◇N-side◇
新学期が始まって一週間、依然として、同じクラスに友達は出来ないまま。
「大本さん、呼んでるよ」
唯一まともな会話をした事があるのは、この子だけ。隣の席の加藤さん。ゆかちゃんと同じ生徒会に入ってるらしい。
「誰だろ…」
「二組の西脇さん」
なんと!愛するあ〜ちゃん降臨。慌てて教室の外へ走った。恋人の元に走るなんて、なんかロマンチックな感じしない?
「あ〜ちゃん!」
「やーやーのっち」
「寂しくなって会いに来たんだね〜」
と言って抱き着こうとしたら、お腹にグーパンチかまされた。お腹を押さえてうずくまるのっち。痛い。朝食べたカロリーメイトを吐くかと思った。
「ううぅぅ…」
「あほ、様子見に来ただけじゃ」
またまた、素直じゃないんだから。この
ツンデレお姫様は手間がかかるよ全く。
「のっち」
「う…?」
床に這いつくばったまま、あ〜ちゃんを見上げる。あ…。見える…。
「?そんなに痛かった?」
「……」
「おーい、のっちー?」
「…ピンクだ」
のっちの呟きに、あ〜ちゃんはスカートをバッと押さえた。うへへ、もう遅いよ。
「最っっ低!」
あ〜ちゃんは顔をタコみたいに真っ赤にしてそう怒鳴り、のっちに背を向け隣の教室に消えた。
あ〜ちゃんのパンツ見ちゃった。可愛いピンク色だった。のっち超変態だね。ごめんあ〜ちゃん、目に焼き付けました。
「のっち、そんなに床が好きなんだ」
そこに現れたのは、もう一人ののっちの恋人、ゆかちゃん。
「床に這いつくばって、楽しい?」
ゆかちゃんがのっちの目の前にしゃがみ込む。…うわ、ヤバ…。
「ねぇ今日の夜さー、のっちの家行って良い?」
「うん…」
「何か食べたい物ある?」
「うん…」
「何食べたい?」
「うん…」
「話聞いてないでしょ?」
「うん…」
スカートでしゃがむとどうなるか…説明しなくても分かるよね?のっちの目に何が映ってるか、分かるよね?
「……白だ…」
「のっちエッチー」
笑うゆかちゃん。ゆかちゃんは分かっててやってる。確信犯だ。あ〜ちゃんのと違って、のっちの変態ぶりを楽しんでる様にも見える。
「今日の夜、もっと良く見せてあげる」
そう言うと、ゆかちゃんは立ち上がって笑顔で去って行った。
それからの授業中、ずっと二人の下着が頭から離れなかったのは、言うまでもない。
◇01:End◇
最終更新:2008年10月13日 10:35