2024年7月7日 名古屋-広島3回戦

スコア

交流戦 名古屋-広島3回戦 バンテリンドームナゴヤ(名古屋2勝1敗)
広 島 300 302 020-10
名古屋 301 000 500-9
(広)山村、竹中、○日向、Hアイシャ、S関-成宮
(名)シャマナ、久光、小坂、手銭梓、真壁、●琴吹み、櫻井-武田

戦評

 連勝の中、交流戦最終カードを迎えた両チーム。名古屋先発はシャマナ、広島先発は山村。

 試合は初回から荒れ模様の展開を予想させる立ち上がり。広島は稲垣のヒットを皮切りに満塁のチャンスを作ると、ベイカーが押し出しのフォアボールを選びすぐさま先制。さらに続く石渡がカーブをレフト前に運ぶヒットを放つと、これでランナー二人が生還。2点を加えて初回から3点を奪うことに成功する。

 しかし名古屋もすぐさま反撃。その裏、わかちゃんが相手のエラーで出塁すると、続く湯根がストレートを捉えた打球はセンターへの大きな飛球。これがフェンスを直撃する長打になると、わかちゃんが悠々ホームに還って1点を返し、打った湯根も三塁へ到達する。その湯根も小喬のファースト野選で生還して一点差に詰め寄ると、その後二・三塁とチャンスを広げて美咲がセンター前にタイムリーヒットを放ち、同点に追いつく。

 あっという間に振り出しに戻った試合が次に動いたのは3回。名古屋はツーアウトランナー無しで先程同点打を放った美咲が打席に入ると、甘く入ったスライダーを強振。芯で捉えた打球がセンター方向へ飛んでいくと、大きなアーチを描いてフェンスの向こう側に飛び込むソロホームラン。強烈な一発で名古屋が勝ち越しに成功する。

 しかし中盤、連勝を伸ばして巻き返したい広島が怒涛の攻撃を見せる。4回、ワンアウト二塁から成宮がシュートを打ち返して右中間真っ二つのタイムリースリーベースヒットを放ち同点に追いつくと、この後ツーアウト一・三塁から稲垣・マリオの連続タイムリーで2点を奪い勝ち越し。勢いに乗る広島はさらに6回にもツーアウト一・二塁からベイカーが走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放ち2点を追加。リードを4点に広げて一気に名古屋を突き放していく。

 ところが7回、今度は名古屋の逆襲が始まる。ランナー一塁からイビルアイが竹中のストレートをバックスクリーンへ叩き込む2ランホームランを放つと、続く武田が変化球を今度はライトスタンドに叩き込みさらに1点を追加。一発攻勢で一点差とすると、この後連打とフォアボールで満塁として打席にわかちゃん。変化球を捉えた打球が三遊間を破ると、このヒットでランナー二人が生還。この回一気に5点を挙げて試合をひっくり返す。

 しかし広島の勢いは衰えず8回、稲垣のフォアボールを皮切りにワンアウト一・三塁と同点のチャンスを作ると、地下が琴吹海奈のチェンジアップをセンター前に運ぶタイムリーヒットを放ち同点に。さらにこの後ツーアウト一・二塁から石渡がこれもチェンジアップをセンター前に運ぶと、このヒットで二塁ランナーが生還し再逆転に成功する。これが決勝点となった広島が乱打戦を制して三連勝を決めた。

責任投手・本塁打

[勝] 日 向 1勝1敗
[S]  関  5S
[敗] 琴吹み 1敗
[本] 美 咲 2号
イビルアイ 5号
武 田 8号

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2024年07月09日 16:37