こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「ちょっとした姉妹離れ」で検索した結果

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  • ちょっとした姉妹離れ
    お姉ちゃんがいないと、勉強もスケジュール作りも、ちゃんとした寝起きもできない私だけど、 料理だけは教えてあげられるよ。 覚えなきゃいけない公式の意味や、英語の文法、お姉ちゃんが目指す弁護士が 具体的に何をする仕事なのか、みんなよくわからない私だけど、 ひとつだけ絶対にわかることがあるよ。 「……でね? 新作が出たからって連れまわされちゃってさ」 「新作? こなちゃんが好きなアニメとか?」 「そうそう、OVAで、初回限定のフィギュア付きだって喜んじゃってね」 「おー、ぶい、えー……」 最近のお姉ちゃんはなんだかとっても目が輝いてる。 輝いてるっていうか、何ていうのかな、キラキラしてるっていうか。 あ、同じ意味だったかな、そうだよね。 「そういえば、お姉ちゃん。  こなちゃんと二人になってる時間、増えたよね」 「えっ...
  • 作者の部屋(12-676氏)
    ◆短編 ちょっとした姉妹離れ こなたにいる 下書き(小ねた) 氷解 三次元へ コメントフォーム 名前 コメント
  • 作者別保管庫(12スレ目)
    ...12-676氏 ちょっとした姉妹離れ こなたにいる 下書き(小ねた) 12-702氏 かがみのおっぱい(直接描写は無いものの、若干の性的描写有り) 4-234氏 想いよ叶え、君に届け 8-616氏 決戦はバレンタイン!準備編 12-926氏 明るくなるよ 熱暴走 ◆今日の小なた(12スレ目) 柊かがみTシャツの成分は!? 柊かがみの指名手配書
  • ちょっと長い待ち時間
    なぜ……?なぜなの……? 私はある一つのことを思いつつ、キーボードを打ち続ける。 大学のレポートの為に買ったノートパソコン。その画面には来週提出予定のレポートが表示されている。 だけど、その文章量はまだ10行にも満たない。もうかれこれ1時間は作業しているというのに… キーを打ち間違える。文が考えられない。思いつくのはたった一つの疑問ばかり。 「駄目だ。全然進まない。」 今日はもう駄目だろう。どうせ提出日は来週だし、無理をしなくてもいい。 私はそう自分を納得させ、ファイルを保存した。 「はぁ……」 ファイルを閉じると、思わずため息が出た。きっと頭に浮かんでいるこの疑問…悩みを解決しない限り、ため息が止まる事はない。 それは分かっている。分かっているけれど…こればっかりは、そう簡単に解決できる話ではないのだ。 いや、そもそも解決できるかどうか...
  • ふとしたことで
     あの日からちょうど一年が経った。  クリスマス・イヴだというのに、相変わらず私は、今年もいつものコスプレ喫茶でアルバイトをしている。 「あ、こなたちゃん。今日はもう上がって良いわよ」  大半のお客が掃けて一段落した所で、サンタの格好をした店長兼オーナーが、私にそう伝えてきた。 「えっ、良いんですか?」 「ええ、もうすぐしたら、パティちゃん達も来るしね。せっかくのクリスマスをバイトだけで消化するのも嫌でしょう?」 「あ~、すいません。それじゃあ、お言葉に甘えて…」 「ついでに、あの娘にも『今日はもう上がって良いよ』って伝えといてね」 「は~い、お疲れ様でしたー」  私はオーナーに挨拶を済ませると、ちょうどお客さんの残した食器を片付け終わった相方に声を掛けた。 「お~い、かがみ。今日はもう上がって良いってさ」     「ふとしたこと...
  • 抱擁
    私は今、かがみの部屋の中にいる。 いつものように、宿題を見せてもらって、ゲームをしたり、漫画を読んだりした。 ベッドに寄り掛かって、漫画を読みながら、私はちょっとしたイタズラのつもりで、かがみに擦り寄った。 「…なんでくっついてくるのよ」 「いいじゃん」 のほほんと答える私。 かがみが私から逃げるように、ちょっと離れる。 私も、ちょっと動いてかがみの肩に寄り掛かる。 「…あーもう!くっつくな、うっとうしい!!」 かがみが顔を赤くして慌てる様子が楽しい。でも、もっと大胆なことをしたら、かがみはもっと大きな反応を見せることだろう。 そう思うと、私は無性に行動に移したくなってきた。だから、 ぎゅ。 こうしたらかがみはなんて言うかな?というつもりで、かがみに抱きついた。かがみの反応が見たくて。 「こ、こ、こ、こなたぁ…!は、離れなさいよ~!」 「ん~、かがみ...
  • 柊姉妹の誕生日・こなかが、ところにより、つかゆき
    3年B組、朝の教室にて。 「やふ~、かがみん、つかさ誕生日めでと~」 「おめでとうございます。かがみさん、つかささん」 今日は柊姉妹の誕生日。こなたとみゆきが二人を祝福する。 「あ、ありがと。面と向かって言われるとちょっと照れるわね…」 「ありがと!こなちゃん、ゆきちゃん!」 「では…私からお二人に、どうぞ」 みゆきが姉妹にそれぞれプレゼントを渡す。 「わあ~プレゼント嬉しい~!ありがと、ゆきちゃん!」 「おそろいのネックレスね、ありがと!みゆき」 「うふふ、どういたしまして」 みゆきはにっこり笑う。 「ではでは、私からもプレゼントを授けよう!はーい!じゃあまず、つかさにプレゼント~!」 「わ~い!こなちゃんありがと~!何かな…♪わあ、ブレスレットだ~!綺麗~!」 「うんうん、喜んでもらえて嬉しいヨ」 「へえ、あんたにしては、随分まとも...
  • 熱暴走
    「あー、一人暮らしってこういう時きついのよねー・・・。」 口に出して言ってみても辛さは変わらない。 まあ一人暮らしって言っても近くに住んでいるこなたが毎日のように遊びに来るからなあ・・・。 実際は1.5人暮らしくらいね。まあ今日もあいつは来るだろうし、悪いけどいろいろお世話になっちゃおう・・・。  え?いろいろ、の内容? そりゃご飯作ってもらったり、飲み物買ってきてもらったり、歩くのに手かしてもらったり、お風呂入れてもらったり、あ~んしてもらったり。  ・・・最後らへん変な思考が混ざったような気もするけどきっと風邪のせいよね。 ちょっと考えるのも億劫になってきたから寝るわね・・・。お休み・・・。 『熱暴走』  こなたが私の腕のなかで寝てる・・・。前からずっと思ってたんだけど、寝てるときのこいつの寝顔は本当に可愛い。 無邪気な子供が遊び...
  • こなかがお絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/20
    実はこっそり「週刊こな☆かが」で、ちょっぴりだけお手伝いさせて頂きました。たくさん売れて第二弾製作決定!になるといいですね^^ -- フタ☆某 (2008-11-23 21 46 28) GJ!へちょっとしたところが可愛い -- 名無しさん (2008-11-23 22 50 21) マジですか!!フタ某様まで参加してるとは…すげえwデフォルメキャラも可愛いですねw -- 名無しさん (2008-11-24 01 42 49) デフォルメかわええ♪ -- 名無しさん (2008-11-25 17 29 39) つjかさとは仲良しなのだが かがみとは 何時もかがみんが先導 -- 炎穂 (2009-07-16 21 16 57) 名前 ...
  • 7話 third stage
    「えっと、初めまして!隣に越してきた小早川ゆたかです。」 「ゆーちゃん、緊張しなくても大丈夫だよ。つかさは優しいし、かがみも見た目より怖くないし。」 「よろしくー、ゆたかちゃん。」 「おいこなた・・・ま、ともかく、これからよろしくね。」 あれから2年。かがみと同居を始めてから2年。かがみ、つかさやみゆきさんと親友になって。 たくさん、大切なモノができて、たくさん、大切なモノを知ることが出来た。 「しかし、ゆーちゃん、よく一人暮らしする気になったね。」 「陵桜に行くには丁度いいし、それにお姉ちゃんや、先輩方もいて安心かなって思ったの。」 そして、3年目。3回目の春には従姉妹のゆーちゃんが隣に引っ越してきて。 景色が春、夏、秋、冬と目まぐるしく変わるように、普通じゃない事が、普通になってゆく。 でも、それが私には嬉しくて、幸せで。かがみ...
  • ひとり、ふたり
    ひとり、ふたり そうなのかなって思い始めたのはずっと前 その言葉を聞いたときから 私はあの子をもっともっとよくみるようになった それまでは あの子隠してたからわからなかったけれど しっかり見据えるようになってやっとわかった それで 私はこっそり決意した 誰にもわからないように でも 絶対に揺れないように 1  最近、こなたの様子がおかしい。妙によそよそしいというか、多分私を避けている。つかさやみゆきと話しているときはいつも通りに見える。なのに、私が絡むと途端に態度が変わるみたいだ。昨日の放課後もこんな感じだった。 「つかさー、この前貸した漫画どうだったー?」 「あ、あれ?えーと…」 「2巻の主人公がもうかっこよくてさー。『ハリー!ハリーハリー!!ハリーハリーハリー!!!』は最高だね!私大好きなんだー。今一番燃えるねあれが」 「うんと…まだ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~14スレ目)
    ...「風の魔法」 ちょっとした姉妹離れ  12-676氏 12スレ目  つかさ視点のSS。つかさは、最近こなたの事を嬉しそうに話すかがみが気になっていた。かがみの気持ちに気付いていた。だから、これからはかがみの支えになりたいと願うのだった。 こなたにいる  12-676氏 12スレ目  かがみの一人語り。童話の幸せを運ぶ青い鳥を、自分とこなたの関係に重ね合わせて、こなたへの想いを巡らす。かがみはこなたへの想いについて悩んでいた。 下書き  12-676氏 12スレ目  こなたとひよりの会話だけのSS。ひよりがこな×かがをモデルに書いた同人について、こなたに問いつめられる。 かがみのおっぱい  12-702氏 12スレ目  直接描写は無いものの、若干の性的描写有り。かがみの胸を触った事から、こなたは自分を慰める。 明るくなるよ  12-926氏 12ス...
  • 新たなステップ
    可愛いなとか。優しいなとか。一緒にいるのが当たり前で、いないとなんだか物足りなくて。離れたくないし、手放したくないって思った。 笑ってほしい。笑顔が見たい。ずっとそばで笑っていたい。 好きって気持ちを家族愛とか友情とか、恋愛ってやつに分類するとしたら。間違いなく私はかがみに恋している。 だから好きって言ってもらえて嬉しいし、付き合ってほしいって言葉にも頷けた。 今までも、これからも。ずっとかがみの隣は私の場所なんだって思えたから。 珍しく早起きした朝、いつもとは反対に柊姉妹を待つ。 通学の時間帯だから学生服の若者でごった返してる。朝から堂々といちゃついてる人もいたりするのかな。 以前なら冷やかし気味にちら見する程度だったけど、なんとなく青春のワンシーンに目が行く今日この頃。 間違ってもバカップルにはなりたくないけれど。 そもそも女同士だからカミングアウトもし辛いし、...
  • ふたりの夜
    「まさか、こういう所だとは思わなかったねぇ」 「そんな暢気な事言ってる場合か!」 「だけどかがみんや。もうどうしようもないいんだから、 楽しんだほうが賢明だヨ」 「まぁ…そうなんだけど…楽しむって…」 ◆ 五月の大型連休、というか所謂ゴールデンウィークの初日。 休日にふさわしい青空は雲ひとつなく、ぽかぽかの陽気だ。 大学も今日は何もなくてアルバイトも入れていない。大学に入って こなたと二人で暮らし始めた私は朝ごはんの時の食器を洗いつつ こなたに話しかけた。 ちなみに家事は分担制だ。食事に関して言えば、作るのはこなたで 片づけるのは私。…もっとも、これは私の料理の腕があまり良くないから 必然的にそうなってしまったのだけれど。 「今日、どっか出かけるー?せっかくの連休なんだしプチ旅行とか」 「んー?なんか今つかさからメールがあって、今からこっちに...
  • 「バトンタッチ」 3話
    「ふーん、そうだったんだ。確かにこの服だったらこなちゃんのサイズにピッタリだもんね」 数分後、何とか正気を取り戻したつかさにこなたの格好の訳を説明し終えた。 「全く・・目の色変えてこなたにベッタリしちゃって・・」 「かがみも人の事いえなかったけどね」 更に制服が乱れきってしまってるこなたから最もな指摘をされる。 「あ、あれはこなたが変なこと言うから・・」 「変な事?こなちゃんどんな事言ったの?」 「えっとね、 ねえお姉たん、もうお・・」 「やめい!!またつかさを暴走させたいのか!」 「おっと、危ないところだった・・一緒にかがみまでまたおかしくなる所だったよ」 「お姉ちゃんもこなちゃんに萌えちゃったんだー♪」 「変な単語使うなぁ!」 「あの・・所でつかささん?」 「何ー?」 「・・そろそろ下ろしてくれないかな・・?」 つかさはさっき...
  • 「バトンタッチ」 2話
    30分後、脱衣所。 「ふぃ~暖まった~ありがとうかがみ♪」 「お礼ならつかさにいいなさいよね、あんたの為にお風呂掃除からしてくれてたんだから」 「そだね、後でお礼言っとくね。つかさもかがみと一緒で優しくて嬉しかったよ」 「わ、私はただ風邪をうつされたくなかっただけだからね!」 「おっと、早速ツンツンモードに戻っちゃったか~  さっきは私の事が心配だって散々言ってたのにね~♪」 ポカポカに温まってすっかりいつもの調子に戻ったこなたは私の頬っぺたをツンツンしてくる。 「風邪うつされたくないんなら何でさっきは自分の体で暖めてくれたのかな~?♪」 「う、うるさいわね!ちょっとしたはずみよ」 (はあ・・何でさっきみたいな時しか素直になれないのよ私・・) こなたがいつもの調子に戻った途端、私自身もいつも通りの 意地っ張りに戻っちゃった事に軽い自己嫌悪を感...
  • ひとり、ふたり(後編)
    ひとり、ふたり(前編)へ 4 「落ち着いた?」 「…うん。さっきよりは」  こなたが小康状態になるまでは、かなりの時間を費やした。どうやらこなたの気持ちの暴走も一段落したようだ。  私はこなたを正面から見据えて、切り出した。 「じゃあ、私の話…さっきの続きなんだけど…中断しちゃったからね…聞いてくれる?」 「…できれば…聞きたくないよ…。でも、聞く」  こなたも私を正面から見ている。まつげがふるふる震えている。ちょっと怯えた顔だけど、それでも私の話を聞いてくれた。 「私ね…こなたとずっと一緒にいたらいけないと思うの。あの…こなたが私を好きって言ってくれてからこんなこと言うのもすごくずるいんだけど…こなた、寂しかったんだよね?」 「…!」  こなたが息をのんだ。 「…気づいて…たの…?」 「いや、確証があったわけじゃないよ?でも、んー、結構前になるんだけど、ほら...
  • 哀詞
    季節は目まぐるしく回る。そんな季節に取り残されていると感じる。 私の季節は4ヶ月前、こなたを残酷に傷つけたあの日で止まっている。 私の季節は、春雨が降る、薄暗い初春。 あの日から、私の頭にはいつもこなたの影がちらつく。 さよなら。 笑いながら哀しんでいるこなたが、私の中に住み着いている。3年間、一度も見たことが無い表情で。 「お姉ちゃんどうしたの?せっかく家に帰ってきたのに暗いね。」 「えっ、あっそうかな・・?」 「夏休みにぐだーってしてるお姉ちゃん見るのは初めてかも。」 「ちょっと夏バテかもなー。」 「じゃー後で私がご飯作るね。専門学校で教わった料理とかご馳走するよ。」 「ありがとう、つかさ。楽しみにしてるわ。」 いつもこうやって私は偽っている。つかさや大学の友達、そして自分にも、偽っている。 深く考えられない。...
  • 第7話:キスしようか
    (管理人注:こちらの作品には鬱要素や出血等の表現がございます。そのような展開や描写が苦手な方はご注意ください。 詳しくは作者さんの発言こちらをご覧ください) 【第7話 キスしようか】 こなたは四角い窓の外を指差した。 「あれみてるだけで元気が湧いてくるね……」 ビッグサイトの逆三角にいつも見守られている。 「……やっぱり個室はいいねえ。自分の部屋みたいにできるし」 お守りに加え、漫画やDVD、ギャルゲなど……どうみても入院患者の部屋じゃない。 ましてや白血病なんて重い病気持ちの部屋とは…… こなたはノーパソでギャルゲーをしながらつぶやいた。 「本当にここは天国だね。ね。かがみん、つかさ」 今日はかがみはつかさと2人で見舞いに来ていた。 「……ま、そりゃ、病気じゃなければワンルームマンションやホテルみたいなものだからね 「私も、正直言って病気じゃなければ...
  • 問い
    空はどこまでも高く、どこまでも青い。 雲ひとつない、快晴といって良いんじゃないかな。 日差しはとっても暖かで、時折吹く風が気持ちいい。 そんなうららかな昼下がり、私とかがみは公園のベンチで昼ごはんなんかを楽しんでいた。 「ふう、食べた食べた。ごちそうさま、おいしかったわよこなた。」 「お粗末さまでした。はい、かがみ。お茶。」 私は水筒のからコップにお茶を入れると、かがみに渡した。 「ありがと。」 かがみがお茶を飲んでいる間に、私はすっかりからになったお弁当を片付ける。 二人分にしてはちょっと多いかななんて思ったけど、かがみの食欲にはかなわなかったようで。 「それにしても、外で昼ごはんを食べようなんて、こなたにしては随分素敵なことを言ったものね。」 そう言ってかがみはコップに口をつける。コップから出る湯気が、まだお茶が冷めていな...
  • 二つの結婚宣言
      『前略 母上様(独自設定 注意)の続編 二十一世紀も半ばを過ぎた、とある年の四月のこと。 ここ陵桜学園では、今年もたくさんの新入生を迎え入れました。 これも毎年このために、とばかり、校内の桜は、今を盛りと咲き誇っています。 花の香とともに、下ろしたての匂いを制服に纏わせ、新入生たちが校庭をそぞろ歩く中で、 仮にもしこの場に、五十年前のことを憶えている者がいたとすれば、 ここにいる二人の少女を見て、ハテどこかで見たような、と、首を傾げたかもしれません。 「いい陽気だね~、こんな日には縁側で渋茶だネ、お姉ちゃん」 ツインに結んだ青い髪が春風に軽くなびいて、涼しげな目もとを今は眠そうに細めながら、 ポカポカ陽気を満喫している、こちらは妹のほうです。 「やめなさいよ。もう少し女子高生らしいセリフはないの?」 澄んだ碧眼も鋭く、ピ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~15スレ目)
    ...「風の魔法」 ちょっとした姉妹離れ  12-676氏 12スレ目  つかさ視点のSS。つかさは、最近こなたの事を嬉しそうに話すかがみが気になっていた。かがみの気持ちに気付いていた。だから、これからはかがみの支えになりたいと願うのだった。 こなたにいる  12-676氏 12スレ目  かがみの一人語り。童話の幸せを運ぶ青い鳥を、自分とこなたの関係に重ね合わせて、こなたへの想いを巡らす。かがみはこなたへの想いについて悩んでいた。 下書き  12-676氏 12スレ目  こなたとひよりの会話だけのSS。ひよりがこな×かがをモデルに書いた同人について、こなたに問いつめられる。 かがみのおっぱい  12-702氏 12スレ目  直接描写は無いものの、若干の性的描写有り。かがみの胸を触った事から、こなたは自分を慰める。 明るくなるよ  12-926氏 12ス...
  • Wonderwall(完結)
    「も一つ、甘えちゃって、いい?」  腕の中で、あられもない、という表現がぴったりの顔を上げ、こなたが呟く。  返す言葉など、一つしかない。 「今なら、幾つでも。」  弾ける… とまでは行かないが、今度は、実際の泣き笑いを、不器用にも見せてくれる。 「私の … 」 「  」  耳元で囁く言葉は、余りに頼りなく、鼓膜に、内耳に、いつまでも残響していた。  私は、その、一瞬の戸惑いを、拭い去る意味で。 「私で。」 「私なんかで、良かったら。」  笑える状況ではない。 だけど。  唯々、安心、させたくて。 ―違う。 自分が、安心したくて。  対する竜胆は。  …  私は、シーラカンスでも見ているのか。  先刻の、「諦め」という確たる芯を持った薄...
  • 花火大会
    カナカナカナ……ひぐらしの鳴き声が聞こえる夏の夕暮れ。 日の入りが早くなって来たとはいえ、まだまだ、残暑は身に沁みる。 ふと、周りを見れば、道往く人は、皆浴衣を着ている。 そして、往来の真ん中を行く私達も、その例には漏れていない。 今日は、夏の花火大会。 人の川の流れに身を任せて、私と彼女も、歩く。歩く。ただ、前を見て、歩く。 どうしてだろう? いつもだったら、他愛の無い話して、じゃれ付いたり、じゃれ付かれたり。 何でかな? 私も、彼女も、無言で、歩く。 決して、居心地が悪いわけじゃない。寧ろ、安心する。彼女といると。 ただ、いつもと違う。それだけ。 ちょっと、横目で隣を歩く彼女を盗み見た。私と彼女の身長差は17cm。こうやって見ると、結構、離れて見える。 周りの人が私達を見たらどう見えるのかな。姉妹? 親友? それとも……? それとも、なんだろうね。 ...
  • そこにある灯
    「また明日」 彼の言葉に私は小さく頷き返すだけだった。 離れていく後ろ姿。ぼんやりと見ていると不意に振り返って笑顔と大きく手を振って。 気付かなければよかったな。決まり悪く小さく手を振り返す。 本当に楽しそうだった。ただ私が一緒にいるだけなのに。 完全に彼の姿は駅のホームへと消える。私はその反対方向へと足を踏み出した。 デートなんてそんな浮つくようなものじゃない。 たまたま休日に予定が入っていなくて、よく出かける場所に一緒に行かないかって誘われて。何となく一人で行くのが寂しいって思っちゃって頷いた。 天気だって微妙だった。秋と言うには肌寒くて冬と言うにはまだ暦的に早い時期。今にも降り出しそうな雨。 ちっとも見栄えのしない服装。今日は珍しく戦利品はなし。 比較的趣味が合う割に物色するような余裕というか空気じゃなくて、私はああこういうのはダメかもしれないと思った。 ...
  • 二人の時間 5話
    『二人の時間』 電車を降りた私は、まっすぐ自宅へ向かっていた。 今日は週末だからと、上司に飲みに誘われた。結構気を遣って疲れた。 帰ったらすぐに寝よう。 春から社会の一員になった。 本当は実家に帰りたかったが、会社から遠いので、都心のアパートで一人暮らしをしている。 今住んでいる街は、都内の人気エリアだ。お父さんが、危ない街には住ませられないと言うので、このアパートを見つけてくれた。 実際、街の治安は良く、駅から近いので、結構気に入っている。 自宅の前に来たので、鍵を開けようと、ポケットに手を入れた。 (ん…?) 鍵がない。反対のポケットにも、上着の中にもない。バッグの中身を全部出して中を確認したが、やはりない。 「あああああああ」 思わず声を出してしまった。どうしよう。ネットカフェにでも泊まるか。それともコンビニで時間を潰そうか...
  • らすとしーずん
    インターホンを押してからの数秒間、こんなほんのちょっとの間ですら待ち遠しい。 眼前の建物で暮らす三人をもちろん私は知っている。 「はい、泉です」と答えてくれる三種類の声。 いつものように眠たげで舌っ足らずな声が耳に届いてくる、それだけでなんだか嬉しくなる。 ──おっす、遊びに来たわよ と訪問の目的を伝えたら、その向こうにいるあいつのことを思い浮かべたりとか。 とてとてと近づいてくる足音。 ぴたっと止んだかと思ったら、深呼吸。 待ちわびた私にどんな言葉をかけてからかおうか、顔がにやけちゃってさ。 嘘。分厚い壁越しの様子なんてわかるはずない。 でも、声を聞いてから実際に会えるまでちょっぴりドキドキ。 「いらっしゃい、かがみ」 流れるように、いや、滑らせ過ぎて『かがみん』って聞こえそうな、私に向けられた言葉。 いつかのようにだらしがなくて、みっと...
  • 好きの証明
    朝、いつもの場所に待ち合わせ。到着するのは大体私が後だった。 今日もやっぱり仲良し姉妹が先にいて待っている。まだかまだかという様子は見なきゃよかった。 苛立ち、心配はたぶんありえない、そんな顔をさせていることにちくりと胸が痛む。 それでも何食わぬ顔で行くのが私だけどね。 「おはよー、かがみ、つかさ」 「おはよう、こなちゃん」 「おはよ」 にこっと微笑んでくれるつかさに癒され、ちょっと無愛想なかがみに頬が緩む。 いやマゾとかじゃなくて、こういうキツいとこがかがみらしくて可愛いんだよ。 「あんた時間通りに来るってできないのか。前に時間遅らせたらその分さらに遅れてくるし」 「いやまあ、それが私らしさってことで一つ」 「時間守れないなんて絶対将来苦労するわよ」 「その点は大丈夫。バイトはまだ無遅刻無欠勤だし」 「その精神を私らにも回してくれ」 呆れるかがみ。罪悪感がない...
  • 据え膳食わぬはオトメの恥
    「ただいまー」  買い物から帰ってきたつかさが玄関を開けると、そこには家族の物とは違う、 見慣れない──けれども、どこかで見た覚えのあるような──靴が一足あった。 「誰か来ているのかな?」  自分の部屋に戻ろうとすると、居間にいた上の姉から声がかかる。 「おかえり、つかさ。こなたちゃん、来てるよ」 「あ、こなちゃんかー」  どおりで、見た覚えがあるはずだ。 「たぶんかがみの部屋にいるからー」 「うん、ありがとー」  階段を上って、二人のところに行こう、としたところで、つかさはちょっとしたイタズラを思いついた。 (そおっと部屋に近づいて、いきなりドアを開けたら、二人ともビックリするかなぁ)  二人の驚いた顔を想像すると、それはとても楽しそうに思えた。  普通に歩くとギシギシと鳴る古い階段を、音をさせないように静かに進んでいく。  抜き足、差し足、忍び足...
  • 『ふぁん☆すた』 第三話
    あれから三日が過ぎた。 その間で、こなたは少し優しくなった。私を一生懸命励まそうとしてくれるのが見ていても分かった。 こなたは人に積極的に優しくするのには慣れていないのだろう。 照れ隠しに私をいじってくることもしばしばだ。 そんな彼女をいじらしく感じた。 いとおしい。 とても。 そんなこなたのおかげで私は安らぎを得ることができた。 私はこなたと一緒にいれて幸せだ。 …まあ、こんな気持ちは到底面には出せないけどね。 『ふぁん☆すた』  第三話 「いやあ~、すっかり春だねえ~」 窓の前に立ってこなたが言う。 それに応えてベッドの脚の部分に腰かけながら私は言った。 「そうね。まあすぐに大学の入学式があるからうかうかもしてられないわね。…もちろんそれまでに退院できたらの話だけど。」 我ながらち...
  • 好きの形はいろいろだけど
     気の置けない友人たちに対する、好き。  尊敬する人たちに対する、好き。  姉さんたちに対する、好き。  両親たちに対する、好き。  親友に対する、好き。  妹に対する、好き。  私の心の中につまっている、いろいろな、好き。  それらの好きは、形も色も香りも大きさも、少しずつ違っている。  けど、いちばん違うのは。  いちばん大切なのは。  いちばん怖いのは。  おそらくは、  この世界にふたりといない、  ありったけの想いをよせる人に対する、  好き。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『好きの形はいろいろだけど』 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  今日も朝から快晴。車の中に閉じこもっているのがもっ...
  • 夏の一日
     ピピピピピ――。  甲高い電子音が鳴り響く。  少しの間、睡魔と闘った後、私はその耳障りな音の元凶である目覚まし時計をなんとか止める。  そして、そのまま二度寝してしまわないよう、ベッドから抜け出そうとしたものの、何故か思うように体を動かせない。  まだ寝ぼけ眼の目を必死に凝らしてみると、こなたが私の体を抱き枕のようにして巻き付いた状態で眠っていた。  どうりでずっと寝苦しかった訳だ……。  …えっ、そもそも、なんでこなたがそこに居るのかって?  決まってるじゃない、これはこなたのベッドなんだから。  じゃあ、なんで私がこなたのベッドで寝てるのかって?  …べっ、別に良いじゃない。そんなこと……///  そんな事はさておき、冬場ならまだしも、夏場にこれをやられると暑苦しくて仕方が無いので、早速私こなたを起こす事にする。 「ほら、起きなさい。こなた」...
  • 夜の学校に二人きり
    「う~ん、どこ行ったのかな~…」 「だからここじゃないんだって~」 体育館の倉庫で、私とかがみは、昨日かがみがなくしてしまった携帯を探していた。 「昨日もここ探したじゃん」 「でも、もうここくらいしか思い当たる所がないのよ!」 「ねえ~、もう帰ろうよかがみぃ~」 「もうちょっとだけ!昨日あんたの買物に付き合ってあげたでしょ!?ほら、こなたも探してよっ!」 「ふぁーい…だったら、今日の分の埋め合わせもしてもらいたいものだね」 「ん~…昨日の授業でここで電話があって、その後…いや、もしかしたら…ぶつぶつ」 「…聞いてないネ」 「あー!あった~!!ほらほら、やっぱりここだったでしょ!?」 ようやくかがみの携帯が見つかったようだ。やれやれ。 「はい良かったね~。それじゃもう帰ろうヨ。外暗いし」 「そ、そうね。ごめんね、こんな遅くまで…」 ガチ...
  • 「バトンタッチ」 1話
    かがみ「ちょっとこなた!?あんたずぶ濡れじゃない!」 つかさ「こ、こなちゃん大丈夫!?」 真冬の冷え込みが激しいある日曜日、私は玄関先に立ってるこなたを見て唖然とした。 私達の家に遊びに来る途中に予報になかった大雨にやられたみたいで上着の中まで全身グッショリになって震えてたからだ。 こなた「うー・・天気予報じゃ雨が降るなんて言ってなかったのに・・」 つかさ「わ、私お風呂沸かしてくるね」 そう言って浴室へトテトテ走っていくつかさ。 かがみ「こなたも早くあがって服全部脱いで!そんなの着てたら風邪ひくから!」 こなた「ぜ、全部脱ぐの!?かがみ・・私が可愛いからって変な気を・・」 かがみ「ふざけてる場合か!・・私はこなたが心配なだけで・・」 こなた「へぇ~かがみ優しいんだぁ~」 かがみ「う・・」 思わずいつもみたいに言い返しそうになったけど よく...
  • 木枯らしに吹かれて
    「お待たせー、みんな帰ろう」 「あ、お姉ちゃん」  つかさがなぜか申し訳なさそうな顔をして迎えてくれる。帰り支度を済ませたつかさとみゆきの二人に近づくとその理由が分かった。  冬本番が近づいているというのに制服姿のまま薄暗がりの教室で、なんだか幸せそうに寝入っているやつ。 「ちょっと起こすのがかわいそうだったからちょうどよかった。お姉ちゃんあとはよろしくね」 「は?」 「すみません、今日は家の事情で早く帰らないといけなくて。失礼します」 「え、ちょっとみゆき、つかさっ」  ガラガラピシャッ。笑顔を残してあっさりと出ていってしまった。  つかさに何か用事なんてあったかしら。別に私だってたまに日下部たちと帰ったりするけどさ。  教室に取り残された私と絶賛爆睡中のこなた。受験生ということもあり放課後はすっかり静かだ。 「何の悩みもなさそうな寝顔よね」  受験が迫ってピリピ...
  • 初めてのデート【エピローグ】
    初めてのデート【エピローグ】 「ねぇ、なんで今日の待ち合わせは私んちの前だったの?」 朝からずっと疑問に思ってたことを聞いてみる。 「なにを今更~。もう何でもいいジャーン?」 よくないわよ。めっちゃ気になる…。 夕暮れ時。 私たちは燃える日の下、歩いていた。 もう、帰る時間になっちゃったから。 青空だったキャンバスが、オレンジに染まっていた。 長かった特別な日が、終わろうとしていた。 カラスがないていた。 …少し、寂しいな。 「それより、…1つお礼言わしてよ、かがみん」 え?何のよ。 「何のお礼よ?」 本当になんだっけ…? 「時間間違えたの…許してくれて、ありがとう」 …そのことか。 もう全然気にしてないのに。 そうゆうちょっとした所までちゃんと言う...
  • プロジェクト・こなかが ゼロ
     お昼休みに色々あったおかげで、こなたとかがみの仲の良さは学校内でも有名になりつつあり、何時だったかみゆきが言った‘外堀を埋める’という意味での2人の垣根は低くなってきたのではないだろうか。  とはいえ、あの2人仲が良いね~、で済まされてる辺り、陵桜学園には強者が多すぎると思わざるを得ないのだが。  さて、今回の話の大元はひより発案、みゆき編集による‘こなたとかがみにラブレターを書かせよう’という作戦。  で、素直に書くはず無いものをアニ研、文芸部合同の機関紙の一部、として書かせる流れになっていた。  だが、機関紙となれば公に書くもの。故に念密な打ち合わせと検討、的確な時間指定が必要。  そこで、こなた、かがみ、みゆきの3人はアニ研部室にて、担当者と打ち合わせをすることになったのだが、 「八坂さん、遅いわね」 「そだね~」  現在放課後。打ち合わせ担当...
  • 今日だけのあまえんぼ
    太陽が空のてっぺんに登る頃。 お昼休みの学校の屋上に一人の少女。 柵に腕をのせてぼーっと、遠くに浮かぶ雲を見つめる。 空はとてもきれいな青。 しかし、青空を見つめる少女は、この空とは正反対の表情だった。 クラス発表の日。かがみにとっては、とても重要な日だった。 …また同じクラスになれなかった。今年が最後のチャンスだったのに… いろいろ手を尽くしたけど、やっぱりダメだった。ショックが大きい。 わざわざ文系まで選んで、可能性を増やそうともしたのになあ… …今年こそはつかさと…みゆきと…それにアイツとも…一緒のクラスになりたかったなぁ… 「はぁ…」 ため息が出る。 どうして私だけ… やっぱり私、ハブられてんのかなあ… 暗くてネガティブなことばかり考えてしまう。 屋上で一人。 何も...
  • とても大きな存在
    めずらしく真面目な話をしていたから。二人きりだったから。 私は今なら本当の気持ちを言えるって思った。 こなたはなんだか泣きそうな声で。 いつもからかってくるはずのこなたが寂しいって。 私たちとの別れをいやだって言うもんだから。 たくさんの思い出はほとんどこなたと共にあるということ。 クラスが違ってホントは寂しかったこと。 他にもたまの寄り道とか、ライブとかイベントごとの話もいろいろあるけれど。 とにかく私にとって泉こなたがいかに大きな存在か。 恥ずかしさが込み上げてこないうちに言いたかった。 「ずっと一緒にいてほしい」 ……あれ、違う。 私が言いたかったのはそうじゃなくて、その…… 「と、思ってる」 だあぁそうじゃない。 願望を心の中で留めておくなんて言っても無駄なのに。 いや、本音はそうなんだけど、何かいろいろはしょってるから。 ...
  • 未来もずっと
    「かがみー、雲は多いみたいだけど、降水確率は20%だってー」 洗面所で顔を洗っていると、こなたの声が聞こえてきた。よかった、雨は降りそうにないわね。 今日はこなたと一緒に動物園に行く日だ。雨なんか降られたらたまったもんじゃない。いや、雲ひとつ無いのもちょっと困るんだけど…。 その理由は、私達の赤ちゃんがこなたのお腹にいるからだ。紫外線は妊婦によくないので、快晴なのもちょっと困る。 顔を洗い終わって、部屋に戻ると、こなたが日焼け止めクリームを肌に塗っていた。その横には帽子も用意されている。 こなたもちゃんと分かってるみたいね。きっと子供思いのいいお母さんになるわよ。 「ん?どったの?」 「な、何でもないわよ」 まあ、ニヤけた顔で何でもないと言っても説得力が無いんだけどね。案の定こなたにツッこまれて、私は動揺してしまった。 そんないつものやり取りをしつつ、準備が完了した。今ま...
  • スレの夢の終わりに…
    「もうすぐ、終わっちゃうんだ……」  暮れゆく陽に染め上げられた世界。  通い慣れた場所の筈なのに、今日は酷く眩しくて……寂しい。 「こなた……」  秘密の日記帳を開いて、そっと頁をめくってみる。  始まって早々、変なギャルゲーに付き合わされた月曜日。  私と同じ苗字のキャラが、主人公を保健室に連れて行くシーンでニヤニヤするこなた。  そんな悪趣味なこなたと、本当の私も見てよって素直に言えない私が悲しかった。  そのくせ、学校では早起きして作ったお弁当を美味しそうに食べてくれたり、  頼んでもいないのに夜中いきなり訪ねてきて、幸せになれる言葉をくれて……お陰でますます  こなたのことが好きになれた。  ちょっとした行き違いで、こなたと喧嘩してしまった火曜日。  仲直りが恐くて逃げてしまった私に、あったかいマフラーをプレゼント...
  • 無題(H1-66)
    何気ないいつも夕食時間。 今日はお父さんが遅くなるので妹のゆーちゃんと二人でご飯を食べていた。 「ねぇ、ゆーちゃんはみなみちゃんの事好きだよね?」 「うん、大好きだよ!」 「二人でいる時はどんなかんじなの?」 「うーん、一緒にいると嬉しくなって幸せになれちゃう♪」 「へ、へぇー…」 何気ない会話のつもりが、いつしかゆーちゃん、みなみちゃんとのノロケ話に。 ゆーちゃんはみなみちゃんの事が好きで、みなみちゃんもゆーちゃんの事が大好き。 それは誰が見ても間違いない事実で、この二人が付き合わない理由が不思議だった。 「えー、だってみなみちゃん、ああ見えてすっごく恥ずかしがり屋さんなんだよー。  今付き合って手とか繋ぎ始めたらみなみちゃん、きっと一日中真っ赤になりっぱなしになっちゃうよー?」 えへへー♪とか微笑みながらその説明をするゆーちゃん。 いやもう、...
  • プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』(続き)
    「かがみ~、あそぼ~よ~」 「ちょっと待って、今からこっち片付けないといけないんだから」 「え~」  そう言って唇を尖らせるこなた。そんなこなたを見て、かがみは苦笑しながら、 「後で遊んであげるから」  と、ポンポンと頭を軽く叩きました。  くすぐったそうに目を細めるこなた。頭に生えている狐の耳がピクピクと動きました。  そんな、2人の日常です。  助けた狐が人間になった。かがみも、そしてその家族も最初は驚きました。  ですが、昔から狐は何かに化ける動物と言われています。  なので、神社を営んでいるかがみの家の人達は、それを狐の恩返しと、解釈しました。  一方、狐であったこなたは、何故、人間になれたのか?そんなことは一切気にせず、ここぞとばかりにかがみに甘えてくるようになりました。 「かがみ~、あの時は助けてくれてありがと」  そう...
  • そして、采は投げられた
     いつからだろう。  些細な、本当に些細な変化、というよりは違和感を感じるようになったのは。  具体的に言うとその違和感は二つ。  一つはこなたの様子。  元から一般人とは掛け離れた言動や行動をするやつだったけどそれとは違う。そわそわしてたり、 ぼーっとしてる時が多いと思う。…これは私の気のせいかもしれないけどね。  もう一つは私自身。  そんなこなたのことが気になって仕方がないというか、何と言うか…。  …とにかく、こなたの一挙一動に敏感に反応してしまう。前はこんなことなかったはずなのに、なんで?  解るような解らないような…。朝からそんなことを自分の部屋で考えていると、すぐに 学校に行く時間が来てしまって、その気持ちに名前を付けられないまま、私はつかさと一緒に家を出た。  バス停で5分程待っていると、いつものように少し遅れてこなたがやって来た。...
  • 脅迫ゲーム
    脅迫ゲーム わからなかったんだ ふりまわされてたんだ 気づけなかったんだ 言い訳になっちゃうけど ほんとはそんなつもりじゃなくて ただ あなたのことを ―― したくて それで私は 柔らかい鎖を用意したんだ だから そんな顔しないで もっと 笑っていて お願いだから 1  12月に入ってすぐの第一日曜日。今にも雪の降りそうな、暗い曇り空のある日。私はその計画を実行に移すことにした。この日のために、どれだけ考えただろう。どれだけタイミングを窺っただろう。どうして自分がこんなことをしようとしているのかは、はっきりとはわからない。ただ、そうしなきゃいけないっていう、すごく強い思いはあった。そうしないとダメなんだよ…って、ずっと誰かに言われ続けていた気がする。思い返せば、チャンス自体は前からあった。けど、あのことに気づいたのはだいたい3ヶ月前くらい。...
  • こなたの誕生日
    「ねえ、こなた」 学校でかがみは私に聞いてきた。 「な~に?」 「もうすぐあんたの誕生日でしょ?何か欲しいものってある?」 「おお!私へのプレゼントですか!」 「リクエスト聞いてやるのもいいと思ってね。何がいい?」 「う~ん…まあ、強いて言うなら~…」 「うんうん」 「かがみかな」 「…」 「もうすぐあんたの誕生日でしょ?何か欲しいものってある?」 かがみは一度リセットして、全く同じ事を聞いてきた。 「かがみ」 「…」 「…あ、ああ。鏡ね。立て掛けるタイプ?それとも壁に掛けるのがいい?」 「私、柊かがみが欲しいんだけど(かがみ机を叩く)ごめんなさい特に思い付かないかな」 「じゃあ…例えば、服とか」 「私、ファッション興味ないよ」 「本は?」 「好きな漫画は発売日にゲットするけどね。…言っとく...
  • 磁石の両端
     顔を上げる。  目の前は机で、その上には問題集とノート。三日後からは中間テストがあり、今は そのための勉強をしている。  でも……。  はぁ、と溜息を一つ。ノートの上にシャーペンを転がして、大きく伸びをする。  時計を見ると八時半で、勉強を始めてからまだ一時間くらいしか経っていなかった。  最近遅くまで勉強してるから眠いし、今日はあまりやる気が出てこない。  集中しないといけないのは分かってるんだけど、どうしても別のことが頭に浮かんでくる。  今日の放課後のこと。何度でも、蘇ってくる。  はっきりと、正確に。 「かがみ~、勉強教えて~」  放課後になった途端、教室にこなたが入ってきた。  こなたは半ば泣きそうな顔で、私のところにふらふらと寄ってくる。表情を見るからに、 本当に絶望の淵に立たされているようだ。  でも...
  • かがみにこなかがスレを見せてみた
    ちょっとかがみにこのスレ見せてくるわ(5スレ目363氏より) (という訳で)実際に見せてみた。(vo.中江真司)  最近こなたが変だ。  休み時間こなたのクラスを覗く度に、こなたは携帯をいじりながらひたすら頬を緩ませ ニヤニヤしている。  初めは何か面白いメールでも読んでいるのかなと思っていたのだが、それが毎時間、 毎日となると話は別だ。  …なんで毎時間隣のクラスを覗きに行くかって?  た、たまたまよ、たまたま。ちょっとした用があったり、遊びに行ったり、 移動教室の時になんとなくこなたのクラスの前を通ってみたり…。  って、まあそれはとりあえず横に置いておくとして、最近では時々何かに 悩むかのように頭を抱えたり、「あー!自重しろ私!!」と自分で自分の頬を つねったりしている。  今日などは携帯を片手に机につっぷしていた。アンテナのしおれ具合か...
  • ハネムーンですけど何か?・その2(前編)
    (作者注:本作は、8-784氏が避難所スレPart2に投稿された一連の4コママンガに触発されて作成しました) 仮装行列でつかまえて 思わぬ援護 小さな声で ツンデレーション×2 <一日目 一七時〇五分>  東京からヘルシンキまでの飛行機はエアバスだったが、ヘルシンキからマドリッドまでは聞いたことのない会社のものだった。せいぜい百人程度しか乗れない、どちらかというと中型機の部類である。シートにしてもビジネスクラスとは名ばかり。エアバスはエコノミーシートに比べ五十パーセント増くらいの大きさのものだったのに対し、こちらのそれは見たところまるっきり区別がつかない。  唯一エコノミーとビジネスを区別する仕切りも、なんとキャビンアテンダントの人たちが手で移動しているありさまだ。なるほどこれでは初めからシートの区別などできるはずもない。まあ考えようによっては、予約状況に柔軟...
  • 誕生日へのカウントダウン(5月15日-5月22日)
    2008/05/15(木) 22 41 52 キュ、とマジックで紙をこする時の独特の音が部屋に響いた。 私の目の前にあるカレンダーは、5月に入ってから、毎日、1日ずつ×印が増えている。 そして今日、5月15日にも×が点いた。 ふと、目を落とす。これからも×印が増えていくであろう数字の中に一箇所だけ、赤い○で囲まれた日付があった。 5月28日――アイツの、こなたの、誕生日。 暫くその日付を眺める。ぼんやりと。 数字の向こうに、蒼が碧が、霞んで見えた、気がした。 視線をはがし、机に向かう。 今日だって宿題が出たのだ、進めておかないと後々になって後悔するはめになる。 それに……と、知らず知らずに口元に微笑みを浮かべてしまう。 ――いつ、こなたが宿題を見せてと言ってこないとも限らないし、ね。 そこまで考えて、いや、と頭を振る。 どうして私...
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