2023年8月30日 名古屋-大阪8回戦

スコア

シンデレラ・リーグ公式戦 名古屋-大阪8回戦 バンテリンドーム ナゴヤ(名古屋5勝2敗1分)
大 阪 010 000 200 200-5
名古屋 011 000 001 200-5
(大)天花寺、水野、掛、H川澄、樋口-武田、坂東
(名)高倉、琴吹ひ、久光、真壁、手銭梓、京良城、間原、H琴吹み、レイカ-川谷、千葉

戦評


 名古屋先発は高倉、大阪先発は天花寺。

 首位攻防戦の最終戦、先手を奪ったのは大阪。2回、この回先頭の森が真ん中に入ったストレートを捉えると、打球はセンターへぐんぐんと伸びていってフェンスを越えるソロホームラン。大事な一戦で大阪が4番の一発で先制点を奪う。

 しかし今日勝てば優勝に王手がかかる名古屋も退かない。その裏、ツーアウトランナー無しの場面で武田。低目に決まるストレートを掬い上げると、高い弾道の飛球は失速せずにスタンドに飛び込む同点のソロホームラン。すぐさま名古屋が同点に追いつくと、3回には相手のエラーを起点に機動力も使ってツーアウト二・三塁のチャンスを作る。ここで小喬がストレートを捉えてセンター前へ運ぶタイムリーヒットを放ち勝ち越しに成功する。しかしホームを狙った二塁ランナーはきっちりと刺し、最少失点で大阪もこの回を切り抜ける。

 中盤はスコアが動かず、試合はそのまま終盤へ。この7回に試合が再び動きを見せる。大阪は5回から登板する琴吹陽奈に対し、先頭の宮本がセンター前ヒットで出塁、代走の小瀬村が盗塁を決めると、如月がスラーブをセンター前に弾き返す間に二塁ランナーがホームイン。同点に追いつくと、さらに如月の代走・LANAも盗塁を決めて勝ち越しへのチャンスメイク。その後ツーアウト一・三塁として鳴上がコースいっぱいのストレートを上手くレフト前に運ぶタイムリーヒットで逆転に成功する。

 リードを奪った大阪は天花寺が続投し、最終回もポンポンとツーアウトを奪う。しかし名古屋も意地を見せる。花音がシンカーを右中間に運ぶツーベースヒットを放ち同点のチャンスを作ると、大阪はこの場面で水野を投入。しかし代わり端のスライダーをイビルアイが引っ張ると、打球は左中間のど真ん中を破るツーベースヒット。この当たりで二塁ランナーが悠々生還し、土壇場で名古屋が試合を振り出しに戻す。

 試合は延長戦に突入するが10回、大阪はヒットで出塁した鳴上を一塁に置いて川谷。名古屋の六番手・京良城のスライダーを流し打ちすると、ライト方向に大きく上がった打球はそのままスタンドに消える勝ち越しの2ランホームラン。値千金の一発で大阪が勝利へ向け大きく前進する。

 ところが名古屋も勝ち越された直後の攻撃、連打と相手のエラーでノーアウト満塁の大チャンスを掴むと、マリアがサードへの併殺に倒れるものの1点を返し、なおツーアウト三塁の場面でわかちゃん。掛のストレートを捉えた打球はあわやサヨナラ弾となるフェンス直撃の長打に。このタイムリーヒットで再び同点に追いついてさらにサヨナラのチャンスを作るが、ここは掛が意地を見せて後続を打ち取り同点止まりで食い止める。その後は11回にお互いチャンスを作りつつも無得点に終わると、12回は三者凡退で試合終了。総力戦となった最終カードは引き分けで幕を閉じることとなった。

責任投手・本塁打

[勝]
[S]
[敗]
[本]  森  8号
武 田 7号
川 谷 5号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

守備成績

+ ...

投手成績

+ ...
最終更新:2023年08月30日 17:23