藤原真周(ふじわらのさねちか)
種族:白面金毛九尾狐
年齢:不明(数える事が不可能)
性別:男
身長:179cm
体重:66kg
属性:不明
属性均衡:不明
イメージCV:池田秀一
「わたくしの名は藤原真周。そしてそれ以外の全てです」
設定
『多尾狐の中でも最高位とされる白面金毛の妖孤。……とされているが、実際はそれ以上の存在である可能性が高い。
神でなく、妖でなく、人でなく、獣でなく、魔でもなく。強いて言うなら「藤原真周」という一つの種というべきものである。
そして「藤原真周」という名前もまた、彼を表し得る言霊たりえない。ならば彼は――【何】なのだろうか』
――――とある陰陽師の記録より。
世界が生まれる前から存在し、完成していた狐である。世界の兄弟という言葉が一番近いかもしれない。
人の姿では白い面差しに金の髪に金の目をした美丈夫である。
幾度も世界が生まれ、滅び、生まれ変わる様を最も間近で見続け、故に人や動物やあらゆるものが滅ぶ様も間近で見続けている。
その度彼は一人取り残される事になり、そうでなくとも彼の前を行くものはおろか並び立つものすらおらず、彼は常に一人であった。
いつしか彼は「自分に並び立ち、自分を越える者」を望むようになった。
彼は彼なりに人や生命を愛していた。人や動物が知能を付け発達することが喜びだった。
そして生命の発展には争いが不可欠だと考えた彼は、時に父の如く人々に知恵や技術を授け導き、時に悪鬼の如く戦を巻き起こした。
戦いを重ね、洗練を重ねた末に誰か一人でも自分と同じ場所に立つことを望みながら。
以降現在に至るまで、各国の政界や財界に入り込み戦乱を起こす然るべき時を待っている。
平安時代では妖術を使い周囲を欺きながら大臣等の要職に身を置き、数多の文化と幾多の戦火を起こした。
しかし計画の最後で
相模鼓彦らによって討たれ、一時海の外へと逃げる事となった。
独力ではないとは言え、自らの尾を切り落とした鼓彦に対しては「並び立つ者」として期待している。
彼あらゆる場所に同時に存在することが出来、たとえそのうちの一人を倒しても彼を倒したとは言えない。
そして全てを倒しても、彼を倒したとは言えない。
全ての彼が倒されても次の瞬間には何事も無かったかのように存在しているのだ。
戦闘能力に至っては全くの未知数である。
極めて強力な妖術や結界を使うが、それだけではないだろう。
眷属について
真周は、自らが認めた者やまた相手が望む場合、真周の『眷属』とする事ができる。
眷属となったものは強大な力を得、真周の配下として時に人を導き、時に全てを殺す。
しかし余りに大きな力である故に、それに呑まれて自我が崩壊する可能性も高い。
契約者は真周に魂を捧げる事を誓うがこれは極めて形式的なもので、世の大きな流れに沿って生きる真周によって
得られた魂は輪廻の輪に返される。
しかし一つだけ禁忌が存在する。それは「眷属が真周に刃を向ける」事で、タブーを犯した者は魂ごと肉体を裂かれると言われている。
現在確認されている眷属は
雲慶と
雲雀である。
最終更新:2009年07月22日 02:56