こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「『弾けた日常』その2」で検索した結果

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  • 『弾けた日常』その2
    ...萌え? 『弾けた日常』その2 こなた達の机に向かいながら、二人のこなたの違いを見つけようとジッと観察。 「細胞分裂はともかく、生き別れの双子の姉妹でもいたの?すっごいソックリなんだけど」 「ともかくって、、、ちゃんとフォローしてよ。それと私は一人っ子だよー」 ちょっと不満げに答えるこなたは、やっぱり可愛い。 こう、唇をちょこっと突き出して頬を膨らませて”私は不満です”を少しアピールしてるとこがまたこいつの魅力を引き立てて。。。 「おーい、かがみー、戻ってこーい」 「え、え、え?あ、ああ、ごめん。ちょっとぼーっとしてた」 いかんいかん、せっかく本物のこなたが目の前に居るのに妄想に浸るなんて勿体無いマネはできないわ。 「で、紹介してくれるんでしょ?」 「もちろんだよ、かがみー。ささ、紹介するよ...
  • 『弾けた日常』その1
    教室中がざわめいている。 楽しくおしゃべりしてるわけじゃなく、戸惑い一色の音色で。 うん、まぁそうなるよね。 「こ、こなちゃん・・・」 私がゲーム好きなのは自他共に認める事で。 よく話題に出すことから、恋愛物・・・つまりギャルゲーや美少女ゲーを好物としてるのは、 少なくとも私の親友3人間では常識となっている。 まぁね、そういったゲームだと見かける展開だよ? でもね、私はゲームはゲーム、リアルはリアルって区別をつけているつもり。 「泉さん、あ、あの・・・双子のご姉妹がいらっしゃったんですか?」 だって、ゲームはあくまでゲームで、仮想の中の物語だからこそ楽しめるわけじゃん? もしバーチャルの物語がリアルで展開されたら、きっと私は避けて通るね。 ましてや、当事者になるなんて言語道断。 「・・・...
  • 『弾けた日常』その3
    「あー、今日は転入生を紹介する」 教室に入ってきたその人物に。 「よし、自己紹介を適当にやってくれ」 弾けた日常は、まだまだ序章だったということを。 「初めまして」 私は、思い知った。 「柊鏡です」 こんなのって、ありなの・・・? 「どうぞ、宜しくお願いします」 丁寧にお辞儀しつつ、桜庭先生の横で自己紹介を終えた転入生。 その子の容姿は、髪型の違いこそあれど、私に瓜二つだった。 「・・・まじか?」 『弾けた日常』その3 今日は2Pがまだ来てない。 てっきり道に迷ってるのかと思ったけど、役所の手続きでどうしても親と一緒に役所に行かないといけないので午前中は休みなのだそうだ。 って、黒井せんせーがHRで言ってたよ。 親でも代理がきかない役所の用事って...
  • 作者の部屋(12-570氏)
    Because you're being loved 風の魔法 『弾けた日常』その1 『弾けた日常』その2 『弾けた日常』その3-New! 『楔』 『ウソツキ』(↑『楔』のこなた視点) コメントフォーム 名前 コメント ...
  • 作者別保管庫(こなかがBBS3スレ目)
    カローラ ◆cKDLcxC5HE氏 二度あることは…(アルバイト始めましたの続編) 暖かい夜(↑の続編) みなみちゃんが遊びにやってきた(↑の続編) 新婚ふーふの年末年始(↑の続編) 1-166氏 桜が見た軌跡 第一章 H2-156氏 みゆきさんを着せ替え隊・後編(みゆきさんを着せ替え隊・中篇の続き) 好きの形はいろいろだけど(完熟トマトと真珠の魔人の続き) ハネムーンですけど何か?・その2(前編)(ハネムーンですけど何か?・その1の続き) ハネムーンですけど何か?・その2(後編)(ハネムーンですけど何か?・その2(前編)の続き) B207氏 風邪引きかがみん、お見舞いこなた H1-52氏 夢と幻を越えて(『雪の日の約束』の続編) 氷のように…(↑の続編) 記憶の欠片-1年生、春(↑の続編) H2-769氏 家庭教師(パラレル) 恋のアクセル ...
  • 作者別保管庫(こなかがBBS5スレ目)
    H5-912氏 『Crazy☆Rendezvous ~クレイジー・ランデブー~』 H5-860氏 こなたの必修科目 mono氏 贈り物 父親として 愛する人と(登校編) 愛する人と(授業編) 優先順位 掛け値なしの(↑の続編) 序列(↑の続編) とても大きな存在(↑の続編) 日常のなかの特別 こころのきょり いのち、つながり【かがみの誕生日記念】 その先にあるのは 終わりも始まりもない-New! 向坂氏 何気ない日々:梅雨晴れ “イメージと現実”(何気ない日々:梅雨の空と四人の気持ちの続編) 何気ない日々:梅雨晴れのち夕立“二人の気持ち” 何気ない日々:想い流るる前日“互いに違う答え” 何気ない日々:想い流るる日“固い決意、揺らぐ決意”-New! 何気ない日々:想い流るる日“ウサギはキツネに キツネはウサギに 恋をする” 何気ない日々:想い通う時“親と子”...
  • 『希望的観測 その2』
    『希望的観測 その2』  時刻は5時を少し回ったところだろうか。「夕方」と言ってもあたりはまだ明るく、 ようやくに太陽が沈み始めた西の空がいくつかのあかね雲を浮かべている。 「今日は本当に散々だったわ……」  朝からの不運な出来事の連続を思い起こして、かがみがうんざりとして呟く。 「まあ、そんな日もあるんじゃないの。今日が悪かった分、これから運が回ってくると思えばいいじゃない」  正月におみくじで凶を引いたときのつかさからのフォローを思い出しながら、こなたが応える。 「そういえば、あれからどうだったの。まだ悪いこと続いた?」 「おかげさまで……かどうかはわからないけど、午後からは何も無かったわ」 「おお~それはよかったね。チョココロネをあげた甲斐があるってもんだよ」  こなたの言葉を聞いて、かがみの顔が赤くなった。  この日の昼食時、不...
  • 熱暴走 その2
    「こなた~・・・、こなた~・・・?」 ・・・寝ちゃったか。まあ正直私も結構きついから寝たいんだけど、こいつの看病しなきゃね。 お母さんのこともあるし、案外こいつ体が弱いのかもしれないしね。  まずは濡れタオルを用意、っと。これがあるだけで随分ラクよね。 で、こいつの頭に・・・、いや、まずはおでこの熱さを確かめるべきかな? ・・・べきよね、うん、むしろ調べなくちゃね・・・・・私のおでこで。  起こさないようにそーっと近づけて・・・ああ、どんどん近づくわ・・・今歴代二位タイくらいの近さね・・・ これで一位タイくらい、まだまだいくわよ・・・よし!新記録! でもまだよ。記録は伸びるときに伸ばさな・・・・・・・・・・・・・・・・・・っておい! なにやってんのよ私!こんなことしてる場合じゃないわよ!こいつこんなに苦しんでるのに! ああもう、ホントごめんねこなた・...
  • 私の日常
    誰にでもある、日常というもの。 特に刺激もなく、何の代わり映えもしない。 中には、ループのように続くありふれた日常に嫌気が差し、刺激を求める人も少なくはないと思う。 だけど、いつかは気付く。 そんな日常が、本当はすごく幸せなんだということ。 私の日常 人は慣れる生き物で、同じような日々が続くと刺激が足りなくなり、何か大きなことを求めるようになる。 それはきっと人間の心理だから、そう考える人がいるのは当然だ。 私も、そう思う事は今までに何度もあった。 でも、私は平凡な日常を送れる事が、どれだけ幸せかって事も知っているつもり。 妹のつかさ、才色兼備なみゆき、そして、ちまくて、どことなくほっておけないこなた。 私の大切な人達。そんな人達と過ごす日常が、私にとってはこれ以上ない幸せで。 きっと、どんな些細な事があったとしても、皆とは離れる事はない。 そ...
  • ダッシュで奪取?! その2
    「ふぅ、なんとか勝てたわね。」 「かがみん、お疲れ~♪優勝おめでとう!」 ドッジボールの試合が終わって、こなたが横から私の腰に抱きついて話しかけてくる。 ああ、もう可愛いなこいつ。疲れた私にとって、何よりの癒しかもしれないわね。 今までのこなたの行動のおかげで、これはいつものスキンシップと周りからは見られるし、問題ない。 「ありがとう、こなたの応援があったからよ。あんたも最後、頑張りなさいよ?」 「おぉ、いつもなら〈離れろ〉って怒るところなのに、デレ期に入ったかな?カナ?」 「うっさい、余計なこと言うな。」 「んじゃ、行ってくるね~」 「頑張りなさいよ!」 そういうと、こなたは集合場所へと走っていった。 予選の前にマッサージをしてあげたし、飲み物もスポーツドリンク、食べ物もバナナを用意した。 もちろん、みゆきやみさおにもしてあげたし、みなみちゃんも...
  • 「Me and Bobby McGee」 その2
    「Me and Bobby McGee」 その2  身近な存在でなければ気付けない部位。 道理や効率云々は別として、自分の矜持がどうしても受け付けない面。  この子は既に、肉親にそれを見出している。 つまりは精神面で「対等の付き合いができ始めている」。   幼少時から、最も甘えられる存在― 「母親」抜きに、その分過密な父子関係を経てきたが故に。  途端に、今まで親の脛をかじりながら、さも当然の如くその事実を人目の付かないねぐらの藪中に放り込み、  一方で他人を俯瞰する視点に堂々と鎮座していた自分の態度が、限りなく滑稽なものに思えてきた。 「車は、自分の収入確立できるようになってから、かな。 駐車場代もあるし。 それまでに運転の方を忘れなきゃいいけど。」 「そっか。」  そう、立場の違う人間に発言権はない。 ...
  • 1月12日・中編その2
     中編その2にするか、後編としてしまうか相当迷ったが、ここはあえて中編その2とさせて頂いて、まだ合宿を続けよう。  さて、色々なドタバタがあったUNOの後、一旦解散。各々部屋に戻ってくつろいだり、或いは勉強したり、また或いはリビングに残り談笑をしている。 「う~……」  と、唸り声を上げながら宛がわれた部屋のベッドに倒れこんだのはかがみ。枕に顔を埋めて唸り続ける。  どうしてもさっきのことが頭から離れない。  ――大好きっ!!  何も叫ぶ必要はなかった……そう思うと恥ずかしくて顔が上げられない。と、いうか何でそもそもあんな事を言うハメになったのか。 「こなたもこなたよ……なんか言いなさいよね」  かがみが叫んだとき、こなたは何も言わなかった。ただ、驚いたような顔をしていただけ。  だから、ただの罰ゲーム、まぁ、本来受ける立場にはいなかったにも...
  • 作者の部屋(H2-156氏)
    ◆短編 潮風が目にしみる 完熟トマトと真珠の魔人(↑とリンク) 好きの形はいろいろだけど(上の2作品の続き) 騎馬戦 騎馬戦・その2 クリスマス・ツアー ハネムーンですけど何か?・その1 ハネムーンですけど何か?・その2(前編) ハネムーンですけど何か?・その2(後編) -New! みゆきさんを着せ替え隊・前編 みゆきさんを着せ替え隊・中篇 みゆきさんを着せ替え隊・後編 コメントフォーム 名前 コメント
  • 桜が見た軌跡 第二章
     見渡す限りの大空を翔る、豆粒ほどの大きさの物体。  そこから吐き出された、一筋の白い棒線――飛行機雲が、 青いキャンパスの中へと広がっていく。  地上には、陽炎。  熱されたアスファルトの上を歩きながら、夏期講習へと向かう陵桜学園の生徒たち。  校舎も。体育館も。グラウンドも。夏休みの最中にも関わらず、活気溢れる場所。  そんな彼らのそばに立つ、青々とした葉を巡らせた、一本の年老いた桜。  ですが、今日の桜の様子は、いつもと少し違っていて。  <夏 ~summer~>   桜は、眠りについていました。年老いた為なのか、暑さが身に染みたのか。  微睡みよりも、深く沈んだ意識の中で。桜は、自らの過去を振り返っていました。  かつて、自分が生まれた日の風景。そこは、何十年も立ち続けた今の大地ではなく、 どこか遠い場所だったような。さらにそこ...
  • ハネムーンですけど何か?・その2(後編)
    (作者注:本作は、8-784氏が避難所スレPart2に投稿された一連の4コママンガに触発されて作成しました) 仮装行列でつかまえて 思わぬ援護 小さな声で ツンデレーション×2 <二日目 〇六時〇〇分>  真夏の朝日がまぶしい。  潮風が妙に生臭い。  目にしみる。  海岸で待ちくたびれていた私の所にやってきたと思う間もなく、こなたはこう言い放った。 『やっぱ私って、かがみのこと、どうしようもなく好きみたい』  えっ……こな、ちょ……え、ええええっ! 『今まで待たせてごめん』  こ、こなたっ。少し落ち着けっ。自分が何を言ってるのかわかってんの? 『でもこれからは同じ道を歩かせて。ううん、たとえ嫌だといってもついて行くから』  同じ道って、ひょ、ひょっとして、私のこと、ずっと想っててくれたの? 私のこと、これか...
  • 作者別保管庫(13スレ目)
    12-570氏 風の魔法 1-166氏  彼方へと続く未来 第一章 (前編) (彼方へと続く未来 プロローグの続き) 彼方へと続く未来 第一章 (後編)(↑の続き) 6-774氏  1月12日・後編(1月12日・中編その2の続き)  1月12日・最終章~そして詰め将棋へ~(↑の続き) 4-465氏  豆まきをしよう! 前編 豆まきをしよう! 中編 バレタンデーイン(前日編) 10-79氏 4話 友達の作り方 (3話 目の合わせ方の続き) おいしい日(バレンタイン祭り投下作品) 12-676氏 氷解 8-616氏 我輩はねこなたである(この子どこの子?の続編) 決戦はバレンタイン!前日編(決戦はバレンタイン!準備編 )の続き 13-351氏 無題13-352 二人の時間 10-45氏 コトバノチカラ 13-415氏 ...
  • かがみのいない日常
     師走の語源は、お師匠のお坊さんがお経をあちこちであげる為に、走り回る程忙しかった所から取られたそうだ。  みゆきさんがそれっぽい事を言っていたから、多分それで間違いないのだろう。  実際、12月っていうのは期末試験があって、クリスマスイベントやら年末イベントやらをこなして、最後に有明と、私にとってものんびりとしていられない一ヶ月間ではある。  来週から始まる試験さえ終わってしまえば、後は楽しいイベントを指折り数えて待つだけだ。  それなのに…。今の私にとっては、どんなに楽しそうなイベントも、どこか色褪せたようにしか映らなかった。     「ふとしたことで~かがみのいない日常~」 「おはよう、こなちゃん」 「あ、おはよー。つかさ」  朝、教室で私達は今日最初の挨拶を交わす。  私がかがみと会わないように電車を一本ずらして登校するようになってから、これ...
  • 雨の後の夜空は
    おはようございます!1月11日、朝7時のニュースです・・・ 天気予報や昨日の出来事などをキャスターが一生懸命伝えている。毎日が同じニュースの繰り返し。 それでも今日が始まる。 『もしもし、おはよーお姉ちゃん。』 「おぉ・・・今日は雪でも降るのかな?」 『なんですとっ!お姉ちゃんひどい・・・』 子機を肩と耳に挟み、両手でオムレツを作る。我ながら器用になったと思う。 カーテンから零れ出る光が気持ちいい。テレビから作り出されるニュースは良く聞こえない。 聞こえるのは子機から零れる私の妹の可愛らしい声。 「はは、ジョーダンよ。おはよ、つかさ。朝早くに電話なんて珍しいわね。どうしたの?」 『たまには早く起きるよ。お姉ちゃん、今日何の日か覚えてる?』 今日?1月11日。誰かの誕生日?違う。忘れちゃったな。 覚えているのは、あ...
  • 作者の部屋(16-619氏)
    ◆シリーズ物 希望的観測 その1 希望的観測 その2 コメントフォーム 名前 コメント とても面白いです。 続き待ってます。 -- 名無しさん (2010-05-12 16 29 36)
  • こなたのいない日常
     あの後、私は事の全てをけんたに話した。 「…そうか、そんな事があったのか」  それを聞いたけんたは、私を怒るでも無く、神妙な面持ちで話を聞き入っていた。 「怒らないの?」 「怒ってどうするんだよ…。別に、かがみがその子とキスしたくてした訳じゃないんだろ?」 「それは…そうだけど…」 「なら、俺はそれで構わないよ。逆に、それで変に負い目を感じて、さっきみたいな事をして来た方が俺には辛いよ」 「うん。ごめん…」 「…あとさ、一応、その子とも仲直りしといた方が良いんじゃないかな?」 「別に…。あいつの事なんか、どうでも良いわよ……」  私がそう言うと、けんたは困ったような微笑みを浮かべて、「後悔だけはするなよ」と呟いた。     「ふとしたことで~こなたのいない日常~」  それから1ヶ月近い間、私がこなたと会う事は一度も無かった。...
  • さんにんきりでなにしてる?
    「それでですね……」 「ああ、そうするわ」 「お姉ちゃん、大丈夫なの?」 帰り道、何故かかがみとつかさとみゆきさんは、私に隠れてこそこそ話している。 何の話だろう。気になる。 その間、私は三人の後ろを独りで歩いていた。 無理矢理話に参加したり、何の話をしてたか聞こうか。でも、さすがにそれは強引過ぎるかな。 みんなにもプライバシーとかがあるし。 でも、今日こんなことがあると、疎外感で少し悲しくなる。 明日は五月二十八日。私の誕生日。 ちょうど土日と重なったし、かがみたちとどっかに遊びに行きたい。そう思ってる。 話が一段落したようなので、さりげなくかがみに聞いてみた。 「ねえ、かがみ。明日どこかに遊びに行かない?」 「こなた、急いでるからまた今度にしてくれる?」 「え、かがみ……」 かがみは走り去ってしまった。 ...
  • 作者の部屋(12-926氏)
    ◆シリーズ物 熱暴走 熱暴走 その2 (↑の続き) 『ふぁん☆すた』 第一話 『ふぁん☆すた』 第ニ話 『ふぁん☆すた』 第三話 ◆短編 明るくなるよ Two Steps Behind(短編) Next to you(短編) コメントフォーム 名前 コメント
  • ゆーちゃんのたのしいどうわ~おむすびこなたん~
    『ゆーちゃんのたのしいどうわ~おむすびこなたん~』 むかしむかし、あるところにかがみというツリ目でツインテールの、いかにもツンデレなおんなのこがいました。 きょうはとってもてんきがいいので、かがみは 「天気も良いし、出かけようかしら。」 と、お外におでかけすることにしました。 もちものは おむすび、ぽっちー、らのべ、こなたんにんぎょう、つめかえようこなたんにんぎょう・・・ そして、ろっぽーぜんしょです。 かがみはまだ小さいので、ろっぽーぜんしょのないようはよくしりませんでしたが、しょうらいべんごしになりたかったかがみは、いつもこの本をもちあるいていました。 かがみはピクニックに行くためにじゅんびをします。でも、小さいリュックにろっぽーぜんしょは大きすぎて、なかなか入りません。かがみはもちまえの力で何とかろっぽーぜんしょをおしこみましたが、けっき...
  • 泊まった日・朝
    眩しい光に照らされて、目を覚ます。 もう、朝か……。 開けっ放しの窓から、小鳥の囀りが聞こえてくる。 ……お約束だなあ。 夜は長いと思ってたけど、やっぱり短くて。やっぱり朝が来て。 少しだけ、夜を反芻する。 まだ数時間しか経ってないのに、ずいぶん前のようで、それでいて、ついさっきのことのような、不思議な感じだ。 あれから、二人で私のベッドに入って……。 色々、した。いや、されたのかな。 何だか記憶が曖昧だ。 全体の雰囲気は覚えてるけど、細かく何をされたかまでは覚えてない。 隣を見ると、かがみがすぐ近くですやすやと眠っている。 寝顔も可愛いなあ……。 かがみを起こさないようにして、そっと起き上がる。 そういえば、つかさとみゆきさんはどうしてるかな。 昨日は結構悪いことをしてしまったと思う。二人ともほとんど空気だったし。 いや、それ...
  • ハネムーンですけど何か?・その2(前編)
    (作者注:本作は、8-784氏が避難所スレPart2に投稿された一連の4コママンガに触発されて作成しました) 仮装行列でつかまえて 思わぬ援護 小さな声で ツンデレーション×2 <一日目 一七時〇五分>  東京からヘルシンキまでの飛行機はエアバスだったが、ヘルシンキからマドリッドまでは聞いたことのない会社のものだった。せいぜい百人程度しか乗れない、どちらかというと中型機の部類である。シートにしてもビジネスクラスとは名ばかり。エアバスはエコノミーシートに比べ五十パーセント増くらいの大きさのものだったのに対し、こちらのそれは見たところまるっきり区別がつかない。  唯一エコノミーとビジネスを区別する仕切りも、なんとキャビンアテンダントの人たちが手で移動しているありさまだ。なるほどこれでは初めからシートの区別などできるはずもない。まあ考えようによっては、予約状況に柔軟...
  • 友達じゃなくなった日
    私はかがみが好き。 口では否定しているけどかがみはツンデレで、可愛くて、優しくて……。 でも私とかがみは女の子同士、普通じゃない。 かがみに知られたら……嫌われてしまう……。 だから私は心の奥底に閉じ込める事にした。 絶対にかがみに知られない様に、本当の気持ちを封印して……私はかがみ達と一緒に居る。 ――友達じゃなくなった日―― 「でさー、そこで……」 「ホント、アンタはそればっかだな」 「えーと……それは面白いのかな?」 「ど、どうでしょうか……?」 いつもと変わらない日常。 毎日学校に行き、昼休みにかがみ達と絡み、放課後お喋りをして帰る。 ……正直に言うね……。 ……物凄く苦しいよ……。 だって……好きな人がこんなにも側に居るんだよ? だけどこ...
  • 実った想い、叶わぬ気持ち
     つかさのその一言は、私が知らなかったかがみの一面を垣間見る事になったのと同時に、私の中にあった『柊かがみ』という存在が、独り歩きを始めて、私の手の届かない所に行ってしまうという事を認識させるに十分な物であった。 「お姉ちゃんの初恋の相手はね、けんちゃんだったんだよ」     「ふとしたことで~実った想い、叶わぬ気持ち~」  10月に入って、茹だる様な暑さもようやく遠ざかり、ほんの少しの肌寒さを感じながらも、恐らくこの頃が最も過ごしやすい季節なのだろうと思いながら、私は変わらない日常を消化している。  いや、変化はあったか。  改編期だから、テレビ欄を見れば深夜アニメは軒並み『新』のマークが付いてるし、それを全てチェックして当たり外れを判断しなきゃならないから、私の夜更かしは半ば徹夜状態と化している。  でも、それだけじゃないんだよね…。  私の周...
  • 作者別保管庫(12スレ目)
    6-774氏 1月11日(1月10日の続き) 1月12日・前半(↑の続き) 1月12日・中編(↑の続き) 1月12日・中編その2(↑の続き) 1-166氏 彼方へと続く未来 プロローグ 10-79氏 すうぃーとでい 1話 同居人の作り方 2話 トモダチの作り方 3話 目の合わせ方 冬の日だまり 1-476氏 和楽の夜・前半 和楽の夜・後半 10-45氏 寒くない雪の日 うつるもの6(うつるもの5の続き) 4-465氏 ニヤニヤするセリフ集(小ネタ) 柊つかさの憂鬱 小ネタ集2 ビビッと来ました 5-974氏 夜の学校に二人きり あふたーすたー 12-541氏 無題(12-541氏) 12-567氏 ちっちゃいこなた 12-570氏 Because you're being loved 12-6...
  • 作者別保管庫(17スレ目)
    13-533氏 『ねぇ、知ってた?』 17-20氏 『4月1日』 4-234氏 a lie or truth ? 16-939氏 無題(16-939氏) 1-166氏 彼方へと続く未来 第二章 (後編)(彼方へと続く未来 第二章 (中編)の続き) 38万4400km分の想い(長編『彼方へと続く未来』の補足的短編) 13-351氏 始まりと終わりの間に(終わりと始まりの間にの続き) 始まりと終わりの間に(続き)(↑の続き・完結) 梅雨の夜 1-500氏  2分の1 17-113氏 無題(17-113) 無題2(17-113) 10-45氏 等比数列な伸び 8-616氏 運命を駆ける猫【第五章】(運命を駆ける猫【第四章】の続き) 誰が私のヨメになる? 運命を駆ける猫【第六章】(運命を駆ける猫【第五章】の続き かがみ→こ...
  • 泊まった日
    ピーンポーン やっと来たか~。 そう思って、急いで玄関の扉を開ける。 扉の先には、見知った面々。 かがみとつかさとみゆきさん。 今日は私の家にみんなで泊まる予定だ。 といっても、言い出したのは私だけど。 お父さんは用事でいないし、ゆーちゃんはみなみちゃんの家にお泊りだ。 久しぶりに、独りで過ごす夜になった。 それが寂しかったからか、チャンスだったからかはわからないけど、ともかく私は三人を誘ってみた。 明日家に誰にもいなくなるから、うちに泊まらない? って。 みんな賛成してくれて、金曜の放課後来てくれることになった。 今がその、金曜の放課後。 「いらっしゃい。待ってたよ~。さ、入って入って」 「おじゃましまーす。いやー、それにしても、こなたの家に泊まるのも久しぶりね」 「そうだね~。一年ぶりくらいかな~」 「私は初めてですの...
  • 騎馬戦・その2
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『騎馬戦・その2』 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  不意にみさおの周囲の景色が歪む。いや、正確には彼女の見ていた外の世界が。  (あ、あれ?)  彼女には何が起きたのか把握できない。ただ、鍛え抜かれた肉体が非言語レベルでの警告を発していた。ここは危険だ、逃げろ、と。わずかに残された理性が行動を開始しようとする。しかし圧倒的な多幸感の前に、たちまち抵抗も空しく押し潰されてしまう。  (なんか、すっごくいい気持ちだ……)  そのまま彼女の意識は闇に呑まれた。  そして。  みさおの顔から表情が消える。眼に獣のごとき紅い光が宿る。筋肉という筋肉にかつてない緊張が走る。身体が三割ほど膨れ上がる...
  • うつるもの2
    「お、かがみとつかさ、おはよ~」 「おはよ、こなちゃん」 「おはよう……」 こなたがいつも通りに挨拶してきたのに、つかさは元気よく、対照的に、私は疲れたように返した。 「かがみ、どうしたの?なんか元気ないじゃん」 「なんか、寝れなかったんだってさ~。 私なんてまた布団に入ってすぐ寝ちゃうんだけどね~」 「それはつかさが早すぎなだけだよ」 珍しく、こなたが突っ込みをいれる。 あ~、でも、この二人なら珍しくもないのかな……。 「で、かがみは何で寝れなかったの?もしかして、男かぁ~!?」 ニヤニヤとオヤジみたいな下品丸出しの顔で、こなたは私を見る。 ……相手がいないのを知ってて言うか、コイツは……。 「アンタのせいよ……」 私は皮肉の意味を込めて、そう返した。 でも実際、あながちウソではないからね……。 「え?私なんかしたっけ?」 ...
  • 「Me and Bobby McGee」
    お読みの際は以下をご留意下さい。 当SSはこなた、かがみ達3年生組の陵桜学園卒業後を舞台としています 今作に限らず、冒頭に特別な付記がない限り、拙作は一つの時間軸を辿ってゆきます(ゆく予定です)  その為、未確認の設定やオリキャラ等の由来が気にかかった際は、まず前作かそれ以前の流れをご確認下さい それぞれのキャラクターの全体像に“自己流解釈”が掛かっており、それによるキャラ崩壊が著しいものです 全体的に堅苦しく、専門用語を(やや)伴う文体で書かれています 誤字・脱字や文章表現の見直しに、抜け・漏れが含まれている場合があります 相変わらず長ったらしくなってしまいましたが、お時間の許す方はどうぞお付き合い下さい。 今作はとある洋楽をモチーフに製作されています。 その歌詞と曲調は今作内で前提的に扱われている為、内容を事前に把握して頂けると 各キャラの語調や展開する世...
  • たとえばこんな日常
     朝早く、私は最近の日課となっている「二人分のお弁当作り」に今日も励んでいる。  あれだよ。ほら、良く出来た幼なじみが、うだつの上がらない主人公の為に毎日お弁当を作ってあげてたりするじゃん?  私もね、色々と目覚めちゃうまでは、「なんでこの手の幼なじみは、こうもまあ甲斐甲斐しいのかね~」と二次元相手に突っ込んだりもしてたけど、今なら、その幼なじみの心境という物も何となく分かるような気がするね。  うん? この例えだと、私の相方に対して失礼かな?  いやいや、他の面ならともかく、家事に関しては私の方に分があるんだし、それくらいは胸を張っても良い筈だ。  ……まぁ、私に胸なんか無いんだけどさ!  そんな自虐ネタも織り交ぜつつ、私は愛情をたっぷり詰め込んだお弁当箱のフタを閉めた。  時計を見ると、時刻は間もなく午前7時に差し掛かろうとしていた。  なんたって今日は腕に...
  • 泊まった日・夜
    お風呂で火照った体に、扇風機の風が心地よい。 窓からは、徐々に秋へと移り変わっていく涼風。 それでも、こなたの部屋は暑かった。 二つずつ向かい合うように並んだ四つの布団の一つに、座り込む。 今、この部屋には誰もいない。 かといって、もうあんな危険を冒すようなことをしようなんて思わなかった。 こなたは、男となんてメールしていない。 受信ボックスを隅から隅まで見たわけじゃないけど、多分そうだ。 そもそも、こなたが男とメールするなんて考えられない。 相当失礼だけど、普段のこなたを見ているとそう考えるのが普通だ。 でも、でももし、私の知らないこなたがいるのだとしたら……。 何も学校内だけとは限らない。 ……コスプレ喫茶。 あのこなたが可愛い格好をして接客しているのだから、何人もの男がアプローチをしていても全くおかしくない。 いや、こなたがそんな奴...
  • 『希望的観測 その1』
    『希望的観測 その1』  この日。  かがみとつかさは、いつものように2人そろって登校していた。 「in my dream 赤いおもちうにょ~ん♪」 「珍しく歌なんか歌っちゃって。ずいぶんとご機嫌ね~。危うく寝坊しかけたくせに」  かがみの冷やかしに、つかさはえへへ、と恥ずかしそうに笑った後、 「携帯で占いを見たんだけど、今日はね、私の運勢いいみたいなんだ」 「我が妹ながら、そのくらいで単純だな…私はあんまり興味ないけど、つかさの運勢が良いってことは私も今日は運が向いてるのね。  誕生日も血液型も同じなわけだし」 「う~ん、お姉ちゃんは違う運勢かも」 「なんで?」 「この占いは、誕生日と血液型と氏名で占うんだよ」 「ああ、なるほどね」  調べてあげようか、とつかさが携帯を取り出したが、 「いいわよ、別に。私そういうのあまり信じ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~14スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~14スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(11スレ目) 零れ落ちるもの  4-234氏 11スレ目  こなたからの告白を拒否した次の日から、またいつも通りに接し合うようになったこなたとかがみ。かがみもそれを望んでいた。しかし後日、こなたは男から告白され、付き合ってみようかなと言い、かがみは困惑してしまう。  「始まりの予感」→(本作)→「想いよ叶え、君に届け」 全...
  • 作者の部屋(6-774氏)
    ◆1月シリーズ 無題8-709 1月5日・朝 1月5日 1月7日 1月10日 1月11日 1月12日・前半 1月12日・中編 1月12日・中編その2 1月12日・後編  1月12日・最終章~そして詰め将棋へ~ 2月14日(1月シリーズの外伝・バレンタイン祭り投下作品) ◆プロジェクト・こなかがシリーズ プロジェクト・こなかが(1月シリーズの続編) プロジェクト・こなかがX 挑戦者達 プロジェクト・こなかがDX(↑の続き) プロジェクト・こなかが ゼロ(↑の続き) プロジェクト・こなかが そして時は動き出す(↑の続き) プロジェクト・こなかが ~プロジェクトは永遠に~(↑の続き/本編完結) プロジェクト・こなかが 外伝~3年B組朝の……~ プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』 プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』(続き) プロジェクト・こなかが...
  • ハネムーンですけど何か?・その1
    (作者注:本作は、8-784氏が避難所スレPart2に投稿された一連の4コママンガに触発されて作成しました) 仮装行列でつかまえて 思わぬ援護 小さな声で ツンデレーション×2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ハネムーンですけど何か?・その1」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <一日目 一五時〇八分>  成田空港を飛び立ってそろそろ九時間。強烈なジェットサウンドですら、心地よい子守唄に聞こえ始めた頃だった。フィンエアー成田発ヴァンター行AY〇七四便はようやく高度を下げ、着陸態勢に入りつつある。  抜けるような群青色の空だった。綿菓子を連想させる断雲が数個、まるでアクセントのように浮かんでいる。地上には深緑の森林地帯が地平線まで広がり、そこかし...
  • 日常のなかの特別
    「んじゃあな、柊」 「またね、柊ちゃん」 日下部と峰岸に手を振り私も帰り支度を始める。 しかしすっかり人がいなくなったものだ。そんなに長いこと雑談していたわけでもないのに。 これも受験生の自覚ってやつかな。最上級生に進級してから放課後の教室は寂しくなった。 まぁ私だって早く帰りたかったんだけどね、日下部が離してくれなかったし。 全くあいつの相手するのは疲れるわ。 昼休みもたいてい隣のクラスに行っちゃうからとか言ってたけど、相手してやったらしてやったで怖いだのヒスチックだの言ってくるし。 どことなくこなたっぽいとこもあるけどあいつの場合は単なるバカキャラだからな。なにが楽しくて私に近寄ってくるのかよくわからん。 とりあえず日下部は子供なんだと結論づけてさっさと教室を出る。 先に帰ったかなと思いつつもなんとなく隣のクラスを覗いて見ると青髪の少女が残っていた。 ...
  • KEEP YOURSELF ALIVE2 第三話
     こなたに連れられて一階までついていくと、なにやらスパイスの 効いた香りが漂ってくる。ひょっとして万人が好物とするあれですか。 先回りするのも可哀想なので一応何を作ったのか聞いてあげることにする。 「何を作ったの?」 「まぁ匂いで大体分かると思うけどお楽しみ~」 テーブル席に着くといよいよ匂いの正体が判明することになった。 「じゃーんっ。我が家の定番、チキンカレーだよ。かがみの為に前日から 仕込んだから一味違うよ?」 「それはちょっと気合入れすぎじゃないのか?」 「なーんてね!ほんとは今日の晩御飯用に準備しといたんだけど、 せっかくだからかがみにも食べて欲しいなと思ってさ」 いや今日は遊びに来ただけだし、そこまでしてしてもらわなくても…。 こなたの行動は時々分からない。どこまで本気なんだか。 しかし今は空腹の身。目...
  • 作者別保管庫(3スレ目)あらすじ有.ver
    1-166氏 秋の夜の出来事  こなたのレポートを手伝いに来たかがみ。食事をしたり、風呂を沸かしたりする中、こなたはかがみの心境にどこか違和感を感じていた。かがみは、寂しがっているのだ。  「続・お見舞い(2009年版)」→(本作)→「ミッドナイト」 全7作のシリーズの4作目。 (続・お見舞い(2009年版)の続編) 1-176氏 負けるな! マイノリティ こなたとかがみが同棲を始めて5年程経った頃の話。仕事が忙しいかがみは、なかなか構ってくれなくて、こなたは寂しがる。 ある日、こなたはみゆき達の協力の下、ある計画を進めることをかがみに打ち明ける。最後にその後日談がある。 1-472氏 泊まった日・夜 風呂上がり、布団を敷いて恋話トークを始める親友4人。 好きな人の名前を聞き出そうと、布団の中でこなたにいたずらされ続けるかがみは、とうとう胸に秘め...
  • 成人式
    成人式会場。つかさと分かれたかがみが馴染みの顔を探しているとき、不意に肩を叩かれた。 「おーっす柊、元気してたか?」「久しぶり、柊ちゃん」 「日下部に峰岸!久しぶりね!」 振り返ったかがみが声を上げる。大学に進学した今も電話やメールのやり取りはしていたが このようにじかに会うのは1年ぶりの事だ。 久々の再開には「変わったな」と「相変わらずだな」の2語は欠かせない。 この3人も例外ではないらしく、その2語を存分に用いつつ、しばらく思い出話に花を咲かせていた。 「ところでさ、いつも柊とくっついてたちびっこは来てねーのか?」 みさおの何気ないその一言が瞬時にかがみの表情を曇らせた。 かがみ達とこなたは地元が違うため、この成人式で顔を合わせることは無い。 成人式の前夜、こなたとの再開に胸を高まらせていたかがみは、つかさからそのことを思い出させられてひどく落胆したもの...
  • カオス狂想曲
    私は柊かがみ。陵桜大学の2年生。 たくさんの思い出の詰まった陵桜学園を卒業してしまった時は寂しかった。 でも、今の陵桜大学での生活も楽しい。 この場所は、新しい勉強と、新しい生活、そしてたくさんの友達もいる。 今、大学に向かって歩いているところ。 私が現在住んでいる所から、大学へは徒歩で行くことができる。 商店街を過ぎ、桜並木の道を通り過ぎた頃、道の左側に陵桜大学が見える。 まず目に入るのは、受験の時に重圧を感じた大きな門。でも、今は私の新しい日常の始まる場所。 私が大学前の横断歩道を渡っている時、ふと、私を呼ぶ声がしたのでそこで振り向く。 後ろから、高校の時と全く変わらない姿の少女が、青く長い髪をゆらしながら、私の元に走ってくる。 泉こなた。 私が稜桜学園で恋をした女の子。私のいちばん大好きな人。 「こなたっ!」 「ご~めん、忘れ物しちゃ...
  • 告白
        「ふとしたことで~告白~」  あの後、風邪を拗らせて本格的に熱を出した私は、土日の連休を挟んで、一週間近くも学校を休む事になってしまった。  …でも、私にとってはそっちの方が良かったのかもしれない。  ――あんたとはもう絶交よ――。  こんな事を言われた以上、私はかがみに合わす顔が見つからなかった。  ちゃんと謝れば許してくれるかもしれない…。  そんな考えも、あの時のかがみを見ていれば、あの事を本気で怒っていて、簡単にそれを水に流してくれるとは思えないのは分かっている。  何より、仮にかがみが私の謝罪を受け入れてくれたとして、私達はそれまでのような友情関係に戻れるのだろうか?  …ありえない。  どれだけ関係の修復に奔走したとしても、私がかがみのファーストキスを奪ってしまったという事実は一生消えない。  その上、もう私があんな暴...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(1~5スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(1~5スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(1スレ目) かが×こな前編   1-63氏 1スレ目  鬱要素/救済あり。かがみの目の前で事故に合ってしまうこなた。こなたを失って、かがみが彼女に対する気持ちを自覚したその時、(…キタコレ)という言葉が頭に響く。二人の甘いひととき。  (本作)→「かが×こな後編」 かが×こな後編   1-63氏 1スレ目  鬱要素...
  • 8話 with you
    「なぁこなた?」 「んー?」 「みゆきとつかさからは何を貰ったの?」 「えっとね、みゆきさんからはネックレスで、つかさからは手作りケーキだったよ。ちなみにゆーちゃんからはブレスレット。」 ガタンゴトン、とリズミカルに私達の体は揺れる。目に映る景色は早々と過ぎ去ってゆく。 薄い闇に染まった世界は怖いようで神秘的だ。雲から覗く沈みかけた月がより一層不思議な気分にさせる。 「かがみ、迷惑じゃなかった?」 「だってアンタ一人で旅行なんて心配だし・・・それに二人なら安心でしょ?」 「ふーん。」 「な、なによ?だいたい、いきなり石川県行ってくる!なんて言うアンタが悪いんだからね!」 「何だかんだ言って世話好きなかがみ萌え。ついてきてくれてありがとー!」 「分かったから抱きつくのやめろー!」 ガタンゴトン、と私を揺らすのは新幹線。目に映る景色は石川県。そして隣に...
  • 泊まった日・始
     太陽は徐々に高くなり、窓から差し込む光も、眩しく強いものになっていく。  まだまだ外は晴れていた。時間は、十二時を少し越えたくらい。  しばらくベッドにもたれて座っていた。その上には、私の体を背もたれ代わりにして 眠りこけているこなた。  滑り落ちないように、離さないように、胸の辺りを軽く抱きとめる。  自分の胸の前にあるこなたの顔を、横から覗き込んだ。すやすやという表現がぴったりの寝顔だ。 光の中、こなたは目を閉じてスースーと寝息を立てている。それは、幼い子供のように 無邪気で純粋で、本当にかわいい表情だった。  顔が自然と笑みになる。  少しだけ溜め息をついて、天井を見上げた。  あれから、色んな話をしたな。これまでのことを、たくさん。  言いたくて言えなかったこと。今まで気づかなかったこと。そんなお互いの気持ちを 混ぜ合わせて、改めて...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~15スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~15スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(11スレ目) 零れ落ちるもの  4-234氏 11スレ目  こなたからの告白を拒否した次の日から、またいつも通りに接し合うようになったこなたとかがみ。かがみもそれを望んでいた。しかし後日、こなたは男から告白され、付き合ってみようかなと言い、かがみは困惑してしまう。  「始まりの予感」→(本作)→「想いよ叶え、君に届け」 全...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(15~18スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(15~18スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(15スレ目) 彼方へと続く未来 第二章 (前編)  1-166氏 15スレ目  こなたを怒ったその日。かがみはC組で、授業にも集中できずに後悔していた。放課後、かがみは黒井先生に呼ばれて、こなたが遠地の大学に行くことを黙っていた理由を聞く。  「彼方へと続く未来 第一章 (後編)」→(本作)→「彼方へと続く未来 第二章 (...
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