檀春香

檀 春香(だん はるか、1999年10月24日 - )は、札幌ホワイトエンジェルスに所属したプロ野球選手(投手)。


概要

所属 札幌ホワイトエンジェルス
背番号 68
国籍 日本
出身 愛知県清須市
生年月日 1999年10月24日
身長 159cm
体重 48kg
投打 右投右打
血液型 AB型
プロ入り 2018年ドラフト外
PL 鳶橋レイ
球歴 斯波学園相沢高等学校札幌ホワイトエンジェルス(2018-2022)

経歴

中学時代まで

野球を始めたのは小3の頃。もともと家の近くで女子野球の試合をしていたクラブチームがあり、その影響か「外で運動するならまず野球」という感覚で地元のリトルリーグに入った。
リトル時代は外野手の後、小4途中で投手に転向。小6の時には女子ながら同期を寄せ付けないキレのあるストレートで打者を圧倒し、チームを全国大会ベスト4まで導いた。
その後、地元の二景中学に進学し野球部に入るが、甘楽氷柱(現 ニューヨーク・セイレーンズ)を発端とする東海地方一帯の魔球ブームにチームが影響され、魔球持ちの投手を優先するという監督のチーム方針転換に不満を持ち半年で退部。以後、学校から帰宅したら古今東西ジャンル問わずゲームをプレイし休日はもっぱら家に籠もる生活を毎週のごとく繰り返していた。

中2の春終わり頃、シュミレーションに手を出しさらに物足りなさから自作のMODを制作するほどにまでゲーム漬け三昧の生活を送っていたが、リトル時代に対戦したチームのメンバーにいた縁鉢ひいろが檀を追い同じ学校に入学したことを聞き、以降2年間は彼女の身を案じた縁鉢と共に行動することに。

しかし元のチームはおろか小さな草野球チームにも出向かなかったようで、
とある高校の関係者曰く、「相棒の縁鉢を捕手に『辻斬結社レッド&リザード』と名乗り、主に名古屋・関西方面の大学・社会人バッター相手にストレート3球のみで辻斬り勝負をしていた」という話があり、同時期に岡山で独立リーグの選手をしていた初雁すももらもこの2人組と対戦していると話している。(詳しい出没地については不明だが数ある目撃情報から少なくとも白河の関を越えてないことは確実)
また、先ほどの高校の関係者曰く、辻斬りを辞めた理由に関しては「中3の5月に東京に行って自ら勝負を申し込んだ女子アマチュアチームの4番を名乗る選手のレベルの高さに驚き、その人がPGBを目指していたということを知ったから」だそう。

プロ入り前まで

斯波学園相沢高校(斯波四)に入学し、「また野球を始めるなら自分で強豪チーム作って魔球使いを見返してやる」という動機から近年低迷していたソフトボール部を辻斬り勝負で乗っ取り野球部に改部。勿論そのようなやり方で他の部員が納得するはずもなく離脱者が相次ぎ、あっという間に部員数が本人含め8人に。試合出場が危ぶまれる事態になるが、陸上部に入部予定だった黒羽桜華(おうか)とソフト部副キャプテンだった2年生の小野寺紫歩(しほ)の入部でなんとか危機を回避。
高1時の大会は部員10人で試合に挑み奇跡的な初戦勝利を飾っている。

その後、入学前に元男子プロ野球OBに打撃指導を受けて戻ってきた縁鉢と再度2年間バッテリーを組み、チームの指揮を取りながら県内女子高校野球随一の速球派投手としてその実力を発揮。高3時には130キロ前後のストレートを連発、登板6試合合計で66三振を奪いチームを県大会準優勝に導いている。

決勝戦敗退後はチームの戦力低下を懸念し、当時県内中学女子屈指の実力であるがバットを置く寸前だった天道なじみの勧誘に成功するも、彼女の説得にかなりの時間を費やした為プロ志望届を期限中に出し忘れるという野球選手としては致命的な事をやらかしている。流石にこれについては学園長直々に怒ったようであり、地元メディアやスポーツ紙でも「檀は大学進学濃厚か」と報道されることになる。

だが数ヶ月後、掲示板に「とある球場で入団テストを受けていた檀春香の姿を確認」という書き込みがなされ、その後事実だと判明。
PGBから正式に発表がなされたのはドラフト明け3週間後、札幌ホワイトエンジェルスへの入団決定として報道各社に伝えられた。

詳細情報

年度別投手成績

年度 所属 規定 試合 S H 完投 完封 先発 QS 完了 防御率 投球回 打者 被安 被本 奪三 与四 与死 敬遠 失点 自責 WHIP
2018 札幌 × 13 0 3 0 7 0 0 3 1 1 2.45 25 2/3 116 31 0 32 10 1 0 8 7 1.60
2019 札幌 8 3 3 0 0 0 0 7 4 0 4.81 43 187 52 4 37 10 0 0 28 23 1.44
2020 札幌 8 4 1 0 1 0 0 7 5 0 2.87 47 197 44 4 48 15 2 0 16 15 1.26
2021 札幌 10 6 3 0 0 0 0 10 8 0 2.28 67 296 67 3 71 25 3 0 21 17 1.37
2022 札幌 8 0 4 0 0 0 0 8 5 0 3.20 50 2/3 230 55 4 53 21 2 0 25 18 1.50
通算:5年 47 13 14 0 8 0 0 35 23 1 3.09 233 1/3 1026 249 15 241 81 8 0 98 80 1.41

表彰

記録

  • オールスター選出(20)
  • シーズン最多勝(21)

初記録

  • 初登板・初先発登板:2018年4月4日、対横浜アクアマリンズ2回戦(札幌ドーム)7回を自責点0で敗戦投手
  • 初奪三振:同上 1回表にアレックス・トライアンファスから
  • 初ホールド:2018年6月27日、対大阪ナイトブレイカーズ4回戦(札幌ドーム)8回に登板
  • 初勝利:2019年4月21日、対大阪ナイトブレイカーズ1回戦(阪神甲子園球場)8回1/3を自責点0で勝利投手

節目の記録

その他成績

  • 2018年:奪三振率11.22 与四死球率 3.86 被打率 2.95
  • 2019年:奪三振率 7.74 与四死球率 2.09 被打率 2.94
  • 2020年:奪三振率 9.19 与四死球率 3.26 被打率 2.44
  • 2021年:奪三振率 9.54 与四死球率 3.76 被打率 2.50

背番号

  • 68(2018-2022)

登場曲

  • sugar sweet nightmare/羽川翼(堀江結衣)(2018オープン戦)
  • 水の星に愛をこめて/森口博子(2018ペナント)
  • ハンサムのテーマ/ゲーム「ポケットモンスター」シリーズより(2019)
  • 罪な薔薇/ゲーム「魔界戦記ディスガイア2」より(2020-)

能力推移

年度 速球 球威 変化 制球 体力 守備 ピン/特1 対左/特2 特3 特4 総合
2018 17/A 19/S 7/E 10/D 14/C 5/F 3 3 奪三振 クイ× 98/C
2019 17/A 19/S 16/B 12/C 16/B 10/D ピン○ 奪三振 勝ち運○ - 139/A
2020 19/S 19/S 13/C 12/C 15/B 10/D ピン◎ 奪三振 勝ち運○ - 149/A
2021 19/S 19/S 13/C 12/C 16/B 8/E ピン◎ 奪三振 勝ち運○ - 149/A
2022 19/S 19/S 13/C 12/C 15/B 7/E ピン◎ 奪三振 勝ち運○ - 146/A

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最終更新:2022年11月23日 19:49