人機剣(神機剣)とも。
剣から変化する機械巨人の総称。
巨人形態:全長20~50m程度
普段は人間用のサイズだが、持ち主の呼び声に応じて巨大化する。
呼び出されると巨大な剣の姿で上空に出現し、落下後巨人形態に変化する。
召還そのものが大きな切断力を持ち、ソーディオン最初の一太刀と言える。
大半のソーディオンは武器として剣を使用する。
◆封印解除
ソーディオンは通常その膨大な質量を封印しており、炉心に火が灯るとその質量を開放し、本来の巨大な姿となる。
これはソーディオンの製造段階において質量を押し込みながら鍛えられた為であり、炉心の稼動無しでは構成を維持できないのである。
非稼動状態になると元の大きさの剣に戻るが、巨大化した状態での形態変化は自由に行うことができる。
ティターンの門を起動させ、ソーディオンの封印解除シーケンスを行うこと。
発動の言霊が必要だが、その内容は自己暗示力があればどのようなものでも可能。
ティターンの門を停止させ、元の剣の状態に戻すこと。
この際搭乗していたソードランナーは機体外へ排出される。
魔力供給が完全に枯渇すると強制的にソードアウトする。
◆製造
本来は巨大な機械人形として製造されるソーディオンだが、その時点では動力どころか間接すら存在しない。
これを外部から圧縮し、中心となるガイアの宝石に質量を押し込めながら剣の形に鍛えることにより完成する。
その製造には想像を絶する手間がかかり、現在では大型機の製造は極めて難しいものとなっている。
◆大地の宝玉【ガイアの宝石】
ソーディオンの命とも言える魔力媒介鉱石。
魔術的な処置を施すことによって様々な効力を発揮する。
動力炉、魔導機関、ガイアレーザー発振器等に使用される。
◆動力炉【ティターンの門】
ガイアの宝石に、巨大機動兵器の質量を押し込め、魔力炉としたもの。
操縦者の闘志を魔力に変換・増幅し、組成金属であるアダマス鋼に供給する。
また、魔道機関に魔力を供給することで、特殊能力の発揮を可能とする。
個体ごとに異なる魔力気質を持ち、これが適合しないと起動することはできない。
炉心出力は単純に機体質量に寄り、巨大なソーディオンほど出力が高い。
◆魔閃光【ガイアレーザー】
ティターンの門から得られるエネルギーを光線として照射する、ソーディオンの基本兵装。
ガイアの宝石が発射口となる。
◆【アダマス鋼】
魔力により形質を変える特殊金属。
ソーディオンが巨大化や変形を行えるのはこの金属によるものである。
魔力の大きさや質により質量や強度が増す。
装甲表面に魔力流体装甲を展開することで巨大な質量が世界から受ける物理作用を受け流し、巨大人型構造物として成立している。
◆操縦
パイロットは展開したティターンの門の中にトラクタービーム、もしくは直接飛び込むことにより取り込まれ、空中に固定される。
仮想現実がコックピット内に投影され、パイロットの動きをトレースして稼動する。
感覚は機体のものが反映され、大きさや構造の違和感には補正がかけられている。
◆剣縦士【ソードランナー】
ソーディオンを巨人形態にすることができ、操縦者の資格を持つ者達。
巨人を解放する魔力と、剣に合った気質が必要。
また、ソーディオンは操縦者の動きをトレースする為、高い戦闘センスも要求される。
◆剣纏衣【クロスローブ】
ソーディオンに搭乗したソードランナーが自動的に纏うコネクトスーツ。
これによりソーディオンと感覚をリンクさせ、操縦性を最大限にまで高めることができる。
クロスローブのデザインはソードランナーに依り変化するが、基本的にソーディオンの機体構造に近いものとなる。
尚、着用しなくても操縦は可能。
クロスローブを着用することを【剣装(ソードクロス)】と呼ぶ。
◆修復
ソーディオンは基本的に自己修復力を持たず、非稼動時には剣の姿に戻るため、破損したり切れ味が悪くなった場合は刀鍛冶により物理的に修復を行う必要がある。
剣の具現であるソーディオンは、剣の性能がそのまま機体性能につながり、機体の損傷が剣の損傷となるのである。
◆召剣陣【ソードポジション】
ソーディオンをソードインさせる状況のこと。
ソードインはソーディオン最初の一太刀であり、戦闘行動へスムーズに移行する為の要である為とても重要な要素と言える。
「今日はソーポジ決まらなかったな・・・」と使用する
◆真打
一点ものとして製造されたソーディオン。
職人が己の人生をかけて作るホンモノである。
性能こそ高いものの極めて手間のかかる製造工程を必要とする為、現在では廃れつつある。
最高位のソーディオンである十二神剣や三貴太刀は全て真打に相当する。
尚、上記は全て真打に該当するもので、現代技術の色濃い【影打】においてはその限りではない。
◆影打
同じものが複数存在するソーディオン。
現代では専ら大量生産が可能となった量産型ソーディオンのことを指すが、本来は2~3機存在する程度のものも影打ちとされる。
真打と比較すると低コスト且つ短期間で製造可能だが、機体性能はかなり落ちる。
然し運用性においては圧倒的に優れており、癖も無く使い易いのが売りである。
組織的な運用には真打よりも影打が重宝されるのは必然と言える。
◆十二神剣
最高位のソーディオンの総称。
それぞれがオリンポス十二神の名を冠し、どれもが下位のソーディオンとは一線を画する性能を誇る。
炉心の個性が強く、操縦にも癖がある為誰しもが扱えるものではない。
また、それぞれが固有の魔導機関を有し、絶大な特殊能力を持つことを特徴としている(マルス以外)
十二神剣一覧()内は執筆担当(敬称略)
◆三貴太刀(ミハシラウズノタチ)
世界でも数えるほどしか存在しないという和刀のソーディオン。その中でも最高の切れ味を誇る機体郡。
十二神剣に迫るほどの性能と突出した能力を持つが、使う度に搭乗者に何らかの犠牲を負担する妖刀である。
三貴太刀一覧()内は執筆担当(敬称略)
◆英雄剣
近代的な技術で造られた真打のソーディオン
かつてのように職人によって造られるのは変わらないが、機械的要素を多く含んでおり、
魔術的要素、特に特殊能力の類はほぼ無いと言ってもよい。
認識としては強い影打に近い。
など
◆邪神剣
遥か昔、機械邪神をガイアの宝石に封じて造られたと謂われる邪悪なソーディオン。
どの機体も非人型をしており、人間では動かすことはできない。
極めて性能が高く、十二神剣すら上回る魔力出力を誇る。
- テュポーン(kei515ZX)
- 天津甕星(MKNK)
- アジダハーカ(草薙芳)
など
◆ワシのソーディオン
死亡フラ(ジュワッ
◆おれのエクスカリバー
紳士のみが持つと言われる宝刀。
感情の高まりにより真の姿を現す。
この剣を持つ者はソードマスターを自称し、ことあるごとにエクスカリバーを会話に盛り込んでくる。
勿論ソーディオンやソードランナーとは何も関係が無い。
最終更新:2011年08月08日 02:51