遥か彼方、何億年前の光。 あの星々はもう滅んでしまっているのだろうか? それとも、今もまだ未来に向けて光を放ち続けているのだろうか。 幾つもの物語を紡ぐ光を読み取る術は今の私たちは持たず、数多の物語が一瞬の輝きを放っ て消えゆく。私たちの物語もそうした一瞬の光、刹那の時に消えてしまう夢幻の灯火。 けれど、紡がれた刹那の光を紡ぎ続けていけば無限の光となる。 明日のために、今日知った痛みを覚えていよう。 来年のために、今年知った愚かさを刻み付けておこう。 次の物語に託すために、私はこの人生で知った全てを忘れることはない。 星の光が紡ぐ物語は大河を形成する欠片のうちの一つ。 規則性を持たずに流れ、その一つ一つの繋がりを読み取ることができれば、全く別の大きな 物語を紡ぐだろう。 全ての世界を繋ぐことができるその日のための物語、一瞬の光の意味など知る事はない。