干将・莫耶

種別:双剣(魔術剣・実体剣)
ランク:B
刃渡り:どちらも75cm
属性:無

中国の春秋時代、呉の国にて名を馳せていた刀鍛冶が打ち上げた陰陽の双剣。
白い剣が"陽"の干将であり、黒い剣が"陰"の莫耶である。
本来は短剣だったようだが現在の持ち主であるキノワールが改良を加えたことで長剣のようになった。

ある日、刀鍛冶の干将は呉王闔閭(こうりょ)の命によって王に相応しい一振りの剣を打ち上げようとしたが、
材料が上手く溶け合わず、その時に妻の莫耶が類い希なる名剣の完成のためには神の助力が必要と言い、
そのために自分が神の貢物となろうと最高の剣の完成を願いつつ莫耶は炉の中に身を投じてしまった。
それにより先ほどまで混ざらなかった材料が混ざり合うようになり、再び剣を鍛えられるようになった。
そして干将の神懸かった仕事が終わった後、この二振りの剣が完成した、と言う逸話がある。

上述の逸話の主人公である夫婦の名を冠しており、互いに引き合うと言う特性を持つ夫婦剣である。
ゆえにどちらかを手放しても、どちらかが手元にあればかならず手放した方は戻ってくる、と言う事であり、
この特性を利用してどちらかで投擲による牽制を行い、一気に接近してまだ手元に残しているどちらかで斬りつける、と言う戦法が可能。
また、巫術、式典用の魔術剣としての側面も持っているため、装備すると対物理・対魔術が上昇すると言う特性も持つ。

余談だがこの干将・莫耶は一応神器のカテゴリーに入るハズなのだが、
キノワールが改良を加えたせいで神器としての性質が変化してしまい、完全に神器と言うカテゴリーから外れてしまっている。
ゆえに現在の干将・莫耶は誰にでも扱えるようになっている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年01月05日 22:16
添付ファイル