概要
経歴
プロ入り前
高校時代
長身を活かした速球派の右キラーながら、いたって並のマウンド度胸だった。
3年で全国大会出場を果たし、ピンチで登板するも初球を叩かれ、逆転を許しそのまま敗れた。
社会人時代
女子野球部のある京浜製鉄に入社を果たすと、わずかながら実家に仕送りを送りつつ業務、野球に励んだ。
だが1年目は全く通用せず、自らの活路を開くべく「泰然自若」を心がける。その姿勢は、高校で活躍する妹の影響を受けたものと思われる。
すると2年目にかけて、特に得点圏での投球が劇的に安定。非公式ながら、130km/h超えの速球も悠々と投げられるようになった。
プロ入り後
2020年はプロ初勝利、得点圏以外や対左では比較的安定を見せていたが、生命線であるはずの得点圏、対右の被打率が高くプロの壁を感じる結果となった。
2021年は相手した右打者をほぼシャットアウトし、規定未満ながらもWHIPが歴代有数という抜群の安定感を見せつけた。対して得点圏被打率は高かったが、対得点圏打数も少なかった。活躍を買われオフの第2回PICに招集されたことから、「結果という意味ではここからが本番。辛抱強く使ってくださる首脳陣、ここまで育ててくれた恩師、家族、チームメイト。何より応援してくださるファンのみなさまに応えます」とインタビューで語った。
第2回PICではここ一番の登板で味方守備に恵まれ、2試合で5回のピンチを0に抑えた。
2022年はその疲労が表れたか、はたまた相手打者に研究されたか、一転してここぞの場面での失点を重ねる日々となった。
2023年は一転。一時期は
レイカ・マウントバッテンと並び、ダブルクローザー的な立ち位置で2021年ぶりの安定感を見せてチームの優勝にささやかながら貢献した。また妹との投げ合いもあり、さらなるモチベーションにつながったと感じている模様。
2024年は数字上は安定していたが記録に残らない失点(火消しで登板したが前の責任投手のランナーを返してしまうケース)が多く、リーグのレベルが年々上がっていることを肌で感じる結果となった。やはり左打者を相手取ったときに打ち込まれることが多かったため、オフの3球団合同キャンプでスラーブの改良に取り組んでいる。
選手としての特徴
前述通り、得点圏や右打者、強打者を相対したときに抜群の集中力を見せる。フォームはスリークォーターで、構えから急加速するのが特徴。だが、打者へと過集中しているからか、30球も投げれば額に汗をかき、また打球反応もお世辞には良いとは言えない。
速度、制球を兼ね備えた速球を中心に、左右の変化球で揺さぶりをかけることが得意。
人物
詳細情報
年度別投手成績
年度 |
所属 |
規定 |
試合 |
勝 |
敗 |
S |
H |
完投 |
完封 |
先発 |
QS |
完了 |
防御率 |
投球回 |
打者 |
被安 |
被本 |
奪三 |
与四 |
与死 |
敬遠 |
失点 |
自責 |
WHIP |
2020 |
名古屋 |
× |
16 |
1 |
2 |
0 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
7.71 |
9 1/3 |
41 |
12 |
3 |
8 |
3 |
0 |
0 |
8 |
8 |
1.61 |
2021 |
名古屋 |
× |
17 |
0 |
0 |
2 |
6 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1.32 |
13 2/3 |
49 |
7 |
0 |
15 |
1 |
1 |
0 |
2 |
2 |
0.59 |
2022 |
名古屋 |
× |
10 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
15.19 |
5 1/3 |
30 |
11 |
3 |
5 |
2 |
0 |
0 |
11 |
9 |
2.44 |
2023 |
名古屋 |
× |
16 |
1 |
1 |
3 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
6 |
1.84 |
14 2/3 |
62 |
13 |
1 |
11 |
3 |
0 |
0 |
5 |
3 |
1.09 |
2024 |
名古屋 |
× |
18 |
0 |
1 |
3 |
7 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
3.18 |
11 1/3 |
47 |
12 |
1 |
8 |
3 |
0 |
0 |
4 |
4 |
1.32 |
通算:5年 |
77 |
2 |
5 |
8 |
26 |
0 |
0 |
0 |
0 |
17 |
4.31 |
54 1/3 |
229 |
55 |
8 |
47 |
12 |
1 |
0 |
30 |
26 |
1.23 |
表彰
記録
初記録
節目の記録
その他の記録
背番号
登場曲
- ホーム時:Hells Bells / AC/DC
- ビジター時:Rest In Peace (Undertaker) / Jim Johnston
能力推移
年度 |
速球 |
球威 |
変化 |
制球 |
体力 |
守備 |
ピン/特1 |
対左/特2 |
打強/特3 |
クイ/特4 |
総合 |
2020 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
対ピ◎ |
対右◎ |
力配分 |
- |
109/C+ |
2021 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
対ピ◎ |
対右◎ |
力配分 |
- |
109/C+ |
2022 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
対ピ◎ |
対右◎ |
力配分 |
- |
109/C+ |
2023 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
ピンチ◎ |
対右◎ |
力配分 |
- |
109/C+ |
2024 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
対ピ◎ |
対右◎ |
力配分 |
- |
109/C+ |
2025 |
17/A |
10/D |
10/D |
17/A |
4/G |
6/F |
対ピ◎ |
対右○ |
力配分 |
奪三振 |
109/C+ |
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最終更新:2025年02月17日 19:09