始原魔術

現状存在する魔術、魔法、神術その他全ての術のルーツというべきもの。始祖術式、根源術とも呼ばれる。
『』へと自らを接続する事で、成し得ぬ奇跡を容易に為す、術と呼ばれるもの全ての最奥。
現在ではほぼ完全に失われたとされ、極めて稀に、『生まれながらに一部の術式を扱える』者が現れる程度。曰く、生まれながらにして術式が刻まれた魂であるが故に、その力を行使出来るらしい。
一部の例外を除き、殆どの場合自らの魂に強い念を送る事で術が発現する。その際、魔力等の反応は一切起こらない為、傍目から見て固有能力と勘違いされる場合も少なくは無い。
或いは固有能力と呼ばれるものの殆どが、始原魔術を原点とするものなのかもしれないが……。

始原魔術には幾つかの階位が存在し、コレを全て極めた者に、為し得ぬ事は無いという。
ただし、それは即ち全ての術式…或いは『』そのものを魂に刻む事と同位。仮に極めたとして、その術者が以前のままの存在で在り得るかは別問題である。この術式を極めるという事は、限り無く『』に近付くという事に他ならない。限り無く『』に近付いた者が、存在として変質しない保証は何処にも無いのである。

  • 第五階位:科学等の技術で同現象を為し得るのが容易な術式。現状存在する魔術の大半と同レベル。
  • 第四階位:科学等の技術で為し得るのが困難なレベルの術式。上位魔術、下位の魔法と同レベル。
  • 第三階位:技術で為し得ぬ、既に奇跡という範囲に属する術式。上位魔法、神術の大半がこのレベルに属す。
  • 第二階位:概念や摂理、始原や世界創造といった、神術ですら最奥に位置するレベルの術式。
  • 第一階位:『』との融合、或いは統合というべきもの。真の意味で禁呪と呼ぶべきもの。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年06月07日 22:13