特徴
白銀長髪の鋼鉄従者(アイアンメイデン)。感情を表に出そうとはせず、口調もどこか機械的。
御堂衛太郎との接触前は、完全な機械のような挙動を行っていた彼女であるが、恋仲(?)となったあとはすっかり丸くなりました。十分角ばってるけど。
恐らくクーデレ。っていうかクーデレなキャラ。嫉妬心はエレチャでもトップクラスのものだと思う。衛太郎に対して容赦なく集中砲火を浴びせるレヴェル。
無論、メイドとしてのスペックは非常に高い。融通が利かないのと、職務優先主義というあたりが玉にキズ。おしゃれへの関心はないわけではないが、自分をどうこうというよりも、衛太郎の世間体を気にしてのものといえる。
言うまでもないが、衛太郎に迫りよる女性には容赦なく、一時期のヴェルメリィなどとの仲は薄ら寒いものがあった。
経歴
元は精霊存在であったとされるが、詳細は不明。
ゼノスの武器「ガルドツヴァーク」の精霊であったが、それ以前のことをゼノスも知らない。
一度殺害された経歴を持ち、その際には立体映像(ソリッド・ヴィジョン)という形で蘇生させられた。
故に現在のガルは、あくまで観測者の脳に直接投影されている、形ある影のような存在でしかない。
もっとも、その精度ゆえに普通の人間(人間ですら、そこに確実に存在するのかは分からないのだから)同等に振舞うことが出来る。
精度を自分で調節することで、人間性を強めたり弱めたり任意で出来る。衛太郎が絡むともっぱら人間的になる。
戦闘能力
復活後は、世界へのダイレクトアクセスによる即時的な武具の展開(主に近代兵器――重火器、レーザーの類――に限られ、魔道工学兵器は使わない)が可能になり、戦闘スタイルを大幅に変え、確立した。
圧倒的身体能力に加え、あらゆる武器を使いこなすためオールラウンドな戦闘が可能。また、ソリッド・ヴィジョンの特性を活かすことで、実質的な無敵状態(相手の攻撃が全てすり抜けたり)になることも可能。ただし、その際には人間性の精度を極端に落とすため、本人が好んで使用することは稀。
使用武器のヴァリエーションは豊富で、火炎放射、レーザー、ガトリング、バズーカ、ミサイル、ハンドキャノン、飛行支援ユニット、ガンランス、ファンネルなど多岐に渡るが、やはり対中~遠距離用の重火器に重点が置かれているようである。
ガル自身がアレンジした(世界に一つしかない)武具としては、キープサイレンスや滅龍兵装(ドラゴンスレイヤー)などがあがる。
戦闘能力(2)――Valkyrie mode――
モデルチェンジ後会得した能力の一つ。
ガルが自分自身で組み上げた、自己構成骨子の改変術式の一つ。完全戦闘態勢への変化。
起動コードは「I am a servant.I am the sword of save the king. I am a valkyrie who is made of iron」
従来の戦闘モードとは一線を画した代物であり、戦闘能力は桁が増えたくらいに増加している。
まず、従来までは戦闘時における思考も平時の思考と同じラインで行っていたが、戦闘専用の独自OSを独立複数展開させ、演算能力を高めている。
また、人間としての解像度を下げなければ使えなかったソリッド・ヴィジョンによる無質量化を、人間としての解像度を維持したまま実行できる(むしろ、このために複数の思考回路を展開可能にしているともいえる)
さらに、ボディの強度も従来より遥かに強化しており、扱える武器の幅も広がっている。また、リリアに仕込まれた体術をより近いレベルで実行できるよう、近接戦闘の戦闘能力が特に強化されている。
また、オーバードライブコードを打ち込むことによって本来のスペックの限界を超えた活動をも可能にしている(ただし、凄まじい負担がかかるため長期戦闘はできない)
そのほかにも隠された能力があるらしい。
戦闘能力(3)コントラディクショナル・バイター
ガルドツヴァークの最強武装。衛太郎が最強の盾ならば、この技は最強の矛に該当する兵装。
準備時間が猛烈に長く、またその間「構築」に全ての思考回路を回す必要があるので回避、防御行動ができないので衛太郎の「盾」としての支援が必須。
両腕に戦車、背後に戦艦を背負い込むくらいの超巨大武装を展開する。
一見すると超規模のレーザーカノンだが、実際はある種の概念武装に近い。
その効果は「対象領域を、空間ごと食い尽くす」という代物。
座標すらも食い散らかすが故に、逃れる術も防ぐ術もない。
「食った」対象は熱エネルギーに転換され放出口から放たれ、衛太郎に叩きつけて吸収させる形になる(そうでないと、余波で自滅しかねないから)
法則改竄性が低いため、貫通率が非常に高く、無効化できる概念防御は数少ない。
最終更新:2008年04月06日 01:22