スコア
オープン戦 札幌-東京 札幌ドーム(札幌1勝)
東 京 000 001 100-2
札 幌 000 200 02X-4
(東)星菜、日高、H海堂、●城野-宮川、草薙
(札)
檀春香、牧田、◯水崎、S斉藤-当銘、上野
戦評
札幌と東京のカードでは、両名とも今季をラストシーズンと表明している
檀春香、星菜の先発巡り合わせとなった。
実績を積んできた投手同士、立ち上がりからテンポ良くアウトカウントを重ねていく。3回裏の札幌の攻撃では先頭A・Bがツーベースを放つ。その後パスボール三塁まで進塁を許すものの、バーバリのスリーバントスクイズをファールで阻止。続く1番の常磐に死球を当て盗塁で二三塁とされるが、2番礒江の弾き返した鋭い打球をセカンド小師が滑り込んで捕球し、切り抜ける。
4回に入り、ここでも快投が続きフレイズ打線を三者凡退に抑える
檀春香。一方の星菜は対照的に、四球とワイルドピッチでピンチを迎えるなど精細を欠く。6番スアレスに対してはストレートをど真ん中に失投、豪快なフルスイングが白球をバックスクリーンに叩き付けた。札幌が2点を先制。
追う展開となった東京は6回表の攻撃で
檀春香を攻め立てる。まずは先頭の秋田が安打で出塁。そこから盗塁、野選を挟み一死一三塁の場面で、打席には栗林碧が入った。一塁ランナー西崎の好スタートとともに打ち返した打球は、二塁ベースカバーへ向かうショートA・Bの左を抜く強烈なゴロ。三塁ランナー秋田の生還は容易だったが、前進して捕球したレフトスアレスが送球した先がなんと一塁。その判断と強肩はレフトゴロという類い稀な結果を記録した。後続も倒れ、ここまででスコアは2-1。
流れを渡すわけにはいかない東京。6回から星菜の後を継いだ日高が2イニングを無失点に抑える中、7回表に再び打線が奮起。札幌の2番手牧田から沓掛がツーベース、小師がタイムリーを放ち1点を奪い、2-2と試合を振り出しに戻す。
8回裏。クリーンナップから始まる札幌打線に対するマウンド上はルーキー城野。先頭の紫は倒れるも続く神崎がこの試合二つ目の四球を選ぶ。上野がバントを決め二死二塁で打席を迎えたスアレスは、外角コース際からやや内に入ったツーシームを逆らわずに右へ流すと、打球がぐんぐん伸びてスタンドイン。4-2で勝ち越しに成功し、最終回もゼロに抑えた札幌が引き分けを挟んで4連勝とした。
打っては全打点を叩き出す2ホーマー、守ってはピンチ拡大を防ぐ刺殺と、スアレスが持ち前のパワフルさで試合を決定付けた。また5試合で1勝2Sと、守護神斉藤が安定感ある仕上がり。先発の
檀春香も6回1失点の内容で、前登板から復調を見せている。
惜敗の東京は小師や秋田、丸山といった主軸の好調が好材料か。新戦力の沓掛もオープン戦二度目のマルチヒットでアピール。
責任投手・本塁打
[勝] |
水 崎 |
1勝 |
[S] |
斉 藤 |
1勝2S |
[敗] |
城 野 |
2敗 |
[本] |
スアレス |
1号 2号 |
試合詳細
打撃成績
守備成績
投手成績
最終更新:2022年03月20日 17:25