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窓から差し込む優しい朝日に私は目を覚ます。
うっすらとまぶたを開けてみるといつもは(と言ったらさすがに悪いかな?)
隣でグースカ寝ボケている私の大切な人は今朝はもう既に起きてここにはいないみたい。
時計の針はまだ7時。
「番組が始まるまでにはまだ時間あるわよね」
日曜の朝は朝食を食べつつ見るのが私たちの週末の朝の過ごし方になっていた。
興味ねぇよ、と昔はそう思ってたけど、見始めてしまうと意外にはまってしまう。
何より、こなたと一緒の時間を共有できるのが嬉しいのかもしれない。
私は眠い目をこすりながらベッドから寝ていた身体を起こす。
素肌のままだったので少し寒いかったけど、あいつが部屋に暖房入れてくれてたみたい。
トタトタと、小さな足音とともに鼻歌が聞こえてくる…
「おっ、かがみ、起きたー?
おはよ~」
「おはよう、こなた」
私は手近に置かれてあったシャツを羽織る
「グッドタイミング、さすがわたし~
じゃあ、これ、かがみのだよ、ホットチョコレート」
「さんきゅ、こなた、悪いわね」
「熱いから気をつけて飲んでね?」
ふーっと口から息を吹きかけると、あたたかい湯気とカカオの香りが頬を包む。
少し口の中に入れると、ミルクとチョコレートの甘さが広がる。
あったかくて、優しい味。
「…ん、おいしい
でも、なんで今日はこれなの?」
「やー、刻んだチョコが結構余ってたから、それを入れてみたのだよ~」
「なるほどね」ともう一口
「それはそうと
…昨晩のわたしともどもお粗末さまでした、かがみんv」
とこなたは軽く私に会釈。
「…ごちそう…さまでした?
どっちがもてなした側かさっぱり分からないけどな…」
「エェー、かがみの方がいっぱい(ry」
「…やめよう、この話題は不毛だから」
と苦笑いを浮かべつつ、私はこなたに提案する。
「そだねー」
とこなたは自分のカップに口をつけた。
普段通りのとりとめのない会話をお菓子にあたたかいチョコレートを飲む私たち。
飲み干したカップを片手に、
私たちはお互い顔を見合わせて、
「「ごちそうさまでした」」と言ってニッコリ笑うのだ。
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