スコア
オールスターゲーム第2戦 明治神宮野球場(全シ1敗1分)
全マ 322 002 000-9
全シ 000 000 106-7
(全マ)
檀春香、○狛、久遠和、
ロティ、八名瀬-美祢
(全シ)●藍川、低井、大藤、琴吹み、長峰-四方木田、皇后崎
戦評
ファンにとっては嬉しい今季2試合目のオールスター。全シ先発は藍川(東京)、全マ先発は
檀春香(札幌)と初出場同士のマッチアップ。
試合は序盤から全マがフルスロットルで飛ばしていく。初回、ツーアウトから青木(広島)のフォアボールと右川(横浜)のヒットでチャンスを作り、迎えるは5番・藤瀬(広島)。フルスイングでストレートを捉えると、打球は大きな放物線を描いてそのままバックスクリーンへ。球宴第2戦は豪快な3ランホームランで開幕する。援護を受けた
檀春香はその裏、ワンアウトから小師(東京)、セナ(東京)に連打を浴び一・二塁とされるも後続を打ち取り失点は許さない。
さらに全マは続く2回、フォアボールを選んだ縁鉢(横浜)を一塁に置き、打席には今日マスクを被る美祢(札幌)。こちらもストレートを真芯で捉えると、打球は再びバックスクリーンを直撃する2ランホームラン。追加点を挙げた全マはさらに3回には先制をお膳立てした右川も2ランホームランで続き、序盤の3イニング連続ホームランで全シが7点のリードを奪う。この援護に
檀春香も3回に織田(名古屋)の盗塁でチャンスメイクされるもここも踏ん張り無失点。3イニングをゼロに抑えて見せる。
両先発がマウンドを退き、リリーフの投げ合いとなる4回以降。全シは低井(大阪)が登板、序盤に大暴れした全マ打線を相手に4回、5回を1安打に抑える危なげないピッチングを披露する。対する全マの二番手は狛(熊本)。4回に豊川(名古屋)、大友(福岡)の連打で一・二塁のピンチを迎えるも、続くホーク(名古屋)にヒットを浴びるも味方の守備に救われてタイムリーヒットを帳消しにしてもらうと後続を打ち取り無失点、5回は三者凡退とキッチリ仕事を果たす。
続く6回、全マはほぼ完璧に抑えられていた低井を捉える。佐伯(札幌)、手銭(広島)の連続ヒットで一・二塁と初回以来のチャンスを作り、打席に縁鉢。甘く入ったフォーシームを捉えると、低く鋭い打球は右中間へ。この当たりが走者一掃のタイムリーツーベースヒットとなり追加点を挙げた全マが9-0とさらに全シを突き放す。その裏は狛が再びピンチを背負うがここも踏ん張り無失点。
檀春香と同様に3回を無失点で投げ切る。
試合は終盤に入り7回。まず全シは大藤(福岡)が三番手に登場。ヒットは許すもこの回は2つの三振を奪う好救援を見せる。するとその裏、全シは久遠和(横浜)から皇后崎(福岡)がフォアボールを選択。続く代打・須田(名古屋)がヒットで繋いで一・二塁とチャンスを作る。その後併殺でツーアウト三塁となるが、続く野村(福岡)の打席で久遠和がまさかのワイルドピッチ。思いがけない形で1点を返すことに成功する。続く8回は
琴吹海奈(名古屋)、
ロティ(札幌)がそれぞれ外野に打球を飛ばさせずに3人で攻撃を終了させる。
そして迎えた最終回、全シは長峰(東京)がマウンドへ。西奈(広島)にツーベースヒットを打たれるものの、後続の打者を含んだアウト3つを全て三振で奪い取る素晴らしいリリーフで無失点で抑える。一方の全マは八名瀬(横浜)をマウンドへ送り逃げ切りを図る。しかしここまで抑えられてきた全シ打線がこの土壇場で覚醒する。まず川浦(大阪)、森(大阪)の大阪勢が連打で二・三塁とチャンスを作る。続く皇后崎のライトへ大飛球は西奈の好守に阻まれるが、犠牲フライで1点を返す。この後さらにカミュ(大阪)がタイムリーヒットを放って2点目を入れると、全シの勢いはさらに増し、島津(福岡)、野村がそれぞれ出塁、満塁とする。ここから小師がセンターオーバーのツーベースヒットで塁上のランナーを全て還すと、この後ツーアウトから豊川がタイムリーヒットを放ってこの回一挙6得点。8点あったビハインドを打者一巡の猛攻撃で一気に2点とする。しかしこのまま追いつくかと思われたが、川浦のセンターへの打球を遠野(広島)がダイビングキャッチでフライアウトにしゲームセット。オールスター2戦目は全マが序盤の、全シが最終回の猛攻で大いに盛り上げた。
責任投手・本塁打
[勝] |
狛 |
1勝 |
[S] |
|
|
[敗] |
藍 川 |
1敗 |
[本] |
藤 瀬 |
1号 |
|
美 祢 |
1号 |
|
右 川 |
1号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2020年07月23日 13:37