2023年10月8日 名古屋-札幌チャンピオンシップ第3戦

スコア

チャンピオンシップ3回戦 名古屋-札幌 バンテリンドームナゴヤ(名古屋2勝1敗)
札 幌 100 100 001-3
名古屋 030 010 10X-5
(札)●唐澤、釜石、日向-当銘、上野
(名)○戸次、H真壁、H高倉、H手銭梓、H久光、Hレイカ、S小坂-武田、坂東

戦評


 両チーム1勝1敗の五分で迎えたチャンピオンシップ第3戦。今日勝てば日本一に王手となる大事な一戦の両先発は、名古屋は戸次、札幌は唐澤。

 試合は札幌が第1戦に続いて初回に先手を奪う。カミュのヒットと盗塁から始めてツーアウト満塁までこぎつけると、この場面で紫藍緋がストレートを打ち返して打球は三遊間へ。打球はショート・イビルアイに追いつかれるが、一塁送球より早く紫藍緋が一塁ベースを駆け抜けてタイムリー内野安打を勝ち取り、1点を先制する。

 先制された名古屋であったが、戸次が初回を最少失点で抑えると、2回の満塁のピンチも無失点で切り抜ける粘りの投球。そんな戸次を援護したい名古屋は2回、逆に三本のヒットでこちらもツーアウト満塁のチャンスを作る。この場面でマリアに打順が回ると、高速カットボールを捉えた打球はセンター方向へ。あわやホームランとなる当たりはフェンス直撃の長打に。打球がグラウンドを転々とする間にランナー三人が一気に生還、マリアも三塁に到達するスリーベースヒットで3点を奪い逆転に成功する。

 逆転を許した札幌は3回の満塁機も無得点に終わるなど一転、苦しい展開に。それでも4回、初回同様にカミュがヒットを放ち、すぐさま盗塁を決めてチャンスメイク。その後進塁打で三塁へ進むと、神崎がストレートを捉えてライト前に運ぶ間にホームに還り、一点差に追い上げる。

 しかし名古屋も5回、フォアボールを選んだマリアが盗塁を決めて追加点のチャンスを作ると、小喬がスラッシュを捉えて打球はレフト線を破る長打に。この間にマリアがホームへ還り再び二点差となる。小喬はさらに7回にもタイムリーヒットを放って貴重な追加点を挙げ、試合は名古屋優位に進んでいく。

 名古屋は細かい継投で札幌の打線を躱し、3点リードのまま9回を迎える。しかしこのまま逃げ切りたい名古屋に対し、札幌が前節に続いての反撃を試みる。ワンアウトから紫藍緋がライト線を破るツーベースヒットを放つと、この後暴投で三塁まで進んで代打・ハンナのセンター前ヒットでホームへ生還。これで二点差に追い上げることに成功するが、最後はリリーフに入った小坂に後続が凡退して試合終了。名古屋が7人の継投で札幌の反撃を凌ぎ切り、日本一に王手をかけた。

責任投手・本塁打

[勝] 戸 次
[S] 小 坂
[敗] 唐 澤
[本]

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2023年10月09日 10:54