高涼荊(コウ リョウケイ)
種族:妖魔
性別:男性(異論はあるかもしれないが)
年齢:不明(外見年齢・妖魔と化した時は20代半ば~後半 実年齢千数百歳)
身長:180cm
クラス:元宦官・中常侍、現ヘルツォーク公爵執政補佐・秘書
属性:?
属性均衡:?
「私に地位と力をお与えください。あなた様はお望みのまま、享楽に身をゆだねられましょうぞ」
設定
概略
ヘルツォーク公
バージルの執政を補佐する宦官であり妖魔。
かつて康翠蓮とともに公爵家に取り入り、佞臣として転覆を目論んだが失敗。以降、忠実な部下として仕えている。
墨色の髪、切れ長の目、白い肌に朱の化粧を施し、長身でありながら女性的な肉付きのほっそりした体を持つ中性的な美男子。
優美な外見に加え、宦官であるため声が高く、初対面の人は説明されないと性別の区別をつけられない。(女装したら女性にしか見えない)
その外見のためになよなよした優男ととらえられがちだが、心の根っこはどんな一般男子にも負けないほど熱い心を秘めた漢である。
優秀な事務処理能力を持つのみならず、有能な戦略家・政治家であり、冷静な、時折狡猾さを交えた判断でバージルの執政を助けている。
過去
千数百年もの昔、貧しい一家の末っ子として生まれた。
貧民に似つかわしくない端麗な容貌をしていたため、宮廷に入れて一家の生活を楽にしようとした叔父に騙され、去勢手術を受けさせられて幼くして宦官として宮廷に入れられた。
家族を怨むでもなく宮廷に仕えていたが、その時後宮に入った康翠蓮の世話をするうち親しみ、皇帝以上の主人として慕う。
やがて国が乱れ、反乱がおき、宮殿は火の海になった。
翠蓮は国が乱れたのは皇帝にうつつを抜かさせた自分に一因があるとし、自害しようとしたが、涼荊はそれを止め、将軍に変装して翠蓮を宮殿から連れ出す。
しかし、山奥へと逃げる途中、追手のために深手を負ってしまう。
おりしも翠蓮が流産し、二人ともに衰弱して死を待つばかりとなったが、己らの情況に怒りと悲しみを覚えた涼荊は翠蓮を誘惑し、外法を執り行ってともに妖魔へと変じる。
それから千数百年の間、国を変えては皇帝の寵臣と寵姫として取り入って国を乱し、また国を変えるという気の長いながら破壊力抜群のコンボ技を繰り返していた。
ヘルツォーク公家に取り入って潰そうとしていたが、翠蓮がフレイオニールに恋をしたこと、また、涼荊がバージルに思慕の情を抱いてしまったため、計画は頓挫する。
現在は下心なく、真心をもって仕えている次第。
性格
宦官であることもあり、多分に女性的な面を持つ。
小さいもの・弱いものに母性本能に似た愛情を抱き、気の弱い柔弱なところ、涙もろいところがある。
また、それとは裏腹に相手をいたぶって楽しむ残忍さ、冷酷さ、狡猾さを併せ持ち、ヒステリーを起こしやすく、悪意を持った時これらの性格はより顕著になる。
しかし、これらのねじけたところは様々のおぞましい経験やコンプレックスによるものであり、本来は柔らかな物腰で丁寧、ユーモアを解し、一本気で愛情の多い気質でもあり、生まれ持っての性質は善良な方。
関係
翠蓮とは恋愛・友情・主従、あらゆるつながりを超えた人間の最高の絆を持って結ばれている。
バージルには恋に近い思慕の情と忠誠心、感謝の念を抱き、寵愛を受けている。
ヘルツォーク公家の他の人間とも関係は良好。
備考
手籠めにされた経験もあって、ダジを恐れていたが、今では特に怯えることなく接している模様。
頭脳派で体力もないが、土壇場になると火事場の馬鹿力で凄まじい武芸の腕前を披露することもある(青竜刀、方天戟を振り回すなど)。
普段の武器は自身の妖術と、それを120%発揮するのに使う羽扇である。この羽扇はデータファイルとして使うこともある。
最終更新:2009年03月28日 23:09