Free NAS によるiSCSI

FreeNAS iSCSI target


(1)
FreeNAS-amd64-LiveCD-0.7.1.4997.iso のCDでブート

CDをブートさせると、boot optionメニューが表示される

Wellcome to FreeNAS!

1.Boot [default]
2.Boot with ACPI disable
3.Boot in Safe Mode
4.Boot with verbose logging
5.Escape to loader prompt
6 Reboot


それぞれどうなるか?
1->ハング, 画面にエラーメッセージ(?)が多量に表示され、スクロールしてしまい読めない
2->ハング、途中でstall
そのときのメッセージの最後
md0: Preloadrd image </mfsroot> 98566144 bytes at 0xffffffff80d68870
GEOM_LABEL: Label for provider md0 is ufsid/4b5de9312225d156.
Trying to mount root from ufs:/dev/md0
GEOM_LABEL: Label ufsid/4b5de9312225d156 removed.
3.->ハング、2.と同じ


そこで、FreeNAS-i386-LiveCD-0.7.1.4997.isoで試してみた
1.->

real meory = 3220045824 (3070 MB)
avail memory = 2042623488 (2901 MB)
ACPI ACPI Table: <RS690 AWRDACPI)
AP #1 (PHY# 1) failed!
panic y/n? [y]

Enterをおすと
cpuif = 0
と表示してstall

nをおすと
リブートする

2.->

real meory = 3220045824 (3070 MB)
avail memory = 2042623488 (2901 MB)
MPTable: <OEM00000 PROD00000000)
AP #1 (PHY# 1) failed!
panic y/n? [y]

Enterをおすと
panic: bye-bye
cpuid = 0
と表示してstall

nをおすと
先へ進むが、しばらくして panic, auto reboot

3.->
上の2.nをおすと、と同じ、panic, auto reboot


(2)
FreeNAS 32bit版をブートさせる
ブートして Console Setupメニューが出るが、その時にはUSBキーボードが使えなくなっている。入力できない。
USB ポートにさしている、キーボード、CD-ROMドライブの両方を抜き、ポートをいれかえてさしたら動作した。

そのままインストール完了OK。

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FreeNASでiSCSIターゲットを作ってVistaから使う

準備:FreeNAS-i386-LiveCD-0.7.1.4997.isoをとってくる。今日の時点で最新版。マシンが32bit CPUなんでね。

(1)ISOイメージをCDに焼いて、ブートしてインストール。
(2)コンソールのCUIメニューからIPアドレスの変更を行っておく。IPアドレスはdefaultで192.168.1.250/24になっているので、自分の環境に合わせて変更する。
(3)念のため、一旦rebootさせてみる。
(4)ブートしたら、LAN環境からWebブラウザでアクセスし、configurationを楽しむ。

(5)Configurationの実例、iSCSIとして設定する。WebブラウザからGUIで設定。

[1]
Disk->Management
  1. を押して追加
[ディスク]->SATA一つなので、ad4 のみ
[概要->説明文なので、NAS1 と入力
[転送モード]->Auto
[スタンバイ時間]->常にオン
[高度な電源管理]->無効
[音響レベル]->無効
[S.M.A.R.T.] チェックしない
[ファイルシステム事前フォーマット]->Unformated
最後に一番下の[追加]をクリックする

[2]
Disk->MountPoint
  1. を押して追加
[タイプ]->ディスク
[ディスク]->ad4
[Partition Type]->MBR partition
[Partition number]->2
[ファイルシステム]->UFS
[マウントポイント名]->HDD
[概要]->説明文なので、NAS-FreeNAS と入力
最後に一番下の[追加]をクリックする

[3]
一覧が表示され、[ステータス]初期化中 となっている。
左上の[変化の適用]をクリックする
[ステータス]OK となる。

[4]
Service->iscsi target
ターゲット
エクステントの追加
[エクステント名]extent0
[タイプ]ファイル
[パス]/mnt/HDD/extent0
[ファイルサイズ]5120MB
[コメント]extent0用

[5]
として、もう一つextent1 を同様に追加

[6]
ターゲット・タブをクリックすると、portalとinitiator groupを先に設定しろというwarningがでている。
そこで、
Portalsをクリックする。初期値が入っている。
[タグ番号]1
[Portals]192.168.1.209:3260 <-- 先に設定したFreeNASマシンのIPアドレス
[コメント]FreeNAS-Portals と書いてみる。このコメントはどこで使われるんだろう

[追加]をクリック。[変化の適用]をクリック

[7]
イニシエーター・タブをクリック
[タグ番号]1
[イニシエータ]ALL
[許可するネットワーク]ALL
[コメント]FreeNAS-Initiator

[追加]をクリック。[変化の適用]をクリック

[8]
ターゲット・タブをクリック
[ターゲット名]target0
[Target Alias](空白のまま)
[タイプ]ディスク
[フラグ]読込み/書込み(rw)
[Portal Group]Tag1(Free NAS-Portals)
[イニシエーターグループ]Tag1(Free NAS-Initiator]
[コメント]Free NAS Target0

[ストレージ] extent0 (mnt/HDD/extent0)
[Removable]無し

[Auth Method]オート
[Auth Group]無し
[Initial Digest]オート
[Queue Depth]0
[Inquiry Vendor](空白のまま)
[Inquiry Product](空白のまま)
[Inquiry Revision](空白のまま)
[Inruiry Serial](空白のまま)

[追加]をクリック


[9]
extent1をtarget1 として、上と同様に追加する

[10]
左上にある[変化の適用]をクリックする。

[11]
システム・タブ->reboot で、一旦リブートする。

[12]
サービス・タブ→iscsi target
右にある有効のチェックboxをチェックする
一番下の保存して再起動をクリックする。

サービス・タブをクリックし、iscsiターゲットの有効、ステータスに緑チェックがついているか確認する。ついているならOK。









以上でFreeNASをiSCSIとして使う ターゲットの設定は終了。

(6)
次はVistaマシンのイニシエーターを設定する
[1]
\コントロール パネル\システムとメンテナンス\管理ツール\iSCSIイニシエータをクリック
イニシエータ名「iqn.1991-05.com.microsoft」ここまではWindowsなら同じなのかな。

[2]
探索・タブ->ポータルの追加->IPアドレスまたはDNS名 にFreeNASマシンのIPアドレスを入力。ポートは3260が入っている。
OKをクリック。

[3]
エラーが出なければ、ターゲット。タブをクリックすると、ターゲット名に上で設定したiscsiターゲット名が入っている。

[4]
ターゲットを一つ選択し、ログオンをクリック。ターゲット名にちゃんと入っていればOK。選択項目のチェックは今回はしない。
そこで詳細をクリックすると、認証、IPsecなどの設定ができる。(今回はしない。)




(7)
コンピュータの管理→ディスクの管理 で、iSCSIターゲットがみえるかチェックする。

ローカルディスクと同様に見える。

追加されたiSCSIディスクは「初期化されていないディスク」で、使用できない状態になっている。
先ず、ディスク欄で右クリックし、ディスクの初期化を実行。MBRで初期化。オンライン状態になる。
パーティションを作成、NTFSでフォーマットした。

完了すれば、HDを増設した感じで使用できる。


(8)
取り外すときは、
[1]\コントロール パネル\システムとメンテナンス\管理ツール\iSCSIイニシエータをクリック
[2]iSCSIイニシエータのプロパティ・ダイアログの、ターゲット・タブをクリック
[3]ターゲットを選択して、詳細をクリック
[4]目的のターゲットを選択してログオフをクリックする。


※上の手順では、リブートしたら、接続は切れる。保持する(というか、自動適に接続する)設定は行っていない。それについては下記参考のサイトを見ること。





おまけ:
hdbenchなんぞを実行。version330、Vista

               :D          :Z
:Read        : 43196    :10065   
:Write        : 41795    : 9256
:FileCopy    :   2683    : 2363   -> 4051 (PC-iSCSI間をGiga LAN SWにしたら、ここだけupした。なんでだ?)

100MB, D:local sata, Z:iSCSI,sata,100Base-T LAN,
initiatorにしているPCは100M NIC、 target側はGiga-NIC
最終更新:2011年05月27日 14:47
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