この学科だけはアーティストではなく教員を目指す人が学ぶるので、15学科の中では少々異色かもしれません。美術系にいるような変わった髪型やファッションの人はおらず、むしろ地味めな人が多い印象です。
講義は座学もありますが体験型のものが多く、実際にペープサート(幼児向けの紙人形劇)を作ったり、絵本を読み聞かせたりして楽しく学ぶことが出来ます。知識を詰め込むよりも感じて理解させるようなアプローチをまず自分たちが受けるのは意味があると思います。
芸大ならでは特長としては、演奏学科の先生がピアノを教えてくれたり、舞台芸術学科の先生がダンスを教えてくれたり、他の大学だったらオマケの扱いをされそうな科目も、一つ一つに専門家の先生がレベルの高い指導をしてくださることです。他の学科の授業も受けることが出来るので、高校で美術や音楽が好きだった人にはとても楽しい環境ではないでしょうか。
講義は座学もありますが体験型のものが多く、実際にペープサート(幼児向けの紙人形劇)を作ったり、絵本を読み聞かせたりして楽しく学ぶことが出来ます。知識を詰め込むよりも感じて理解させるようなアプローチをまず自分たちが受けるのは意味があると思います。
芸大ならでは特長としては、演奏学科の先生がピアノを教えてくれたり、舞台芸術学科の先生がダンスを教えてくれたり、他の大学だったらオマケの扱いをされそうな科目も、一つ一つに専門家の先生がレベルの高い指導をしてくださることです。他の学科の授業も受けることが出来るので、高校で美術や音楽が好きだった人にはとても楽しい環境ではないでしょうか。
現役学生からの評判(舞台芸術学科)
俳優志望ではなく舞台美術や戯曲に興味があり、それらについて学べる大学として大阪芸術大学を選びました。1年次は自分の興味とは関係なく広く演劇について学び、2年次からは戯曲、演出、舞台監督など自分の興味がある授業が取れるようになります。3年次にはさらに専門科目を掘り下げ、4年次の授業はほぼ卒業公演のみ。卒業公演の演出や卒業公演には出ずに戯曲の創作、論文でも卒業認定を貰うことが出来ます。総合的に演劇(演技、演出、戯曲の読み解き、戯曲の書き方、狂言など)、音楽(他学科の授業ですが、舞台芸術学科の人は声楽も取れます)、ダンス(バレエ、日本舞踊、ジャズダンス)などが学べます。劇作家や演出家志望でも必修でダンスや歌があります。俳優を目指す人は演技のみかと思ったら、理論を吸収する力が問われ、レポート課題も結構あります。偏差値的な頭の良さではなく、作家の意図や求められるイメージを理解できるインテリジェンスが必須です。
卒業生からの評判
卒業生は必ずしもクリエイターになっているとは限らないが、その多くは大阪芸大で学んだ芸術教育が役に立っていると言う。たとえば、どのような職業であれ「表現」は必要であり、それは絵、デザイン、言葉、動作等を通じて行われるものであるが、いずれの学科においても学ぶものであり、それを4年間追及したことで、仕事において優れた得ることができたというものだ。
また、芸術大学は専門学校とよく比較されるが、大阪芸大は15の学科を持つ総合芸術大学である。この学問分野の幅広さは専門学校の比ではない。映像学科の学生が自主映画を撮影する場合、舞台芸術学科の学生に俳優としての出演を依頼したり、放送学科の学生にナレーターを依頼したり、音楽学科の学生に音楽の制作を依頼するといったことがある。このようなジャンルを越えた共同作業に学生時代から親しんでいることも社会で役立っていると語る卒業生もいる。もっと直接的なことで言えば、放送業界、エンタテインメント業界に進めば必ず大阪芸大の卒業生が一人はいる。大阪芸大の学生は優秀であるという評判が、新たにその道を開いているとも言える。
また、芸術大学は専門学校とよく比較されるが、大阪芸大は15の学科を持つ総合芸術大学である。この学問分野の幅広さは専門学校の比ではない。映像学科の学生が自主映画を撮影する場合、舞台芸術学科の学生に俳優としての出演を依頼したり、放送学科の学生にナレーターを依頼したり、音楽学科の学生に音楽の制作を依頼するといったことがある。このようなジャンルを越えた共同作業に学生時代から親しんでいることも社会で役立っていると語る卒業生もいる。もっと直接的なことで言えば、放送業界、エンタテインメント業界に進めば必ず大阪芸大の卒業生が一人はいる。大阪芸大の学生は優秀であるという評判が、新たにその道を開いているとも言える。
父兄からの評判
芸術系の職業から縁遠い家庭においては、大阪芸術大学は簡単には理解しにくい大学かもしれない。特にアニメやゲーム等について学ぶとはどういったことか、趣味と学問や研究の違いに戸惑う人もいる。しかし、オープンキャンパスで学内を実際に歩き、先輩学生や教員と話すことで、大方の父兄は安心するようだ。SNSの口コミを見ても「息子が大きく成長した」「関心の薄い学問に4年間を費やするよりも、好きなこと、やりたいことに4年間没頭することの大切さを実感した」といった父兄の声がある。また、「芸大を出ても美術教師くらいしか就職の口がない」などという声もあるが、現実には就職率は高く、芸術系の職種ばかりでなく一般の企業に就職している卒業生も多いことも安心材料になっているようだ。
地域からの評判
大阪芸術大学に進学後、下宿する学生が住まうのは「芸村」と言われるキャンパス付近のエリアか、近鉄喜志駅に近いエリアの2つに分かれると言われる。地域からは、やはり学生の下宿に共通する評判として生活マナー面での苦言もありながら、根は素直で真面目な子が多いといった声が多い。「絵を描く」「楽器を演奏する」「声を出す」といった周囲に迷惑をかけがちな活動をしている自覚があるため、一般の大学生以上に近隣の人々には礼儀正しく接しているという評判もある。
オープンキャンパスでの評判
年間3回程度開催されるオープンキャンパスは、大阪芸術大学への進学を真剣に検討している受験生およびその父兄が直接学内を訪れて施設を見学し、教員や学生と触れ合う貴重な機会である。口コミ掲示板などを見ると概ね大学に対する印象は好意的なものが多く、「在学生が親切に案内してくれた」「本格的な施設に圧倒された」「模擬授業に参加して大学の授業のイメージが持てた」と言った声が上がっている。父兄自身が大阪芸大の卒業生という場合もあり、久々に訪れた母校の変貌ぶりに驚く声も多い。
環境についての評判
大阪芸術大学について二言目には言われるのが「周囲に何もない」。南河内郡という大阪でも「田舎」に位置しているため様々な面で不便を強いられることは間違いない。しかし、逆に言えば4年間脇目もふらずに「芸術漬け」の時間を過ごすことも可能。前向きにとらえれば最高の環境と見ることもできる。
「お城」の校舎や妹島和世設計の近未来的な校舎がセンセーショナルにとらえられてしまった感はあるが、建築デザインだけでなく授業で使う施設や設備は芸術系大学の中でも群を抜いて充実している。例えば芸術劇場は普通に都心にある劇場と変わらないレベルのもので、ここは演劇やダンス、楽器演奏等のパフォーマンスアート系の学生たちの発表の場であるとともに、照明や舞台美術を学ぶ学生たちにとっては実習の場となる。「模擬施設」などではない「本物」での経験は卒業後にその道に進む学生とって大きな財産となるだろう。発表の場は芸術劇場以外にもいくつかの小型のホールがあり、勿論普段の練習場所も確保されている。映像学科には映画館が用意されているほか、撮影スタジオもある。音楽学科には最新機材を揃えたレコーディング施設があり、実験的な施設としては新しい映像や音楽の体験ができる実験ドームもある。いずれにおいても大阪芸術大学は「本物」を志向しており、学生たちに最高の環境を提供することに躊躇がないという印象を与えている。
「お城」の校舎や妹島和世設計の近未来的な校舎がセンセーショナルにとらえられてしまった感はあるが、建築デザインだけでなく授業で使う施設や設備は芸術系大学の中でも群を抜いて充実している。例えば芸術劇場は普通に都心にある劇場と変わらないレベルのもので、ここは演劇やダンス、楽器演奏等のパフォーマンスアート系の学生たちの発表の場であるとともに、照明や舞台美術を学ぶ学生たちにとっては実習の場となる。「模擬施設」などではない「本物」での経験は卒業後にその道に進む学生とって大きな財産となるだろう。発表の場は芸術劇場以外にもいくつかの小型のホールがあり、勿論普段の練習場所も確保されている。映像学科には映画館が用意されているほか、撮影スタジオもある。音楽学科には最新機材を揃えたレコーディング施設があり、実験的な施設としては新しい映像や音楽の体験ができる実験ドームもある。いずれにおいても大阪芸術大学は「本物」を志向しており、学生たちに最高の環境を提供することに躊躇がないという印象を与えている。
企業からの評判(1)
映像制作やデザイン、放送関連の学科を専攻した者は、学内でプロの現場と変わらない設備環境のもとで実習を重ねているので、就職して数年勤務した者と変わらない知識やスキルを持っており、まさに即戦力である。また、これらの現場で必要なものは、機材に対しての理解以上に一緒に働く者とのチームワークやコミュニケーションであるが、この点も大阪芸大出身者は優れていると就職先の企業からの評判は非常に高い。第一線で活躍している現役のクリエイターが指導していることや産学共同の取り組みが多いことも学生の「即戦力化」には役立っていると思われる。
企業からの評判(2)
当社のデザイン部門に大阪芸大卒業生が何名かおられますが、皆配属されたその日から一人前の仕事をしており、即戦力となってくれています。他の新卒学生は会社に就職するための勉強してやってくるのに対し、大阪芸大の卒業生は就職後に活躍できるスキルを身に付けて入社しているという印象の違いを感じます。聞くと、大学内に産学提携のプロジェクトが多く、在学中に企業人とともに仕事をした経験があるそうです。アルバイトのような雑用ではなく、結果に責任をもった一人前のデザイナーとして仕事をした経験が本人の中で自信になっているのではないでしょうか。
企業からの評判(3)
当社はテレビ番組の制作会社ですが、大阪芸大出身者は何名か現場で働いてくれています。大学時代にかなり実践的な映像制作を学んでいるのでまさに即戦力です。仕事への取組みも熱心で、全般的な印象としてものづくりが好きというマインドを持っていて、こだわりを持っている人が多いと感じています。「こだわり」は番組制作においてはとても大切で、技術者がこだわりを持たなければ良いものづくりはできません。時には上司とケンカするくらいの強いこだわりを持つ人材がこれからも当社に来てくれることを期待します。
企業からの評判(4)
当社は日用雑貨を製造販売している小さな会社ですが、営業部に大阪芸術大学の卒業生がいます。中途採用で彼を面接したとき「芸術計画学科」という専攻を見て何を勉強したのか聞くと「イベントのプロデュース」と言うじゃないですか。当社はイベントはないよと言ったら、営業として頑張りたいと言うので採用しました。営業ですから商品を売るのが仕事なんですが、商品の良いところを見つけてアピールするのが上手なんです。それとやはり写真を撮ったりするのも上手で、自分で勝手にSNSのアカウントを作って商品を紹介したり。こちらはハラハラしながら見ていたのですが、そこから新しいお客さんとのつながりができたり、今までの私たちでは絶対できないことをやってくれているので嬉しいです。せっかくなので来年は展示会の企画をやらせてみようかと考えています。