ゴジュウユニコーン/一河角乃

登録日:2025/03/30 Sat 00:16:00
更新日:2025/06/03 Tue 23:28:29NEW!
所要時間:約 5 分で読めちゃうよ!






どうも~! ハイクラス&ラグジュアリー名探偵です!

今は常夏ちゃんの片腕やってます♡



一河角乃(いちかわすみの)とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。

演:今森茉耶



◎【概要】◎

本作の戦隊・ゴジュウジャーの一員であり、ゴジュウユニコーンの変身者にして紅一点。
「ハイクラス&ラグジュアリー名探偵」を自称する女性で、この作品内での日本の総理大臣・熱海常夏の秘書も務めていた。
年が離れた一河緒乙という妹がいたが、数年前に「霧のような灰色の目をした人物」に誘拐されてしまい、現在も行方不明。

幼少期から警察官になるのが夢で、警官学校に入学して見事警察官を拝命し、夢を叶えた。
しかし、緒乙の誘拐犯を捕まえたいという気持ちが先走った結果、無実だった容疑者に暴行紛いの過剰な聞き込みを行ってしまった為、懲戒免職(=警察を解雇)されてはぐれ者となる。
現在は家族を養う為に常夏の秘書や弁当屋のアルバイトなどを掛け持ちして働く傍ら、探偵として緒乙の行方を追い、当時の事情を知る関係者達に聞き込みを行っている。

第3話でテガソードの里の客として初登場し、その後は常夏と共に行動していたが、第5話でのおせっかいノーワンの件で変身能力を得ると同時にゴジュウジャーのメンバーと共闘を通して打ち解け、仲間に加わった。
当初は妹を誘拐した犯人への復讐を最大の目的としていたが、現在は妹を探す事を最優先とし、あくまで復讐(誘拐犯をぶん殴る)は二の次としている。


◎【人物像】◎

一人称は「私」
素はクールな性格だが、度々かわい子ぶった対応(俗にいうあざとい対応)で愛想を振りまくのが得意。
また、テガソードの里で販売している2,500円の「テガソード様パフェ」に「高っ! 今パフェってこんな高いの?」と驚愕しているにもかかわらず、セレブとのパーティー出席に余念がないなど、一見すると探偵という肩書きでありながら軽簿な人物。
加えて、おせっかいノーワンに苦戦する他のゴジュウジャー達からセンタイリングを掠めるなど(後で返却したが)、目的を果たす為なら手段を選ばない狡猾な一面もあるが、怪我をしている子供を助けるなど本来は心優しく世話好きな性格で、普段のあざといキャラはあくまでもコミュニケーションの為の手段である模様。
時として見せる狡猾さもあくまでも妹を助けるという願いを果たす為のもので、普段の軽い雰囲気に反して、個人の目的を叶える手段として人助けやブライダンとの戦闘を行っている者が多いゴジュウジャーの中では唯一目的が利他的で本来のヒーロー像に近いメンタルの持ち主。
加えてメンバー内でもキチンとした職についていた関係か、大なり小なり浮世離れ気味な男4人と比べてしっかりとした感性も持っており、ツッコミも多め。

しかし当初は犯人への復讐心が強いあまり、危険を覚悟で桜庭に接触した結果襲われるなど危険な手段を取る場面も多く、それが災いしてか当初は初期5人の中で唯一テガソードに認められずに変身できなかった。
だが、おせっかいノーワンとの一件での遠野吠とのやり取りの中で自分の真の願いは「人助けをする事」だと気付き、テガソードに認められて変身能力を得たのだった。

なお探偵という職業柄故か、今時なファッションに身を包むなど外見にも気を使っているようだが、その見た目に反してカラオケの十八番は演歌と渋い。
また、情報を聞き出す為にビジネス的にデートをする事はあれど、リアルの恋愛についてはかなり身持ちが固いようで、第7話でときめきナンバーワンバトルに巻き込まれた際にはときめきノーワンと百夜陸王から様々なシチュエーションで告白されていたが、全く響いていなかった。

一方で本業の探偵業での収入が安定せず、上述のようにアルバイトなどを強いられているせいか、本心では金持ちに養ってもらいたいという欲があるようで、
ゴジュウジャーの仲間になった後もセレブとのパーティーには引き続き参加している他、第9話ではテガソードの里に来店したクオン、第14話では名家の御曹司と知った暴神竜儀にお近づきになろうと名刺を渡したりしている*1

『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.1「第1~4話補ジュウ計画(特別版)」によれば、好きなものはグミと文具、嫌いなものは辛いものと裏表がある人。


グミが好きだなんて、かわいいとこあるよ。

待て! グミ……グミだけは滅多な事は言ってはいけない!!
ポッピングミ!
決してガヴガヴ食べるとか、ョコとかリンとかもダメだ!!
下手をすると、アクスタにされるぞ……!


◎【人間関係】◎

  • 一河緒乙(おと)
年が離れた実の妹。
仲のいい姉妹だったようだが、数年前に「霧のような灰色の目をした人物」に誘拐されてしまい、現在も行方不明。
だが、回想シーンの幼き日の妹の服装がとある人物に似ており……

『ゴジュウジャー』の世界における日本の内閣総理大臣で、かつての直属の上司。
信頼を置かれているが、一方で真相を知ろうと度々無茶な行動を取る彼女を心配しており、いつか命を落とすのではとその身を案じている。
そして第5話では護身の為に獲得したばかりのセンタイリング リュウソウジャーを貸し与えた。
普段は「総理」と呼んで敬語を使っているが、時折「常夏ちゃん」とフランクに呼ぶ事もある。
前述の通り、探偵の仕事がない時はアルバイトの掛け持ちで生計を立てているが、この秘書の仕事もその一環のようで、派遣ないし契約社員のような契約だと思われる。
なお、常夏は第6話で総理大臣の職を辞しているが、これ以降も秘書の仕事を続けているかどうかは不明。

ゴジュウジャーとしての一応のチームメイトの一人。
彼を含む全員のセンタイリングを掠め取った角乃に激怒していたが、奪い返す為に後を追う中、途中怪我をした子供を助ける姿を目撃した事で考えを改めており、現在は「角乃」「吠」と呼び合うようになる。

ゴジュウジャーとしての一応のチームメイトの一人。
前述の通りときめきナンバーワンバトルでの告白も意に介さなかったが、最後のシチュエーションで「最後くらい、本音で勝負したら? でないと負けるよ」と忠告した際、
敢えてテクニックに頼らず自分が事務所を追い出された過去を語ったその姿を見て、「あんたにも一応、見どころがあるって分かったから」と多少なりとも考えを改めている。
だがその一方で、以前「灰色の目」をしていた時期がある模様。
果たして彼が緒乙を誘拐した犯人なのか……?

ゴジュウジャーとしての一応のチームメイトの一人で、彼からは「角ぽよ」と呼ばれている。
第10話では弁当屋でバイトしているところをたまたま通りかかった禽次郎に見つかった際、気恥ずかしさからなのか「この事、絶対他の奴らに言わないでよね!」と忠告している。
その直後に昭和ノーワンの襲撃に巻き込まれるが、最終的に2人で協力して昭和ノーワンを撃破し、親交を深めた事で彼を「キンジイ」と呼ぶようになる(もっとも、当の本人は「禽ちゃん」と呼んでもらいたがっているが)。


◎ゴジュウユニコーン◎



ノーワン、あんたのお節介なんかいらない! 私は自分の手で緒乙を助ける!
テガソード! 私はここに誓う! この力、みんなを守り、助ける為に使うって!

エンゲージ!


クラップユアハンズ!

♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイヘイヘイ!)
♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイヘイヘイ!)


♪♪♪(ウォーオッオッオッー、ウォーオッオッオーオー、ヘイヘイ、ヘヘイ!)


ゴジュウユニコーン!!


思い出した、私のお節介…。あんたなんかに負けない!

のらりくらりと名探偵。心に一つ、折れない角を。

ハイクラス&ラグジュアリー・ゴジュウユニコーン! お節介は誰かの為に!


スーツアクトレス:下園愛弓

角乃が金のテガソードと「センタイリング ゴジュウユニコーン」で変身した姿で、モチーフはユニコーン。変身の際にはユニコーンの鳴き声のイメージか、甲高いシャウトが鳴り響く。

シリーズ初のレギュラー女性ブラックであり、ユニコーンをモチーフにした戦士もシリーズ初*2
他方、腰の左右にスカート状の防具が備わっていたり、左右の脛あてが他のメンバーと異なり白を基調とし、差し色にピンク系の色が用いられていたりするなど、歴代ピンクの役割も担っていると言える。

なおユニコーンは架空の生物だが、一応生物学的には「ウマ」に分類されるのか、第11話では高鬼で高所へと逃げた鬼ごっこノーワンに対処する為にガオレッド(等々力凱亜)が奏でるキハーダの音色に操られてしまい、
セレブのパーティーに出席しようとする途中で馬のような動作と共にそのまま戦いに赴く奇行を余儀なくされ、大衆の面前で赤っ恥をかく羽目になっている。

固有能力は「ナンバーワンエスパー能力」
相手に触れる事で相手の思考を読み取る事ができる。
これは変身前でも使える他、能力を応用して相手の攻撃を事前に察知し、回避する事も可能。
ただし、東映公式サイト及び第7話の本人の発言によれば、指輪の契約者には通じない。

また、元々警察官だった事もあって素の戦闘能力も高い。


■装備

  • ユニコーンドリル50(ゴー)

ずいぶん硬そうな身体。

私が肩もみしてあげる! ユニコーンドリル!

ユニコーンドリル50!


センタイリング テガソードブラックをテガソードに装填し、拍手する事で胸部から召喚されるゴジュウユニコーンの個人武器。
ユニコーンの頭部を模した形状のガントレットで、先端にユニコーンの特徴たる角をイメージしたドリルが備わっている。
名前と形が似ているが、データウェポンではない。

保有センタイリング

  • センタイリング リュウソウジャー

リュウソウジャーの力、見せてあげる!

騎士竜戦隊リュウソウジャーのセンタイリング。
使用する事でリュウソウレッドに変身する。
変身後は原典同様、リュウソウケンを駆使した巧みな剣技で戦う。
元々は桜庭が所持していたが、彼が常夏=ドンモモタロウに敗れた事で常夏の手に渡り、さらにそこから「いったん預けておく」と称して彼女に貸し出された。
そして第6話では常夏が吠に敗れて脱落した為、正式に彼女の所有物になった。
ちなみに『リュウソウジャー』という作品には、「オト」という名の妹を持つ『栄光の騎士』が登場する。

  • センタイリング ギンガマン

僕達も混ぜてよ!

この指輪の力も試したいしね!

星獣戦隊ギンガマンのセンタイリング。
使用する事でギンガレッドに変身する。
変身後は原典同様、星獣剣による剣技に加えてアース技「炎のたてがみ」を使えるようになる。
第13話で対峙したMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークが所持している事をナンバーワンエスパー能力で突き止め、掠め取った。
彼&彼女はテガソードやテガジューンのような召喚用のアイテムを所持していない為、本来であれば使用できないと思われるのだが、アクセサリー的な扱いで持ち出していたのだろうか?


■必殺技

  • ユニコーンドリルアタック

ユニコーン!ドリルアタック!!

ユニコーンドリル50の先端にマゼンダに輝くエネルギーを纏わせ、一点集中で刺突する。
また、これを応用して相手の遠距離攻撃を受け流すパターンも存在する。

  • フィニッシュフィンガーユニコーン

もう忘れない…私の生きる道。誰かの為なら、強くなれる!

フィニッシュフィンガー!ユニコーン!!

前述の「ユニコーンドリルアタック」発動状態からテガソードの力を重ね掛けし、自身をドリルに見立ててのきりもみ回転で相手を貫く。

  • 炎のドリルたてがみ
センタイリング ギンガマン使用時に発動。
「炎のたてがみ」にユニコーンドリル50の力を重ね掛けしたオリジナル技で、星獣剣とユニコーンドリル50をX字にクロスさせ、竜巻の如く渦巻く火炎を放射する。
さらにそれだけに留まらず、命中すると火炎が無数に分裂し、ドリルの先端を模した形となって相手に襲い掛かる。


◎テガソードブラック◎



常夏ちゃん、あいつは私が!

来なさい、テガソード!


アウェイキング!


リングイン!

貫け!突進!ブラック!
貫け!突進!ブラック!

人神一体!


テガソードブラック!!

テガソードブラック!


スーツアクター:藤田洋平

全高:55.5m(頭上まで64m)
前幅:31.8m
胸厚:23.3m(突進モード全長30m)
総重量:3400t
スピード:400km/h
出力:1700万馬力

テガソードが角乃と人神一体となり、ユニコーンドリル50と合体した突進強化型の形態。
頭部は「センタイリング テガソードブラック」と合体しており、巨大ドリル「ホーンドリル」と巨大盾「ユニコーンシールド」を装備した、さながら中世の騎士のようなスタイルが特徴。
戦闘面ではユニコーンシールドで守りを固めながら、ホーンドリルで相手の弱点を一突きする堅実な戦い方を取る。

また、ユニコーンシールドが変形して脚部に合体する事で4足のケンタウロス形態「突進モード」となり、「貫け!突進!」の口上が示すように、強化された機動力を活かしての戦闘が可能。


■必殺技

  • テガソード・ファビュラスドリル

真実の光が、闇を穿つ!

突進モードの状態から全力で突進し、マゼンタに輝くオーラを纏ったホーンドリルで相手を貫く。
他メンバーの必殺技同様、「ファビュラスドリル」のカットインが入る演出がある。
なお、テガソード側の音声は「ユニコーンドリルアタック」

「ファビュラス」は日常生活では馴染みのない単語だが、これは「伝説的な」「信じられないほどの」といった意味を持つ英単語。
某セレブ姉妹がよく番組やブログなどで口にしているので、そこで聞いた事がある方もいるのでは。


◎余談◎

  • 名前の由来はユニコーンの和訳「一角獣」からと思われる。

  • メインライターの井上亜樹子氏によれば、「港区女子」のイメージ。
    また、今森氏は同じ事務所に所属している元テレ東女子アナで、現在はタレントとして活躍する「令和のNo.1あざと女子」森香澄氏をイメージして演じているとか。

  • オープニングでのダンスシーンでは、なんとハイヒールで踊っている。本人曰く「私はすごいから」とのこと。

  • 上述したようにスーパー戦隊シリーズ史上初となる女性のレギュラーブラック戦士だが、『王様戦隊キングオージャー』においてトウフ先代女王殿・イロキがカグラギ・ディボウスキのオージャカリバーを借りる形でハチオージャーに変身した前例がある。
    ただし、これは通常変身者からアイテムを借り受けての変身のため、扱いとしては番外戦士に近い。
    また、それ以前では『鳥人戦隊ジェットマン』のゲスト女性戦士であるネオジェットマンのJ5は公式でパーソナルカラーが設定されていないが、そのスーツの色からブラック戦士との見方ができなくもない。
    ちなみに『パワーレンジャーシリーズ』では、TRPGリプレイ番組『パワーレンジャー・ハイパーフォース』にて、『ゴジュウジャー』よりも7年先駆けてレギュラーかつ正規の女性ブラックが登場している。


  • 様々な創作作品に登場するユニコーンモチーフのキャラが白や青といった大人しめの色を当てられる事が多い中、「黒」がメインカラーというのは何気にかなり珍しい。


テガソード! 私はここに誓う! この力、Wikiを追記し、修正する為に使うって!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
  • 戦隊個別
  • 歴代ブラック
  • 一河角乃
  • ゴジュウユニコーン
  • テガソードブラック
  • 今森茉耶
  • 下園愛弓
  • ユニコーン
  • センタイリング
  • 騎士竜戦隊リュウソウジャー
  • テガソード
  • 探偵
  • 指輪
  • ブラックヒロイン
  • 秘書
  • エスパー
  • ナンバーワンエスパー能力
  • 本当は優しい人
  • 結構暗い過去持ち
  • テレパス
  • お節介
  • ハイクラス&ラグジュアリー名探偵
  • あざとい
  • あざとかわいい
  • 演歌好き
  • 元警察官
  • 復讐者
  • 女性戦士
  • 港区女子
  • はぐれ者
  • 変身失敗お姉さん
  • 人馬型メカ
  • アルバイター
  • ツッコミ担当
  • 角ぽよ
  • 指輪の戦士
  • 星獣戦隊ギンガマン
  • 渋い
最終更新:2025年06月03日 23:28

*1 しかし、クオンに関しては名刺を交換するどころか雑に机の上に置く盆梅な対応をした上に、吠に対する言及を見てヤバい人物だと感じたのか、こっそり回収した。

*2 一応、強化形態という形であれば、『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場したサソリオレンジ イッカクジュウアームが挙げられる(正確には「いっかくじゅう座」がモチーフ)。