フリオ・シェスペ
種族:
人間
性別:男
年齢:32(故人)
身長:182cm
体重:69kg
職業:彫刻家
設定
LLLに所属している
ティルの実父。息子と瓜二つの容貌をした、赤毛の男。
新進気鋭の彫刻家として世間から注目を集めていた。
ティルの本名である「ダンテ」は、彼が尊敬する彫刻の師の名前であり
また彫刻家としての彼の名前「フリオ・ダンテ・シェスペ」から。
エレオノラによるティルの誘拐事件の後、予てより患っていた心臓病により32歳の若さで他界した。
21の頃、未だ無名の彫刻家だった彼はエレオノラと出会う。
献身的に自分を支える彼女に対し彼は恋愛感情を抱くようになり、やがてエレオノラは彼の子供を身篭った。
しかし、ふとした切欠から彼女が家の財産目当てに近付いてきた事、父を殺し自分を殺し、
更にはまだ見ぬ子供までも殺して金を得ようとしていることを知る。
「せめて子供だけは」そう思った彼は一計を案じ、ある日生まれたばかりの我が子を抱えて彼女の元から逃げ出した。
だがその思惑はエレオノラには既に知られていたため、彼女の息の掛かったチンピラたちに追われてしまう。
逃げるうち、彼は一度裏路地へ息子を隠しておく。
そして、チンピラから逃げ切ったあとその裏路地へ戻ると、息子はいなくなっていた。
探し出そうと思ったものの、「自分といればまた危険な目にあう」と考えた彼はそのまま息子を探すことはなかった。
そして9年後、エレオノラがティルを誘拐する計画を立てていることを知った彼は息子を見捨てた贖罪の念からティルを助ける。
が、自ら父親と名乗り出ることはなく、9年ぶりにあった息子とは一言も会話をしないまま姿を消した。
最終更新:2008年08月11日 00:22