馬車を思わせる意匠の人型
スタンド。
『完全に無能であり続ける』為に――――自分の存在を『無かった事』にする能力。
14歳でスタンドに発現した時点より『有能にはなれない』。
幾らやっても、体力トレーニングなどの鍛錬や努力が『無かった事』になる。
スタンドも成長しないし、能力が改変・消滅もしない(改変・消滅すればその分『無能さ』がなくなり有能になるから)。
そして、自分以外のあらゆる物体・法則・装置・人間の『役に立たない』。
何かの為の起動理由にならず、誰かの勝手に盾にされず、誰かの意思で何かを傷付ける道具ともならない。
本体の『未来』・『現在』・『過去』を『無かった事』にして、それを防ぐ。
①本体の『未来の否定』――――本体がそのままならやってしまう事を『無かった事』にする。
②本体の『現在の否定』――――本体がいる事を『無かった事』にする。
③本体の『過去の否定』――――本体がやった事を『無かった事』にする。
『無能』は死んでも『無能』であり続ける。
ただし、本体がいてもいなくてもどの道結果に変わりない事は『無かった事』には出来ないし、
直接的に『役に立たない』のなら、本体の行動や他人の感情や意思を『無かった事』には出来ない。
尚、デフォルトでは『過去の否定』となっており、これは本体の状態に関わらず常に維持される。
仮に『未来の否定』や『現在の否定』で対応しきれない場合、即座に『過去の否定』に切り替えられ『無効化』する。
『スリーピー・ホロウ』 Sleepy Hollow
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:A 成長性:なし
①『未来の否定』は本体自身に起こり、これからやろうとする事をスタンドのスペックで未然に防ぐ。
例えば……引き金を引いたら弾丸が飛び出る仕組みの銃の引き金を、引けないように自分自身の身体を押し留める事である。
②『現在の否定』も本体自身に起こり、その場から瞬間的に逃亡する。
例えば……本体が銃の引き金を引こうとしたら、銃の引き金に指が掛らない位置に瞬間移動するという事である。
③『過去の否定』は本体及び本体以外に起こり、それまでやった事をやっているにも関わらず、『やって無かった事』にする。
これは、この世のあらゆる法則の上位として発現。原理的・物理的にありえない
出来事が起こる。
例えば……本体が引き金を引いたにも関わらず、銃には何の問題も無いのに銃弾が出なかったり、
或いは、引き金に与えた衝撃が『無かった事』になったり、本体の指が引き金をすり抜けたりする。
ヴィジョン
骨は釘、腕関節はボルト、目玉は2つの+と-のネジのようなもので構成され、胴体は馬車を思わせる。
下半身は鉄で出来た馬のようで、各関節部には車輪、足底部には蹄鉄が存在。
例
- 誰かが繰り出したの拳の延長上に物体があり、本体にぶつかれば軌道がそれたりエネルギーが減ったりする場合は、
『後の物体の盾になる』として、『無かった事』に出来る。
- 本体が何かを破壊する行為が、スタンド能力の発現理由になってしまうのなら、
『その能力の発現理由になる』として、『無かった事』に出来る。
- 本体がトラックに跳ねられたり、或いは熱せられたりして……その結果何かにぶつかってそれを傷付けてしまう場合は、
『傷付けるための道具となる』として、『無かった事』に出来る。
- 何の装置や能力の発動理由にならないなら、本体が『何かを破壊する事』も可能であり、
他者の都合ではなく、本体がやりたくてやったのならば、『盾になる事』も可能である。
ただし、それにより何らかの効果が発動する場合は『無かった事』にできる。
『未来の否定』なら途中で行為を停止するし、
『過去の否定』なら「破壊している/盾になっている」のに何故か能力が発動しない、となる
- 他者の知覚・感情や精神へ与える影響やそれに関わる事は『無かった事』に出来ない。
(光や音や相手の感情は消せない)
ただし、他人の感情に連動して発動する爆弾や、レーザー光線や、本体が盾となりカメラに何か映らない事、
感情によって何か能力が発動する事なら、『無かった事』に出来る。
※スタンドに対して能力の発現状況と結果(本体・スタンド・所持品が対象になるとして)
→『過去の否定』ならば本体の行動で能力は発現せず、『現在の否定』『未来の否定』ならば接触を避ける。
→『過去の否定』なら外見変化はせず機能は付加されない、『未来の否定』ならば外見が変化しても機能が他者に影響を及ぼすことを避ける。
→『過去の否定』ならば他者に影響を及ぼす機能が発現しない、『未来の否定』ならば機能が他者に影響を及ぼすことを避ける。
→劣化や低下こそすれ、上昇はしない。上昇に何らかの条件がある場合、『未来の否定』によりその条件を避ける。
また、劣化や低下によっても何らかの能力のキーとなる場合は、起こりえない。
→回復によって何らかの能力が発現する要因となる場合は不可。
→そのことによりなんらかの能力が発現しない場合、普通に殴り飛ばされる。ダメージはある。
→『過去の否定』ならば衝突によって他者への衝撃・ダメージはなく、『未来の否定』ならば避ける。
『機械・装置のスイッチ』
機械:何かしらの電気的な回路を有し動作を行うもの
装置:本体の動作から複数の道具が稼動する行程が存在し、本体が掛けた力以上の結果を起こすもの
バネや歯車、滑車や燃料などはそれ単体では十分に使用可能だが、組み合わされ装置の構成要素となった場合、使用不能。
- 滑車を使った井戸水の汲み上げ→『滑車一つの稼動なので』可能
- 蛇口を捻って水を出す→『蛇口の部分までは既に水が来ており、かけた力分だけ栓を開いている』ので可能
- マッチで点火→『摩擦熱分の力はかけている』為、可
- コンセントにコードを刺す→単純に通電はする。が、機械は起動しない
- 蝋燭に火を灯す→点火するに足る火力をかけている(一行程)可能
- ダイナマイト→着火すれば爆発する
- 黒板消しトラップ→引っかかる
- 投擲→可能。
- 矢→可能
- ドリンクバーのボタンを押してジュースを出す→不可能
- 紐を引っ張って電灯を付ける→不可能
- スイッチを押して電気を付ける→不可能
- 電子ライターの使用→不可能
- 手榴弾→ピンを抜いても何も起こらない
- 地雷→爆発しない
- 拳銃→撃てない
『能力のキー』
スタンドやその能力の発現に『何かしらの状況の条件』が存在し、対象がそれに該当した場合能力が発現されるもの、
その『条件』に本体の存在や行動が抵触し、能力が発現される場合を「『能力のキー』となる」と呼ぶ。
例えば『ブン殴った物体を破壊する』など、こちらの状態や行動に関わらず発現するものの対象となることに関しては「『能力のキー』となる」とは言わない。
それについては『有用性』で無効化可能かそうでないかを判別する。
有り体に言うなら、状況や条件を絞った受身のトラップやカウンター的能力の発現原因にならない、というところ。
→接触弾なら起爆せず。スイッチ式は問題なく起爆
→本体が触れた場合、接触した対象に擬音の効果を発現させるという条件に合致する為、無効『可』
→本体が、「最後の一人が鉄塔から出た場合に鉄化させる」という能力の成立条件なりうるので、無効『可』。
→本体が、「対象が賭けに失敗した場合、対象から取り立てを行う」という発現条件になりうるので無効『可』。
→本体が「背中を見られた際にそれまでの本体を殺害し、背中を見た対象に取り付く」という発現条件になりうるので無効『可』。
→本体の存在に関わらず能力は発現する為、無効『不可』。
→本体の有無に関わらず空間を削り取ることは起きる為、無効『不可』。
→本体の行動に関わらず発現する為、無効『不可』。だが、別の物体と混じることはない。
『機能・性質・能力・形態の追加』
本体やこのスタンド以外に影響を与えるか否かによって無効『可能』か『不可能』かが区別される。
また、誰かが本体を直接的に使用して何かに物理的な影響を加える(有用性)というのもそれに含む。
ただし、技能の体得や能力の進化、機構・形態の変化などはその限りではなく、
他人に影響を与えるか否かに関わらず、14歳時点より増えることは有り得ない。
- 『キラー・クイーン』の爆弾に本体やその所持品がなる
→本体など触れた物体を吹き飛ばす為、無効『可』
- 『エコーズ Act.2』の擬音が本体にくっ付き、他人が接触
→本体などに触れた他人に影響を与える為、無効『可』
- フェルディナンド博士の『スケアリー・モンスターズ』
→傷付けた生物を恐竜に変える為、無効『可』
→14歳時点であんな技能を持ち得ない為、無効『可』
→14歳時点であんなスタンドを持っていない為、無効『可』
→14歳時点から体が変化するが、劣化である。そして本体を介在に他者へ伝わらない為、無効不可
→それ自体では本体以外に影響を与えない為、無効『不可』
『能力が介在しない状態での有用性』
例えば本体などが投げ飛ばされる、殴り飛ばされるなどをされた場合、『行為者の意思に関わらず』『正負に関わらず』他者へと影響を与えない。
あくまでもこれは『物理的』、『物質的な意味』で有用性を持たないものであって、精神的な意味ではその限りではない。
例えば『盾として使うこと』は不可能だが、『人質にとる』といった行動自体は可能(それを見た他者が『精神的に受ける影響』については有用性に含まない)。
また、本体やスタンドが他者へと影響を与えようとする行為についても同じくその限りではない。
『本体』や『スタンド』以外が、本体らを役に立てる(=他者への物理的な影響を与える)ことが出来ない、ということ。
※『無効』
『未来の否定』
物理法則を含める法則に反することとなっても、決して役に立たない。
例えば拳銃を発砲する際の火薬の燃焼やパソコンの操作なども、火薬が時化っているワケでもバグっているワケでもないのに起こりえない。
何かにぶつかっても衝撃は生まれない。
『過去の否定』
本体自身が、何らかの機動条件や発動条件などを『スタンドのスペックで稼動して』できる範囲で避ける。
例えば、拳銃の引き金を引くことを避ける、パソコンのボタンを押すことを避けるなどがそれにあたる。
これで対応できない場合、『過去の否定』となる。
『現在の否定』
何らかの本体を『無能』でなくする能力や本体及びその行動を発動のキーとする能力の射程範囲から、瞬間的に離脱する。
その際の移動は最小限の距離(射程距離25mの能力で30m移動は不可能)であり、その範囲(25mキッチリ)で任意。
また、移動によって本体の生命に影響が出る可能性がある(射程距離:地球)場合、強制的に『過去の否定』となる。
最終更新:2012年08月30日 05:39