こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「説明不要」で検索した結果

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  • 説明不要
    ...よ」 「……説明不要でしょ」 ◇ 結論。やっぱりかがみは普通な方。 かがみにヤラシイ質問しちゃって本当に申し訳なかった。 でも、知りたかったから仕方ない。 女同士は“説明不要”。 つまり仲良しさんからそうゆう関係に進展する可能性はない。 …別に、私はかがみとそうゆう実験の手段の、その…染色体がからむような行為がしたいわけじゃないからね。 純粋に、あくまで純粋に、かがみが女を恋愛対象にみてないかを調べるために、そうゆう実験の手段を持ち出したんだから、ね。 などと心でかがみに言い訳してる私。 こんなこと聞いて、馬鹿みたいだ。 今はかがみが帰った後。 私は1人、溜め息をついた。 君が愛してくれるならに続く コメントフォーム ...
  • 作者の部屋(H2-769氏)
    ...クセル(↑の続き) 説明不要(↑の続き) 君が愛してくれるなら(↑の続き) コメントフォーム 名前 コメント
  • 作者別保管庫(こなかがBBS4スレ目)
    ...H2-769氏 説明不要(パラレル)(恋のアクセルの続き) 君が愛してくれるなら(↑の続き) 証言 white chocolate (1) white chocolate (2) white chocolate (3) H3-81氏 野生のカン 黒猫と黒ぬこ(黒ぬこと雨雲の続編/シリーズ完結)(携帯閲覧用)挿絵:ラハル氏 二人乗り【こなかがコンペ参加作品】 り乗人二(↑のかがみ視点) 向坂氏 何気ないこと(1)    何気ないこと(2)    何気ないこと(3)    何気ないこと(4)    何気ないこと(5) 何気ない日々:紫陽花色と青空色を繋ぐあの日の温もり(↑の続編) 何気ない日々:お見舞いには花束を用意して(↑の続編) 何気ない日々:温かい手(↑の続編) 何気ない日々:膝を抱え込むように悩む二人(↑の続編) 何気ない日々:膝を抱え込むように悩...
  • 恋のアクセル
    ...切り。 説明不要に続く コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-05-31 08 02 57) 続き気になります!頑張ってください! -- 名無しさん (...
  • 編集の方法(参考)
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  • 愛する人と(授業編)
    一時間目、数学 数学、数字ねぇ…… うっ、そういえばいつも気にしてるあの数字。確かこの一ヶ月で2kg増えたんのよね。 原因は……いろいろと心当たりがありすぎる。 まず時々作ってくれるこなたのお弁当。毎回あの豪華さは反則よね。美味しいから全部食べちゃうし。 次にこなたの家に泊まりに行ったときのこなたの手料理。同じく結構なボリュームがあるけどついつい食べきってしまうから。 あとはたまにポッキーゲームとかのお菓子のつまみ食いかしら。糖分の摂りよね。 全部こなたのせいよね。わかっていたことだけど。 運動しないと……っていってもどちらかというとこなたのほうが体力使ってるわよね。 でも私だって体重かけないように自分の体を支えてるからそうでもないか。 回数増やせたらいいんだろうけどあいつ嫌がるしなぁ。 やっぱり幸せ太りってことにしよう。 そういえばもう一つ重要な...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone.jp 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】最強キャラランキング【Tier表】 - AppMedia(アップメディア) 白夜極光攻略wiki - AppMedia...
  • 4巻20p『好きな数字』より
    「柊ぃ~好きな数字を6つあげてみて~」 「唐突だな、どうしたの?」  珍しく日下部が休み時間にシャーペンを握っている。こなたもだけどこいつが授業中以外に ペンを持っているなんて珍しい。……授業中もか。  つくづく似てるなぁ…あいつと。ま、まあ勉強に対してはだけど。 「いや~ロト買ってみたいからさ」 「なるほどね」  納得した。  さっきからニヤニヤと何を思案しているのかと思ったら、ロトくじのことを考えていたようだ。 「みさちゃん、ちゃんと説明しないと柊ちゃん分からないよ」 「あーい。と言うわけで1から43の中で6つ頼むよ」 「適当な説明だな…まあ1から43で好きな数字を6つ選べばいいのね?」  好きな数字か…05と07かな?で05、28…って、いやいやいやいや! 「どんだけー?」と脳内につかさの声が流れる。 「どしたの?柊ぃ?」  ぶん...
  • 無題(H2-209氏)(仮)3
    大分落ち着いたのだろう、今はすぅすぅと気持ち良さげに眠るかがみ 私はするべき事を終えて、手持ちぶさたになった右手でかがみの髪を鋤いていた かがみのトレードマークでもあるツインテールは解かれている 初めは何気なくした行為だったのに、手を動かす度に触れる感覚が気持ち良くて、私は何度も、何度も繰り返していた かがみは今、私のベッドに寝ている あの後、私は倒れたかがみを抱えて保健室に駆け込んだ 冬木先生に診てもらったところただの風邪らしい、安静にしていれば大丈夫とのことだ 直ぐにつかさとみゆきさんに電話して事情を説明、もう少しで来るであろうお父さんの車でかがみを柊家まで連れて帰ると言ったところ ごめんね、こなちゃん!今日家に誰もいないんだ…だからこなちゃんの家で暫く看ててもらえないかな? とのお言葉 つかさが帰れば…とか色々と突っ込み所があったのにそれを...
  • 作者の部屋(H1-52氏)
    ◆短編 無題(H1-50) 無題(H1-66) 無題(H1-87) 無題(H1-98)(↑の続き) 無題(H1-273)(かがみの誕生日記念) 春の空 突然のこなた留学 真実の心を(前編)-New! 真実の心を(後編)(↑の続編/cf.-刻の涙) 同じ気持ちの2人 桜の刹那【第2回こなかがコンペ参加作品】-New! ◆長編 星に願う者―遠すぎた想い 『雪の日の約束』(↑の続編) 夢と幻を越えて(↑の続編) 氷のように…(↑の続編) 記憶の欠片-1年生、春(↑の続編) コメントフォーム 名前 コメント ...
  • white chocolate (3)
    こなたからの手紙を読むと。 私はつい、泣いてしまった。 無論、嬉し涙だったんだけれど。 私は、ますますあいつを好きになってゆく。 ―――――――――――――――――― white chocolate (3) ―――――――――――――――――― 雪が降り出した。 朝からそんな気はしていたよ。 でも、まさかこのタイミングで降り出すなんて。 これは私への罰なのかな。 2人を傷つけてしまった、私への罰。 雪は強くはなかったけれど、寒さは充分すぎた。 今、何時なんだろう。 辺りは真っ暗で。 時間の確認はしたくなくて。 ただ、待っていた。 なんで時計を見ないのかな。 大切なのは、時間じゃないからかな。 寒い。 風は吹いていないけれど。 今の全てが吹雪のようで。 私は公園の、屋根付きのベンチ――昼間は日...
  • 今日の小なた(17スレ目)
    136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/04/05(土) 19 49 02 NGo4Iaoi 「かがみん、あたし前からかがみの事が…」 「それ以上は何も言わないでこなた。あんたの気持ちは言葉を通さなくたってちゃんと私に伝わってるから… …それに愛を感じるのに言葉は不要なのよ?」 「かがみ…んっ!?」 目に涙を浮かべながら顔を真っ赤にさせて戸惑うこなたは口唇を私に奪われた。そう、愛の蜃気楼のなかで…。 破裂しそうな2人の震える唇は焼けるように熱く……………………………ってあーーーーーーー、もう!!!! 自分の執筆した妄想百合小説ノートを前にして今、私は自宅の机で頭をかきむしっている。 数分前までそのノートに数式を書いていたハズが…いつの間にか百合小説にすり変わったようだ。 前のページをめくるとちゃんと数式が...
  • パーフェクトスター第4章Bパート2
    ――――――――――― 『パーフェクトスター』 ●第4章「夢の終わりに謳う歌」Bパート2 ―――――――――――  * * * 眉をひそめて少し考えている様子からすると、かがみの状態を説明するのには時間がかかりそうだ。 医学部かつ博学であるみゆきさんは納得できていても、 素人相手に説明する際、言葉が多くなってしまうのは仕方のないことだと覚悟し、 あくまでみゆきさんのペースで私は話を進めることにした。 「泉さん、人が過去の記憶を無くす、といった人体の自然の仕組みから離れた行動を起こす要因はご存知ですか?」 「ようは記憶を無くしてしまう原因ってこと?」 「ええ」 脳みそのありとあらゆる引き出しを急いで全開にする。 出てきた情報はどれもゲームや不真面目に見たドキュメンタリー番組、映画による知識なだけで結構曖昧なものばかり...
  • 4話 友達の作り方
    こなた。こなちゃん。そう呼んでくれるトモダチが出来て約3ヶ月。最近は泉さん、と呼んでくれるトモダチもできた。 「ふぅ・・・」 「何よ、ため息なんてついちゃって。」 「んー、何でもないよ。」 中学校に通っていた時には想像していなかった今。あの時は、トモダチって言える人は何人いたかな? 「・・・私が夕飯当番だからか?」 「・・・それもある。」 「オイっ!それは偏見だぞ!?私だって上達してるんだから。」 「冗談だよ。」 そう言いながらも私の鼻をかすめる焦げた匂い。かがみめ、鮭を焦がしたな。 「何かあったら言いなさいよ。私で良かったら相談にのるわよ?」 私の記憶では、こんなセリフを言うのはアニメのキャラだけだった。 現実では聞いたことがなかった。だから、私の口からはため息がでる。 「ふぅ・・・じゃあ、夏休...
  • 無題(H2-209氏)(仮)2
    テスト終了のチャイムが鳴り響く 体調不良のせいか頭の回転がやけに遅く、集中力も続かなかったこともあり、問題を解く速度はいつもより大分遅かった 幸か不幸かテスト自体はいつもの通りできたと思う その分体調は悪化してきたが…… 今日は早く帰ろう と早めに席を立ったのだが 「柊ぃーテストどうだった?」 「……まぁまぁよ」 日下部と峰岸に捕まった 「そう言って軽く8割取るんだから狡ぃよなー」 私には無理だとケラケラ笑う日下部 その横で頑張れば大丈夫よと励ます峰岸 「何よ?用事は?」 「そうだった、試験も終わったことだし、この前出来た喫茶店に行こうかなって。だから柊も来い!」 「来い…って命令形かよ、私は今日行けないわよ」 いつもならこの気の良い中学時代からの友人達と付き合うのだが、自分も辛いし、何よりもあまり長く一緒に居て...
  • 一日自由券
    『一日自由券』 (前半はこなた目線) 今日は7月7日 私の嫁ことかがみの誕生日。 ついでにつかさの誕生日でもある。 もちろんプレゼントは用意している。 去年みたいなプレゼントになるけどね。 つかさにはバルサミコ酢トラップ(手作り) かがみには去年が団長腕章にしてつっこまれたので、 今回は何にしようか悩んだが、 結局何かのグッツになるわけで、 そうして悩んだらいつの間にかアニメのDVDになってた。 まぁそれは友達としてのプレゼント。 恋人としてのプレゼントは別に用意しているよ♪ むしろそっちがメインだね♪ しかし、ひどいことに今年の7月7日は月曜日。 必然的に学校でプレゼントを渡す羽目に・・・ 時間的にも昼休みだろうね。 タイミングとかが面倒だね。 そんなこと考えていたら、 いつの...
  • お姉ちゃんを観察!!-午前-
    「……でこの時日本は……」 黒井先生の説明が念仏に聞こえます。 もうチンプンカンプンです。 こなちゃんは今教室に居ません。 何故なら……。 『まだ校門で抱き合っているからです』 どんだけー。 ―――お姉ちゃんを観察!!-午前-――― 今の時間は11時ちょうどです。 学校には8時25分に着いたので……何分だろ? ……分かった!!3時間だ!! お姉ちゃん達は3時間校門で抱き合ってます。 (※実際は2時間35分、約2時間半です) ……校門と言うより校門だったと言えば正しいのかな? 何故ならお姉ちゃん達の周りは何もないからです。 門は溶けちゃいました。 そしてお姉ちゃん達はキスをしています。 どんだけー。 すると突然こなちゃんの声が教室に響きました...
  • 前編「ファースト・ブライダル」
    それは、放課後のこと…… 「かがみ、ハイこれ」 「……何コレ……?」 「私がやってるネトゲの、スタートキット。かがみにも1つあげるよ」 「ネトゲって……私、そういうの興味ないし。それに、タダで貰うのも悪いわよ」 「ああ、これは布教用だから、お金とか気にしないでいいよ。  月額料金もこのキットに含まれてるしね」 「で、でもやっぱり私、ネトゲとかやったことないし……」 「大丈夫! いつも宿題写させて貰ってるお返しに、  私が手取り足取り教えてあげるから。ね?」 いやいや、宿題は自力でやらんかい! と突っ込みたい所だけど、こなたが上目遣いで おねだりしてくるのを見てると、どうにもそういう気になれない。 意志が弱いな、私……。 「全く、仕方が無いわね……。  そこまで言うならちょっとだけよ?」 「ありがと、かがみ! ...
  • 押してダメならもっと押せ
    一人きりになった自室のベッドの上でこなたはぼんやりと天井を眺めていた。 そういえば夕食の当番は誰だっただろう、確かそうじろうだった気がする。今のこなたには料理など作れやしない、自信を持って言えた。 薄暗がりの部屋の中で自問自答を繰り返していた。あの時あの行動は何を思っていたのか。これから先どうしたいのか。 ごめんと言う謝罪の言葉を先に告げて自分の心をさらけ出していたかがみ。泣きそうな、でも真っ直ぐに射抜いてきた視線が脳裏に焼き付いている。 意味合いは違えど好きだった。掛け替えのない親友。真剣な眼差しに高鳴った鼓動は上手く説明できないが、好意を向けられていることはとても嬉しかった。 拒絶はしない、できない。が、応えることもできなかった。ただ受けとめたかったから、示すためにした頬へのキス。 今はまだ。なら今後の展開次第で唇を重ねることもあると言うのか。 想像して、身悶えした。その...
  • レイディアント・シルバーガン
    わたしのこと、愛してる?  地球人類絶滅。  絶望の中で跳んだ紀元前9万9980年、全てを滅ぼす『石のような物体』との戦いで最後に聞こえる声。  人類の生き残り、最終戦闘機シルバーガンが閃光の中に消え、人類の歴史は終わり、始まる。  この世界で唯一の『特別』なシューティングの話。   ………  私はふと、たまたま見かけたゲーム屋の前で立ち止まる。  綺麗で清潔で、照明のまぶしい家電量販店の一画にあるゲームコーナー。 「どうしたの? こなた?」  かがみの言葉に、私は小さく横目でその顔を一瞥するだけで、すぐにゲーム屋に視線を戻した。  私の目の前に広がる、白が眩しい棚にならぶゲーム達、その、やけに小さなパッケージ。  いつの間にかコンシューマーのゲームは少なくなり、携帯ゲームばかり立ち並ぶ店内に目立つのは、頭を鍛えるとか脳年齢がなんだのかんだの...
  • アルバイト始めました
    「アルバイトしようと思うの」 「ふぇ?」  そんな私の宣言は、今までこなたが勤しんでいたシューティングゲーム――勿論、私のオススメソフトだ――の残機を一機減らす程度の破壊力を持っていた。 「そりゃまたどうしてさ?」  序盤で躓いてしまったので、すっかりやる気を無くしてしまったのか、わざわざゲームを終了させて、問い掛けと同時に、私に向かって飛び込んでくるこなた。 「んー? このまま皆に迷惑を掛けっ放しなのも問題だし、やっぱり最低限の事ぐらいは自分で出来るようにしておきたいなと思ってね」  私は飛び込んできたこなたを抱き寄せ、頭を撫で撫でしながらそう答える。  今の私の生活環境は、泉家と柊家の共同出資によって成り立っている。  この件に関しては、こんな無茶な事を快く承諾してくれたウチの両親と、「俺はかがみちゃんをここに住まわしているとは思って...
  • 『ふぁん☆すた』 第ニ話
    結論からいうと、私は都内に引っ越してからちょうど一週間後、東京郊外においてバスの転落事故に巻き込まれたらしい。  そして私は奇跡的に無傷だったが、目を一週間近く覚まさなかったらしい。  「らしい」というのはこれが私の記憶から分かったことではなく、医者から告げられて分かったことだからだ。  記憶がないことについては内的要因が外的要因かはっきりとは分からないとのことだ。 この事実(と言っても記憶のない私にとってはにわかに信じがたい)は私が目覚めてから二日後に聞かされた。  私が目覚めて、記憶が無いことはすぐに分かったはずなのに、どうして真実を伝えるのに二日も要したのか、 という私の質問に対して、医者は 「真実を告げられたあなたが完全に記憶を取り戻した場合、あなたがパニック状態になることを危ぶんだのです。 申し訳ありませんでした。」 と答えた。 ――...
  • 私の可愛いこなた
    「ただいま、こなた」  いつものように私は言う。  こなたは何も云わないけど、その目はじっと私の方を見てる。  どこまでも澄んだ瞳で、無言の眼差しを私に向けている。 「はいはい、わかってるわよ」  独り言のように呟いて、私は優しくこなたを抱き上げる。  こなたの身体はとても小さい。  その頭を慈しむように撫でてやると、心なしかこなたが嬉しがっているような気がした。  そうよこなた。  あなたはそれでいいの。  ただ私の傍に居てくれたらいいのよ。  私はこなたをベッドに寝かせると、その頬に軽く口づけをした。  こなたは少し照れているようだ。  ああ、こなた。  あなたは永遠にそのままでいてね。  狂おしいほどに愛しい、その姿のままで。 「こなた」  私は再び、こなたを抱きしめる。  こなたの身体は柔らかく、でもそれゆえに儚げで。  私が少し力を込めたら、...
  • 始まりは一歩から(3)
    ◆ 「お母さん、そっちにいた?」 「ここにはいなかったけど、困ったものね」 「あうう、奥のほうに何かいるよぅ……」 普段静かな我が家に危機が迫っていた。 今朝から家族総出で押入れを引っ掻き回してどたばた騒ぎを続けているが、 一向に戦果が上がっていない。 時折聞こえるいのり姉さんやまつり姉さんの悲鳴が、私たちの身に迫り来る惨状を物語っていた。 ことの発端はこうだ。 明日予定している勉強会に来るこなたとみゆきのために来客用の布団を干そうと、 押入れを開けたときだった。 普段めったに開けることのない押入れの中はひんやりとしていて、 独特のかび臭いにおいが鼻をついた。 山のように積み重ねられた来客用の布団と共に収納されている数々の小物類。 その中には懐かしいものや珍しいものが入っており、一体誰が買ったのか 人形を打ち上げる花火なんてものまであった。 ...
  • 運命を駆ける猫【第二章】
    学校に着いた私たちは各自の教室へ向かう。日下部と峰岸は職員室に寄るらしく、私達とは階段手前で別れる形になった。 薄暗い明かりのついた階段を、つかさとみゆきの三人で上がる。 「そういえばみゆき…まずは二年の時の教室に集まるんだっけ?」 「はい。始業式が終わってからクラス発表がありますので…その後に三年の教室へ移動にするんですよ」 「ゆきちゃん…それだと新しい一年生の子は何処に集まるの?」 「新入生の方には既に郵送でクラスが伝えられているんです。だから、もう体育館に集まっていると思いますよ」 「そっかー」 みゆきの丁寧な説明を聞きながら、階段の踊り場で足を止める。 「今年こそは…二人と同じクラスなれるかなぁ?」 「なれるよー!だってお姉ちゃん、お正月にあんなに…」 「うぉい!つかさっ!?そのことは内緒って…」 「うふふふ…」 ...
  • 第11話:扉
    【第11話 扉】 「こなたのお母さん」 かがみはまっすぐその像を見据えた。 「こなたをありがとうございます。謙遜どおりふつつかで、重度のヲタで二次にしか目のない娘さんですが、最期まで喜んで私が頂きます」 頭を深く下げ、また上げた。再びまっすぐ見据える。 「ですが、あなたに渡すことは永遠にありません」 胸に手を当てた。はっきりと伝えるつもりだった。 「あなたはこなたに遺伝子を渡しました。その中に、早くあなたの元へ行くようにという運命が仕組まれていたのでしょう。 でも、私はあなたに渡さない。 私は誓います。 こなたは私のものです。永遠に私のものです。 ビッグバンの前から宇宙が終わって次の宇宙が始まっても私のものです。 たとえあなたの場所に行っても、こなたには私の名札がついてます。 もしあなたが24時...
  • 『彼方へと続く未来』 第一章 (後編)
     翌朝。空虚な気分に押しつぶされそうになりながらの目覚め。  涙で濡れてしまった私の顔にも、太陽の光は真っ直ぐに降り注ぐ。  右の頬に微かな痛み、消えない昨日の記憶、それが枷となっていた。  まだ、ベッドから動けない。私にとって、昨日はあまりに長すぎて――         『彼方へと続く未来』 第一章 (後編) 「お~い、こなた~。起きてるかぁ?」  間延びした声を出しながら、お父さんが私の部屋をノックしたのは、 つかさと電話で会話してからきっかり半日後の、午前八時頃だった。  結局、つかさとはまともな情報交換が出来ないまま、通話は終了。  かがみについての話も、ほとんど私から聞くことはなかった。 「うん。起きてるよぉ。何か用?」  滲んだ目をこすりながら身を起こしてドアを開ける私。  どうやらお父さんには気...
  • 決意表明
    机の三番目の引き出し、彫刻刀や色鉛筆などの下。隠すように入れてあったそれを取り出す。 ハートマークのついた封筒と一通の便箋。宛名と差出人、それからただ一言だけ。 それらを確認するとかがみはため息をついた。生まれて初めて書いたラブレターは全然中身がない上に役目を果たせてないまま。 別の方法で告白はできた。いや、勢いに任せて言ってしまった。でも結果から言えば伝えることができて良かった。後悔はない。 甘い妄想とは違って現実では望んでいた返事は得られなかったけど、最悪の事態は回避できたし、可能性も残されているから十分すぎる。 好きと言われて嬉しいと、こんな自分でも好きだと、そう言ってくれたこなたをますます好きになっていく。 あの日から一月経とうとしている。スキンシップを増やしてみたり、優しくしてみたり。時にはいじわるして困り顔のこなたを楽しんだりもしたけど。 毎日が楽しかった。こなた...
  • 一・五五事件(概要)
    ☆概要 長さからして二・一六事件を凌駕しているため、「全部見るには時間が…」という方は 主要レス番抽出だけでもご覧になっておく事をお勧めします。 その1 その2 その3 主要レス番抽出 329 名前:とりあえず、まとめてみた[sage] 投稿日:2008/04/30(水) 20 48 55 ID HIy7+6Z+ 155事件まとめ テキスト  180(絵の説明)  191 217-220(初夜+おたのしみの朝)  236(はじめて結ばれる日、心、体、重ねる前に…)  239-242(選択肢つきSS 結婚式体験の夜は)  286-288(いつかふたりで全裸待機)→『作法どおり全裸待機』  307(無差別大量テロに関する午後のニュース) 画像・イラスト  284(4-248氏、復活の一枚)  318(155を見逃した人に、全力で...
  • この甘さに思いを込めて(完結)
    ★ ☆ ★ ☆ ★  「まったく、かがみのバカ!」  本日最後の講義が終わり、ここ数日間口を開くたびに出てくる言葉を口にしながら私は 誰も待っていない寂しいアパートに帰ろうとしていた。 「なにが料理を勉強して来るだよ! 料理は全部私に任せておけばいいじゃん!」  私がかがみの料理下手をからかったのがきっかけなのはわかっている。私が原因だって 自覚はある。けれど、そう文句を言わずにはいられなかった。  こっちに引っ越してきてからずっと一緒だったのに、急にいなくなるなんて酷い。かが みは私が毎日どれだけ寂しい思いをしているのか分かっているのだろうか。  三日前の昼過ぎに来た「無事に着いた」という内容のメールを最後に、かがみからの連 絡はまったくない。寂しがり屋のかがみの事だから、きっと毎日何度も私に電話なりメー ルをしてくると思っていたのに……。  なんだかこっ...
  • 『Crazy☆Rendezvous ~クレイジー・ランデブー~』
    『Crazy☆Rendezvous ~クレイジー・ランデブー~』 「何考えているのよこなた、誘拐じゃないのこれは!!!」 高校時代からの親友である柊かがみが助手席で怒り狂っている。 状況を説明するとこうだ。 大学の夏休みに入り時間が出来た私・・・泉こなたは、現在 他大学の法学部に通うかがみと一緒に、私の家で泊まって 遊ぶこととなった。 「おーす、こなた。」 「かがみ、いらっしゃー。」 「ところでかがみ?今思い出したんだけど。 昔の子供って友達の家に行った時、『○○ちゃん遊ぼー』て呼び出したりしなかった?」 「あー確かに。なぜかメロディアスに呼んでいたわねー」 「へ?メロディアス?」 「なによ?何かおかしかった?」 「あばばば、私が妖怪メロディアス!!!」 「いーじゃない!メロディアスで。何?メロディアスって言わない?」 「(若干震...
  • 夢の果てに得たものは(前)
     夢。 夢を見ていた。 あ、別に某たい焼き少女の真似じゃないよ?  それに、こんな夢を見ることになっちゃったのは、結局自分のせいなんだし。  まさか、かがみに高校一年生の頃の話を振っただけで、あんな展開になる とは思ってなかったからね。 そう、あんな昔話をしただけで―― ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「はぁ~、こりゃ完全に待ち合わせ時間オーバーだね。 参っちゃうよ」  誰かに話しかけている訳でもないのに、私は移動中の電車の中で つり革に揺られながらぽつりと呟いていた。 加えて車内は朝のラッシュに 突入していることもあり、通勤や通学の人達でごったがえしていた。  その光景は高校に入学してから間もない私の気を滅入らせるには、 大きなお釣りがついて来るほどに充分過ぎるものだった。 (う~。 よりにもよって、こんな日...
  • そこにある灯
    「また明日」 彼の言葉に私は小さく頷き返すだけだった。 離れていく後ろ姿。ぼんやりと見ていると不意に振り返って笑顔と大きく手を振って。 気付かなければよかったな。決まり悪く小さく手を振り返す。 本当に楽しそうだった。ただ私が一緒にいるだけなのに。 完全に彼の姿は駅のホームへと消える。私はその反対方向へと足を踏み出した。 デートなんてそんな浮つくようなものじゃない。 たまたま休日に予定が入っていなくて、よく出かける場所に一緒に行かないかって誘われて。何となく一人で行くのが寂しいって思っちゃって頷いた。 天気だって微妙だった。秋と言うには肌寒くて冬と言うにはまだ暦的に早い時期。今にも降り出しそうな雨。 ちっとも見栄えのしない服装。今日は珍しく戦利品はなし。 比較的趣味が合う割に物色するような余裕というか空気じゃなくて、私はああこういうのはダメかもしれないと思った。 ...
  • 記憶のカケラ
    ――小さくてちょっと変わっていて、髪が青い女の子。  それが、私が『泉さん』と初めて会った頃に抱いていた感情だった 。 だけど、一緒に高校生活を過ごしていくうちに、私たちの関係も 少しずつ変わっていった。 そして、出会ってから間もない頃のある日、 私と泉さんの間にちょっとした変化が起きた―― 「こなちゃん、遅いね……」 「ほんと、何かあったのかしら。  せっかく今日から一緒に登校することにしたのに」  まだ入学して間もない頃のとある日の朝、通勤ラッシュで 混雑している駅のホームで、私とつかさは泉さんが来るのを待っていた。  とは言ったものの、この一件の立案者がその泉さんだった ものだから、尚更私たちがこうして待っている意味がわからない。  普通に考えて、何で言い出しっぺの方が遅刻してくるのかしら。   「こなちゃ...
  • 数年越しの悪戯返し
    あんたは忘れたかもしれないけれど、私は確かに覚えている。 そう、悪戯だろうがなんだろうが、された方はしっかりと覚えているものだ。 それは、私だって例外じゃない。 あの時の感情は、今でも忘れることなく、そして消えることなく覚えている。 さあ、この日この場所このタイミング。 いまこそあんたに仕返ししよう。 数年越しの悪戯返し 「こなた、終わった?」 私はそう言って部屋のドアを開けた。 ドアをあけると、こなたが私の机の上で、ノートパソコンと睨めっこしていた。 パソコンの数は2台。それがこなたを中心に、左右に置かれている。 そしてその周りにはパソコンの説明書やら、CDやらが散乱していた。 私の声は聞こえていなかったらしく、説明書を読んだり、それを見ながらキーを打ち込んでいるこなた。 女の子にも関わらず、その姿...
  • 無題(H1-66)
    何気ないいつも夕食時間。 今日はお父さんが遅くなるので妹のゆーちゃんと二人でご飯を食べていた。 「ねぇ、ゆーちゃんはみなみちゃんの事好きだよね?」 「うん、大好きだよ!」 「二人でいる時はどんなかんじなの?」 「うーん、一緒にいると嬉しくなって幸せになれちゃう♪」 「へ、へぇー…」 何気ない会話のつもりが、いつしかゆーちゃん、みなみちゃんとのノロケ話に。 ゆーちゃんはみなみちゃんの事が好きで、みなみちゃんもゆーちゃんの事が大好き。 それは誰が見ても間違いない事実で、この二人が付き合わない理由が不思議だった。 「えー、だってみなみちゃん、ああ見えてすっごく恥ずかしがり屋さんなんだよー。  今付き合って手とか繋ぎ始めたらみなみちゃん、きっと一日中真っ赤になりっぱなしになっちゃうよー?」 えへへー♪とか微笑みながらその説明をするゆーちゃん。 いやもう、...
  • 局地的真夏地帯
    冬休みも終盤となり、私、かがみ、つかさ、そしてみゆきさんの四人は私の部屋で勉強会をしていた。 かがみってば極力自分でやれっていって、必要最低限しか教えてくれないんだよね。 「恋人同士になったんだからもうちょっと甘くしてくれたっていいじゃんかー!」 とは言ったけれど、本気で言ってるわけじゃない。 「それとこれとは話が別!!」 と真っ赤になるかがみが見たいだけなんだよね。それに私を思って言ってくれてる ってことは解っているから、それ以上はぐだぐだ言わずに宿題を消化した。 まだ少し残っているけれど、始業式までの日数を考えたら十分こなせる量だろう。 課題が一段落つき、ペンを休めおやつをつまみながら雑談をしていた所で ふと考え付いたことを口に出してみることにした。 「ねぇ、みゆきさん?」 「はい、なんでしょうか」 話し掛けたみゆきさんだけでなく、かがみもつ...
  • 雨上がりの日のできごと -午前-
    「へー、こなたってば意外に可愛い寝顔してんのねー」 聞き覚えのある凛とした声に惹かれ、私を瞼を開いた。 そのぼやけた視界の中に佇んでいた彼女。 ……かがみん? 「へぇー、こなたってば意外に可愛い寝顔してんのねー」 「ぞれは、ざぁっき聞ぃだよ」 「……つまんないわね」 「なんだよー、何じに来だんだよー、がえれよー……」 「うっわー酷い声」 「うるざーい」 「まったくー、この時期に風邪を引くとは情けない……」 息を吐いて、腕を組む彼女。 「それも、揃いも揃って三人一緒にとはね」 そういうお前も昨日寝込んでいたじゃないか。 と言い返す余力も、今の私には残っていなかった。 「まぁ、あたしは心が広いから? この貴重な休日を潰して、お見舞いに来てあげた訳よ」 「……」 「でね、折角だから何かお供えも...
  • 夏の一日
     ピピピピピ――。  甲高い電子音が鳴り響く。  少しの間、睡魔と闘った後、私はその耳障りな音の元凶である目覚まし時計をなんとか止める。  そして、そのまま二度寝してしまわないよう、ベッドから抜け出そうとしたものの、何故か思うように体を動かせない。  まだ寝ぼけ眼の目を必死に凝らしてみると、こなたが私の体を抱き枕のようにして巻き付いた状態で眠っていた。  どうりでずっと寝苦しかった訳だ……。  …えっ、そもそも、なんでこなたがそこに居るのかって?  決まってるじゃない、これはこなたのベッドなんだから。  じゃあ、なんで私がこなたのベッドで寝てるのかって?  …べっ、別に良いじゃない。そんなこと……///  そんな事はさておき、冬場ならまだしも、夏場にこれをやられると暑苦しくて仕方が無いので、早速私こなたを起こす事にする。 「ほら、起きなさい。こなた」...
  • セカンドライフ
    ――――長くも短くも感じる高校生活が幕を閉じた あれから私の、いや・・・私たちの世界は変わっていった―――― 「あの時いつまで泣いてたんだろ」 夜明け前に一人、くっきりと窓から見える満月の下で思いふける そう、私は今や大学生だ あれから卒業した後、一人暮らし・大学生活が始まった こなた、みゆきは勿論 つかさとも離ればなれになってしまった つかさは一人暮らしを嫌がってた 寂しがりやだから、当然か なら私と住めば良かったのに―― 多分、中学生の頃から一人暮らしがしたいって言ってた私を つかさなりに気をつかっての事なのか しかし内心、私はそれでホットしたと思う 別につかさが嫌いな訳じゃ全然ない 何故なのか―― もう高校生じゃないんだし、姉離れも少しはして貰わないと 本音は他にもあるんだけど、今はそれが主な理由にしておく ...
  • 無題(H2-209氏)(仮)4
    最初に感じたのは匂いだった どこか懐かしくて、とても安らげる そんな匂いに包まれながら私は目を覚ました 「う…うん?」 「かがみ!目が覚めたんだね、大丈夫!?」 視界に映るのは、見覚えのある天井とこなたの顔 「あれ…私‥?ここは…こなたの家?」 記憶があやふやで今の状況と繋がらない とりあえず体を起こそうとしたところ、こなたに止められたので仕方なく元の体勢に戻る 「そうだよ、何も覚えてない?」 「いや、確か…あんたに引っ張られて……」 そう、急にクラスから引っ張りだされて 「靴を履き替えてから……私…どうなったの?」 こなたと何かを話してた事は朧気に覚えているが、そこからがどうやっても思い出せない そんな私を見て、こなたが簡単に説明してくれた どうやら下校中に倒れたらしい 「成る程…二,三質問が有るけど良...
  • ハネムーンですけど何か?・その2(前編)
    (作者注:本作は、8-784氏が避難所スレPart2に投稿された一連の4コママンガに触発されて作成しました) 仮装行列でつかまえて 思わぬ援護 小さな声で ツンデレーション×2 <一日目 一七時〇五分>  東京からヘルシンキまでの飛行機はエアバスだったが、ヘルシンキからマドリッドまでは聞いたことのない会社のものだった。せいぜい百人程度しか乗れない、どちらかというと中型機の部類である。シートにしてもビジネスクラスとは名ばかり。エアバスはエコノミーシートに比べ五十パーセント増くらいの大きさのものだったのに対し、こちらのそれは見たところまるっきり区別がつかない。  唯一エコノミーとビジネスを区別する仕切りも、なんとキャビンアテンダントの人たちが手で移動しているありさまだ。なるほどこれでは初めからシートの区別などできるはずもない。まあ考えようによっては、予約状況に柔軟...
  • お見舞い
    【あらすじ】 ひょんなことから夏カゼをひいてしまったこなた。        そこにかがみがお見舞いに来ました。 コンコン!(ドアを叩く音) かがみ「こなた、起きてる?」 こなた「…ん? かがみ? 起きてるよ~。」  かがみ「入っても大丈夫?」 こなた「うん、大丈夫だよ。 だいぶ落ち着いたとこだから。」 ガチャッ!(ドアを開ける音) かがみ「お~っす、色々大変だったみたいね~。」 こなた「そだよ~。ここ数日は酷い目にあったよ~。     あれ?そういえば今日はかがみだけでここに来たの?」 かがみ「ううん、違うよ。 つかさとみゆきも一緒よ。     でも、二人には飲み物とかを買ってきてもらう様に頼んであるのよ。     で、二人は途中のスーパーで買い物。 もうすぐ来ると思うわよ。」 こなた「ふ~ん、...
  • 恋するかがみはラブレターに嫉妬する
    こなたがラブレターを貰った。 それはとてもいい事だ。交際のきっかけにもなるかも知れないし、恋愛といえばゲームやアニメしか思いつかないようなこなたにとっては尚更だ。 しかし何故だろう。私にとっては誰かがこなたに書いたラブレターがとても煩わしく、とても憎らしかった。 これはラブレターを貰ったこなたへの嫉妬? それとも――――― 『恋するかがみはラブレターに嫉妬する』 「いやあ、私も捨てたもんじゃないね、かがみん♪」 「あんたね、たかがラブレター一枚でそこまで自慢出来るもんじゃないでしょ」 「あれぇ?羨ましいの?かがみん?」 「んなわけないでしょうが」 と、私はこなたにデコピンを軽く一発。 最近の自分は何か変だ。それはこなたがラブレターを貰う前から。こなたが誰かと話しているだけで妙にイライラするというか、こ...
  • 第3話:コミケの隣
    (管理人注:こちらの作品には鬱要素や出血等の表現がございます。そのような展開や描写が苦手な方はご注意ください。 詳しくは作者さんの発言こちらをご覧ください) 【第3話 コミケの隣】 「結局何冊か買えなかったねつかさ…」 「う、うん……!!うん……!!」 つかさのほうは顔が硬直して身をこわばらせていた。 午後3時、柊姉妹は東から出たところにある待ち時間のやたら長いことで知られる信号で、沢山の本をバッグに抱えて青になるのを待っていた。 二人の髪は乱れに乱れていた。男波をかき分け、延々数時間並んで売り切れということもあった。元々かなり多めに渡されたお金がかなり余ってしまった。 広い道路の向こうの駐車場のさらに向こうに、癌研有明病院のマンションのような四角さが午後の太陽に映えていた。 つかさはトラウマと同時に落ち込んでもいた。 勇気を出して必死に人波をかき分け...
  • 『ウソツキ』
    私にとって、かがみやつかさ、みゆきさんと一緒にいる時間は宝物だった。 キラキラと光る宝石のような時間は、何にも変えがたい大事な時間だった。 ・ ・ ・ だった。 『ウソツキ』 その日、何時ものように駅で待ち合わせたかがみの顔色が随分悪かった。 覇気はなく、うつむき加減で、やや青白い顔色。 隣のつかさに聞くと、寝不足と女の子の日が重なったのだという。 そりゃあ辛いだろう。 かがみは割と重くなるときがあるようで、こんな風に辛い表情をしたまま登校するのを何度か見かけたことがある。 おまけに、今回は寝不足も追加付与されている。 どうせ勉強に熱が入ったのだろうけど、ほどほどで止めておけばよかったのに。 せめて気持ちだけでも軽くなって欲しくて、そう言ったのだけど。 「うるさい」 一言で終わらせられ...
  • 「無題」
    ――人魚姫は、王子様に会うために魔女に足を貰った。 ――シンデレラは、王子様に会うために魔女に南瓜の馬車とドレスを貰った。 ――じゃあ私は、魔女に何を求めたらいいのだろう? ――彼女に、会うために。 高校を卒業してから、どれだけの月日が流れただろうか。 もう忘れてしまった。 私は、世間に出て、その辛さを知った。 私は、世間に出て、その大変さを知った。 これが、大人になる、ということなのだろうか。 忙しくて、忙しくて、やがて今まで読んでいた本さえ、読まなくなった。 やっていたゲームも、やらなくなった。 段々と子どもだった頃のことを忘れていった。 でも、忘れないものもあった。 それは――彼女。 高校の時に出会った。私の大切な人。 ――いつか、迎えに行くから。 卒業式の日、2人で唱和した約束...
  • 『弾けた日常』その3
    「あー、今日は転入生を紹介する」 教室に入ってきたその人物に。 「よし、自己紹介を適当にやってくれ」 弾けた日常は、まだまだ序章だったということを。 「初めまして」 私は、思い知った。 「柊鏡です」 こんなのって、ありなの・・・? 「どうぞ、宜しくお願いします」 丁寧にお辞儀しつつ、桜庭先生の横で自己紹介を終えた転入生。 その子の容姿は、髪型の違いこそあれど、私に瓜二つだった。 「・・・まじか?」 『弾けた日常』その3 今日は2Pがまだ来てない。 てっきり道に迷ってるのかと思ったけど、役所の手続きでどうしても親と一緒に役所に行かないといけないので午前中は休みなのだそうだ。 って、黒井せんせーがHRで言ってたよ。 親でも代理がきかない役所の用事って...
  • 決戦はバレンタイン!前日編
    「べ、別にあんたの為に作ったんじゃないからね!偶然家にチョコが沢山あっただけで…」 「お姉ちゃん、そろそろチョコ固まるよー!」 「はぁ、これじゃあまさにツンデレじゃないか…」 「あれ、何してるの?」 「ここはやっぱり素直に押していくべきか…」 「お姉ちゃん?」 「こなた、好きよ…。これ、受け取ってくれる?」 「ど、どんだけー!?」 「『ありがとう、かがみ。私もずっとかがみのこと…』」 「あのー…」 「そしてそのまま二人は…なーんてっ!ふふ、何だかこんなの恥ずかしいじゃなーい!!」 「あのさ、お姉ちゃん…取り込み中悪いけど、そろそろいいかな?」 「あー、はいはい………っでえぇぇぇ!!!!つ、つかさっ!?あんた何時からいたのよ!」 「さ、さっきからずっといたけど…」 「う、嘘………?」 「………」 「つ、つかさ…?」 「『あり...
  • 作者の部屋(H3-525氏)
    ◆らき☆すた OVA こなかがEditionシリーズ それぞれの感情 そのソロ狩りの裏側で 夢の続き スポ根の舞台裏 星に願いを 寄り道の夜 ◆こなかが1/2シリーズ 第1-A話 3月20~28日 柊かがみの9日間 第1-B話 前編:3月18~28日 泉こなたの11日間 前編 第1-B話 後編:3月18~28日 泉こなたの11日間 後編 ◆待ち時間シリーズ ちょっと長い待ち時間(もう一つ待ち時間のかがみ視点) もう一つの待ち時間(ちょっと長い待ち時間のこなた視点) 待ち時間のその後に(↑の続編) ◆短編 数年越しの悪戯返し 携帯電話の表示の為に その一言が聞きたくて それは自然なことだから 言い訳から始まって 問い 分かったこと 愚痴 意思にて漱ぐ ルームサーチに気をつけて【エイプリルフールネタ】 厳禁 言葉の意味が知りたくて【こなかがコンペ参加作品】 遠いあな...
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