究極のトンボを目指して開発された
トンボシリーズ。
トンボシリーズの中では小型の部類に入り、カタログスペック上では
ヤンマフレームに劣る。
この機体は唯一対応した
元素炉を持たず、門だけが開いている。
この“門”から
無色の要素そのものを取り出し、
元素変換によってあらゆる元素を生成する。
全身に可変型
元素調律機構を内蔵しており、これをリアルタイムで操作することで元素調律を行い、ありとあらゆる元素応用兵装として使用できる。
複雑な元素調律を戦闘中に行うことは容易ではなく、リミッターを外したこの機体を扱うことのできる
トンボ乗りは限られている。
装甲はカモフラージュとしてトンボシリーズで唯一赤い塗装が施され、元素色に染まることが無い。
通常は全身の調律機構も
空元素対応に固定されており、本機を単なる“空元素炉を搭載したトンボ”に見せかけると同時に、通常運用におけるパイロットへの負荷をギリギリまで抑えることに成功している。
固定兵装は腰部
ホーミングレーザー、腰部
ホログラフィックウイング、腕部
元素ビーム砲、手持ちのブレード兼バスターランチャー。何れも空元素兵器である。
リミッターを外すと全ての元素特性を得ることができるようになるが、同時には一つの元素機関からは一種類の効力しか得ることはできない。
アキアカネは炉心の昇華無しで
金元素を扱うことのできる唯一の機体である。
金元素は既に成立している元素が上位領域に戻る(昇華する)ことによって生じる元素である為、金元素そのものは理論上取り出すことができない。
セイレイ化によって生じる金元素炉
明けの明星とは機体に存在する元素を上位領域に強制昇華させる為の“入り口”であり、通常の元素炉のような“出口”ではないのである。
アキアカネは金元素の昇華先である[無色の要素]を元素機関内で調律し元素変換を行っている為、通常は他の元素を昇華させることでしか生じさせることのできない金元素を炉心を介さないで使用することができる。
元素炉は元素の巡りが遮断された時点でその効力を失う為、セイレイ化の際は全ての元素が元素昇華を終えた時点で元素炉が使えなくなってしまうのだ。
かつて先祖返りを起こした
“アキアカネ”とは本質的には全く異なる機体だが、本機のベースとしてそのまま使用され、元々非公式であったアキアカネの名をそのまま継承することとなった。
最終更新:2009年09月17日 12:51