眠気と戦いながら彼女の帰りを待つ。
それはとても幸せな時間で、私の心はとても穏やか。
ゆっくりと流れる時間の中で、彼女の事を考える時間が増えるのがなんだかちょっとくすぐったいけど、心が温かくなるから幸せなんだなって思える。
「ただいま〜」
物思いに耽っていたら、愛しい彼女の声が届いた。
「おかえりなさい」
「あ〜ちゃん!ただいま〜。つっ…疲れたぁ」
「ふふふ、のっちお疲れ様」
「はぁ〜。あ〜ちゃんの笑顔で癒されるぅぅ」
「!!なっ、何言いよるんよ…」
「だってホントじゃけぇ」
「それでも声に出さんでもええじゃろ…」
「いやいや、そこは言っとかないと!」
「もう…」
「あれ?あ〜ちゃん顔赤いよ?熱でもあるんれすか?」
「のっち噛みよるし」
「でへへ」
のっちの腕に包まれているこの時間が好き。
無邪気に笑いながら、私の髪に優しく触れる感触が好き。
たまに私からギュッと抱きついた時のハの字眉で笑う顔が好き。
耳元で愛を囁いてくれる唇が好き。
ちょっと悪戯してくる掌も…好き。
ゆったりとした夜の時間が、私達を包み込んで2人だけの世界を作ってくれる。
視線の先に見えた時計に、浮かんでいる時刻も気にしない。
これからは私達の秘密の時間。
誰にも邪魔されない大切な時間。
夜はこれから…。
最終更新:2009年05月25日 20:56