カリス

種族:異星人(地球から見た火星的環境にある星。既に生命体は絶えている)
性別:女
年齢:外見年齢は20台。実年齢は不明だが三桁くらいと推測。
身長:162cm
体重:49kg
クラス:スキアヴァッツィ・ファミリーメンバー。復讐狂。
属性:闇

性格

いわゆる火星人。外見はこの星の人間と大差は無いが、思想や内部身体構造、神経伝達路などに差異を持つ。
軍神をつかさどる星の住民にふさわしく、基礎戦闘能力の高い体のつくりをしている。
徐々にその侵略範囲を広げている”この星”の住人に対しては嫌悪感を露骨に表す。
ある身体の異変に起因する精神障害者。言い換えると、常に狂っている。起因感情は憎悪。
故にそのターゲット以外の人物とはまともなコミュミュケーションを行うことができない。
極めて理知的な性格であったらしいのだが、今となっては見る影も無い。
得物は、自身の身長を遥かに超える柄と、赤子に匹敵するほど肉厚の刃を持つ巨大斧。内部にモーターが内蔵されており、その遠心力により攻撃力と扱い辛さが極端に上昇している。
火星人なので身体構造が違うらしく、彼女自身は苦も無く振りまわす――ように見えるが、実際は自分の特異性に依存した、自身の筋力の限界を遥かに超えた戦闘を行っているため、戦闘中に筋断裂や骨折などを引き起こすことは少なくない。
復讐のためだけに存在しているかのような存在なので、特に趣味は無い。せいぜい街中を歩いてターゲットを探すくらいか。
そして、その極端な目的思考ゆえに、任務の際も仲間を容赦なく殺害したり、任務を放棄することが多々あるためランクは低い。
純粋な戦闘能力――近接戦闘能力だけを考えるならば、それこそAランクやSランクに引けをとるわけではない。本人は気にしていない。
また、スキアヴァッツィ・ファミリーに所属(志願)したのは、LLLにそのターゲットがいるからというだけ。

設定

プロナウスとは火星時代からの友人。同時に恋人。
火星がもはや生命体の住みうる星でなくなった際「この星」に二人でやってきた。その際に、火星人特有の致死性の高い病にかかる。
薬師であるプロナウスの助力もあってある程度の延命は叶ったものの、結局治療することは叶わず、そのまま息を引き取る。
その後、プロナウスが「死に対する特効薬」を発明し、カリスに投薬する。結果、彼女は蘇生した。
だが、その特効薬はその強力すぎる薬効ゆえに、重大な副作用をもたらした。
ある日、カリスが交通事故に遭い瀕死の重傷を負った――はずなのだが、驚異的な回復力で一日とたたずに回復してしまった。
もしや、と思い自らの手首を切り裂き、水につけてみる。吊り下げた麻縄で首をくくり、台から飛び降りる。高層ビルの屋上から飛び降りる。
――如何なる手段を用いても死なない。否、死ねない身体になったことに気づいた彼女は、終に発狂した。
もはやかつての友であり恋人は、この忌まわしい肉体を与えた怨敵に他ならず、彼女に対しての復讐を決意する。
殺すだなんて慈悲は与えない。同じ身体にして、永遠に生かし続ける。共に、永遠を生き続ける。
それは、彼女の憎悪なのか、それとも、永遠の孤独を癒す仲間を求めてのことなのか。その答えは、誰も、知らない。

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最終更新:2008年04月23日 00:08