PeerCast配信の流れ
- PeerCastとは、P2P方式によるストリーミング配信ソフトウェアである。
- イエローページ(以下YP)とは、PeerCastの配信チャンネル情報を公開するために開設されたwebページである。複数の配信者で共同利用する通常のYPと、特定の配信者専用の個人YP(ヒトリワイピ、一人YP)、Twitterを利用したYPなどがある。
例:
http://temp.orz.hm/yp/
http://bayonet.ddo.jp/sp/
http://twitteryp.appspot.com/
- 配信者は、映像・音声等のソースを用意してPeerCastを起動し、YPに配信チャンネル情報(チャンネル名、チャンネルID、IPアドレス・ポート、配信内容の簡易説明文など)を登録する。
- YPはこれらの配信チャンネル情報を、webサイトやTwitterにて不特定多数の視聴者に公開する。主に2通りの形式で公開される。
- webページ形式
例: http://temp.orz.hm/yp/
- index.txt形式
例: http://temp.orz.hm/yp/index.txt
- 多くのYPでは、「ポート(通常7144)を開放し、PeerCast.exeを起動している」状態の者にのみ、すべての配信チャンネル情報が閲覧できるようになっている。
- 視聴者はYPから各チャンネルの情報を取得し、PeerCastにチャンネルIDやIPアドレス・ポートなどを受け渡す。
- webページ形式では、「Play」などと書かれた視聴ボタンのリンク先が視聴URL(通称「直アド」)になっている。PeerCast.exeを起動したPCのブラウザや動画プレイヤーで視聴URLを開くと、自動的にPeerCastに情報が渡される。
- index.txt形式には、配信チャンネル情報のすべてが半角の<>で区切られて記録されている。この情報を元にして視聴URLを構成する(=視聴する)ことが可能である。詳しくはindex.txtから分かる情報を参照。PeerCastチャンネルブラウザ(pcypLite、PeCaRecorder等)はこのindex.txt形式のデータを読み込んで、視聴者にわかりやすい形に再構成して表示している。
- PeerCastは、そのIPアドレス・ポートに対して当該チャンネルIDを問い合わせることにより、PeerCastネットワーク上でチャンネル・配信者を特定し、チャンネルに接続する。
このように、PeerCast上で配信者と視聴者とが繋がるために必須になるものがチャンネルIDである。
(配信チャンネル名・配信者のIPアドレス・ポート情報だけではPeerCastによる接続は出来ない。)
チャンネルIDは F9542853E84858600C7F37572E288485 のような英数32文字で表される。
最終更新:2011年10月27日 07:06