決闘1
~~~初挑戦と天才肌~~~ Bパート
(あれ・・・これは・・・)
手紙の中にはカードと小さな紙切れが入っていた。
紙切れにはこう書いてあった。
「響君へ
そのカードの持ち主は見つかったんだが、君に、このカードを渡してくれと言われた。
もらってやってくれ。
杜松河より。」
(はぁ・・・何だそりゃ・・・ってか、持ち主位教えろよ・・・)
響はそう呟きながら、カードを持って、家に帰った。
するとそこには・・・見慣れない客が居た。
~~~自宅~~~
「母さん!居ないのかー?」
「はいはい、お帰り。
お客さんが来てるわよ。」
(客・・・誰だろう・・・?)
「やぁ。」
自分の部屋に入ると、そこには見知らぬ少年が・・・いや、正確には知っているが、自分とは全く接点のない人物がそこには居た。
「俺のこと知ってるよね?
同じクラスだもんね。」
響は硬直したまま動かない。
「あれ?どうしたの?
そんなポカンとした顔して。」
そう・・・部屋の中には・・・何と・・・葭原 雅魏が居た・・・
「えっと・・・雅魏君だっけ?」
「雅魏でいいよ。」
「何で、君は俺の家に、しかも、俺の部屋に居るんだ?」
響はとりあえず状況整理の為、雅魏に話をしてもらう事に。
「えっとね・・・取り合えず、俺は暇つぶしに来たんだよ。」
「暇つぶし?」
響は雅魏が何を言っているのかよく分からなかった。
(暇つぶし?何の?)
響の頭の中に疑問が浮かび上がる。
「ねぇ、響・・・君ならこれ持ってるよね?」
そう言うと、雅魏は鞄の中から大きい盤見たいなものを出した。
「何だ?それは・・・」
「あれ?知らないの?・・・おっかしいなぁ~・・・」
響はもう、何が何だか分からなくなってきていた。
まず、その一何故雅魏は響の部屋にいたのか?
この疑問については多分、響の母さんが上げたんだろう。
その二、暇つぶしと言っていた・・・
響には全くどうすればいいのか分からない。
その三、盤についてだ・・・
それは一体何なのか?・・・響には全く分からなかった。
「えっと・・・つまり・・・俺に何をしろと?」
「デュエルに決まってんじゃん!」
(でゅえる?何だそれ・・・訳が分からん・・・)
響の思考回路は麻痺してきていた・・・
「あれ?もしかして響って・・・デュエル・ディスク持ってないの?」
「だーから!まず、デュエルって何!?何をするつもりんだよ!
それからその盤見たいな物は何だ!?」
響がそう怒鳴ると、雅魏は不思議そうな顔をしていた・・・
「何だよ?」
「騙された・・・」
雅魏は騙されたと・・・ボヤいた。
「誰に・・・」
最終更新:2009年03月02日 05:36