《現在》
サイドN
やっぱり泣いとけば、あ〜ちゃん心配して決心が鈍ったかな?
だけどそんなことしても無駄だったよね?
歩幅の合わない
二人の距離は、もう何歩もずれちゃって。繋ぎたくてもその位置にあ〜ちゃんいなかったもんね。
ごめんね、あ〜ちゃん。気付いてるなら、走ってでも追いかければよかったよね。
あ、ごめん、あ〜ちゃん。嘘ついちゃった。
“追いかける”じゃなくて、“戻ればよかった”だよね。
のっち何だか必死でさ。後ろにあったあ〜ちゃんと繋いだ左手のことほったらかして、半歩前にある右手にばかり気をとられちゃったよ。
半歩の距離を保ってばかりいたら、いつの間にか左手はほどけちゃってた。ごめんね、あ〜ちゃん。
だけど、あ〜ちゃんだって、ちゃっかり左手は繋がってたんだもんね、、。
おあいこだね、これで。なんて。
そうさせたのはのっちだから、やっぱりのっちが悪いよね、ごめん。
もっと早く気付いて、もっと早く戻れば、その左手ものっちのものだった?
今更考えたところで、この先のことは安易に想像できないけど、、辛いのはさ?
もう会えないってゆう事実より、あ〜ちゃんがのっちに会えなくても平気なんだってゆう事実。そのほうが辛いよ。
だけどあのまま一緒にいたところで、近くにいても疑っちゃうし、離れていたら求めちゃうし、全部リアルなのに、全部嘘みたいで。
傍にいって抱き締めたとしても多分、埋まらないし、届かないし、伝わらないし、わかり合えなかっただろうな。
そんなふうに何度も繰り返し思ってると、苦しいし、悲しいし、寂しいけど、どうしても記憶からは消せないでいるんだよ。
あーあ。切なくなるはずじゃなかったのに、どうして?どうしてこうもまた切なくなるの?
ねぇ、あ〜ちゃんは?
たまにはのっちのこと思い出して切なくなったりしてくれてんのかな?
《過去》
サイドN
『またね。』
小さな含み笑いと、この言葉を残してかしゆかは帰った。と、同時に出るため息。
罪悪感も全部、ため息と一緒に消えたらいいのに。
消せないけど消したいし、忘れられないけど忘れたい。というより、無かったことにできないけど無かったことにしたい。
一人になったベッドの上。思い出されるさっきまでの行為。脳みそがかぁーっと熱くなる。
だめだとわかっていても、あ〜ちゃんに置き換えてみる。
・・・う〜ん、、。あれ?・・・わかんない、や、、、。
なんでだろ?わかんない。妄想さえふくらまないよ。なんでだろ?
あ〜ちゃんとの付き合いは怖くなるくらいに順調で、誰にも怪しまれることもなければ、疑われることもなく、何事もないみたいに地球はまわる。
『うっわぁ、、なんか逆にこわい!みたいな?w』
あ〜ちゃんが笑うから、
『うん。ね!』
のっちも笑うんだよ。
あぁ、やばい、幸せだ。。
『あ〜ちゃぁぁん。』
『ん?』
『なんかやばいかも、、』
『どしたんよ!?』
『幸せすぎて泣きそう、、』
『ふはっwなにいいよるんあんた!w』
いやいや、のっちマジですから。本当にもう。
あ〜ちゃんの隣にいられるだけで幸せ。本当にそう。
でも一方で泣きそうって言ったのは、罪悪感かもな?
だってのっち、まだ終わりにできないでいるよ。あ〜ちゃん知ったらなんて言うかな?
Perfumeのことだめにしないって言ったのにな。
ううん、そこよりもっとずっと前から“親友”だもんな、二人は。
だけどあ〜ちゃんごめんね。のっち、そんな簡単に終わりにできそうにないんよ。
最終更新:2009年08月01日 21:33