『』(用語・地名・概念)
敢えて読みをつけるならば、『から』。受け取り方は人それぞれ。
七輝衆の者達はコレをOverd System No.4、または単に第四世代と呼ぶ。
『原初の混沌』、『根源の渦』、『アカシックレコード』と呼ばれるものが、敢えて言うならば一番近い。
だがそれらは、それぞれがそれぞれの名前を持っているが故に、厳密に言えば『』とはやはり別物。
明確にはそれらの存在、機能も、『』の一端と言う方が正しい。言うなれば、ありとあらゆる存在するモノ、存在しないモノ全ての原因。
万理や虚無さえ内包し、ありとあらゆるモノ全ての完全なる外側でありながら内側に介在するもの。今代に於ける真なる原初でありながら最果ての概念。
そこに辿り着けば、全てを知る事が出来、どんな願いですら叶うとされる。
極稀ではあるが、『』そのものに肉体が繋がってしまう、或いは『』の欠片を自身に受け入れる事で強大な力を手に入れる者も存在する。
だがそういった力は、様々な世界の、特に宗教関連の組織からしてみればイレギュラーとして認識される事が多い。
そもそも『』という存在の認識は、現状存在する宗教、その全ての信仰を破綻させるものに他ならないからである。
故に、戦闘能力を持ち、尚且つ狂信的な宗教組織は、そういった者達を異端として排除する傾向が強い。
またそれとは逆に、魔術師と呼ばれる者達、それも探求者としての魔術師は、『』の存在を追い求める傾向が強い。
究極の知恵と力を求める者達にとって見れば、万理でもあり全能でもある『』こそが最終到達点と言えるからである。
……誰しもが辿り着いてはいけない場所であり、時流から繋がらぬが故に辿り着けぬ筈の領域であり、何時かは辿り着いてしまう場所。消え行く者のみが辿り着く果て。
尚、『』に辿り着いた者はその時点でもう戻ってくる事は出来ない。そこに辿り着いた時点で全てが満たされてしまい、『』に回帰するしか道は残らないからである。
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最終更新:2008年07月13日 14:48