のっちに犬耳と尻尾が生えてからというもの、なーんかのっちの態度が生意気・・・な気がする。
だって、今までは大学で友達を作ろうともしないで、ゆかちゃんにべったりだったはずなのに。
それなのに、ゆかちゃんの話によれば、最近は犬耳と尻尾がカワイイと女の子たちからチヤホヤされてるらしい。
やっぱり、、そんなの、生意気じゃろ。
へらへら鼻の下伸ばしてるアホ犬の顔が簡単に想像できるわ。
だけど、そのゆかちゃんも、なーんか最近様子がおかしい。
いつもの電話の内容も、お互いの大学の話や恋の話じゃなくて、のっちの話が中心になることが多い。
今日だって、玄関を開ければ、かわいらしい笑顔のゆかちゃんと、だらしないニヤけ顔のアホ犬が手を繋いでいて、思わず目を丸くしてしまった。
それは今だって同じ。
隣同士に座る
二人の距離は、まるで恋人みたいで。。
さすがにちょっと、近寄りすぎじゃろ?
ほ〜ら、アホ犬の鼻の下が見事に伸び切っとる。
「あのぅ、、あ〜ちゃん・・・・なんか怒ってる?」
さすがにぶっきらぼうすぎる私の相槌に気付いたのか、顔色を伺うようにのっちが聞いてきた。
だけど、依然、二人の距離はぴったりとくっついていて。
「べつにぃ」
ふん。
そんな耳垂らしてしょげてみたって、どうにもならんのよ。
アホのっち。。
って、なんでさっきから、、いや、ゆかちゃんに大学の話を聞いた時から、、
なんで、こんなにムカつくんじゃろ。
別にのっちが誰と仲良くしてようと、あ〜ちゃんには関係ないはずなのに。。
「あーっ!!」
私とのっちの間に微妙な空気が流れる中、
ゆかちゃんがいきなり大声を出すものだから、のっちの耳がビクンと反応した。
やっぱり、犬耳ってよく聞こえるものなんかな。
「ゆか、急に用事思い出しちゃった」
「え?」
「ごめん、帰るわw」
「え、ちょ、、ゆかちゃん??」
ゆかちゃんはさっと立ち上がると、スカートの裾をパンパンと叩きながらカバンを手に取る。
「ほんまに帰るん?」
「ごめんね、あとで連絡するけぇ」
申し訳なさそうに謝るゆかちゃん。
あ、あのアホ犬。あの目線は絶対ゆかちゃんのパンチラ眺めとる。。
「じゃぁ、あとはお二人さんでごゆっくり〜♪」
「ふぎゃっ!!」
ゆかちゃんはニッコリと微笑んで、手を振る。
そして、アホ犬の尻尾を思いっきり踏み付けて行くことも忘れなかった。
あぁ、いつものゆかちゃんだ。。
始めから泊まる気なんてなかったスカスカのお泊り用のカバンを持って、あたしはあ〜ちゃんの家を後にした。
「いひっw計画通り♪」
あ〜ちゃん、あんな分かりやすくヤキモチ妬いちゃってさw
にぶちんなアホのっちは気づいてないみたいだけど。
でもまぁ、あの状態で二人っきりになれば、何も起こらないわけがないよね。
うーん、、ゆかって友達想いじゃねww
ほうよ。
この日のための、『のっち甘やかし作戦』だったんだから。
だって少しくらい進展してくれないと、つまんないじゃん?
ゆかがw
ま、単純にのっちの耳と尻尾はカワイかったんだけどね。
さてさて、この後、どうなるかなぁ?
学校でのっちに問い詰めなきゃねw
明日が待ち遠しいな〜♪
つづく
最終更新:2009年08月01日 21:13