イエローページ(YP)の法的リスク

イエローページ(YP)の法的リスク


PeerCast配信の流れにあるように、PeerCastで配信者と視聴者との接続を仲立ちするものがチャンネルIDであり、これはYPによって公開されている。

配信者がPeerCastソフトウェアを起動しているだけでは、視聴者からのPeerCastによる接続は不可能である。
配信チャンネル名・配信者のIPアドレス・ポートが分かっていても、チャンネルIDが分からなければ繋がりようがないのだ。
つまり、YPがチャンネルIDを公開することと、他者からのチャンネル接続を可能にする(すなわち実際に自動公衆送信が可能な状態にする)ことは同じことである。

したがって、配信者による公衆送信権侵害行為と、YPによるそのチャンネルIDの公開の間には相当因果関係が存在し、配信者が著作権法違反の罪に問われるような行為をした場合、YPに対しては著作権法違反幇助が成立する可能性が高い。



最終更新:2009年04月29日 18:15
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