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浸父

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浸父 Shinpu
性別:男性? 年齢:?歳

始まりの三匹”の一匹。特殊型生産性原虫。
自らは“ディオレストイ”と名乗る。
ハルキヨ千莉のような、“特殊型”の虫憑きを生み出す。
大助に倒されてたと思われていたが……。

外見は汚れてすり切れた黒い法衣、フードで隠した顔、小柄な躰、曲がった腰、欠けた十字のネックレス。黒い障気を身体に纏わりつかせる。
性別は老男性と思われていたが、それは本体――法衣を象った黒い芋虫に取り付かれた“器”。その“器”も誰でもいい訳ではなく、夢を失ったか破れたという条件を満たした人物に限られる。条件を満たさない“器”、もしくは“器”がない状態だと行動・能力が著しく制限される。6巻では本体は白い芋虫だったりする。

能力は“教会”の発現。
自身の領域である、空に浮かんだ“教会”を発現させ、相手を取り込む。取り込まれた相手は記憶を読み取られて、芋虫で作られた自身に関わる人間を利用した精神攻撃を受け、夢の吸収や正常な思考を失ってしまう。

また、対象者を“教会”に取り込み虫憑きとする。
他の“始まりの三匹”と異なるのは、夢の数だけ“教会”を生み出し、同時に無数の夢を喰らうことが可能なこと。それは同時に複数の躰を持つディオレストイのみの特性。

もう一つ、迷彩能力がある。
姿を消すというより、一般的な人間の意識から自らの存在を、領域を隔離できる。
姿を確認するのは、強烈な意思を持つ人間でなければ困難と戌子の弁。

弱点は機動力の低さ。
自身の領域外では能力を発揮できなく、それは特殊型虫憑き共通の弱点でもある。
また、夢の持ち主に“拒絶”されることが最大の弱点。拒絶されると行使中の能力が著しく低下する。これは他の“始まりの三匹”に共通する弱点でもある。
能力の発動体である“教会”か本体の芋虫の殲滅が殲滅条件。

未確認だが本体が中央本部地下に捕縛中。魅車副部長が関わっているらしい。
2巻で大助、6巻鯱人に撃破されたのは本体から造られた欠片。2巻のが造られたのは不明だが、6巻のは3巻で判明した欠落者蘇生実験の事故時と欠片の弁。

目的は“虫憑きの王”?
大喰いによると長き役目に耐え切れず、食欲と妄想に狂ってしまったらしい。


意外とデータが多い…。


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