決闘1
~~~初挑戦と天才肌~~~ Cパート
「誰に・・・」
響が恐る恐る聞いてみると・・・雅魏はこう答えた。
「杜松河・・・」
「ああ、あの嘘つき大魔王か・・・」
響は心当たる節があった・・・
杜松河に何度嘘を疲れた事か・・・と響は心の中で思っていると・・・雅魏は突然話しかけてきた。
「じゃあさ、響。
遊戯王って知ってる?」
「遊戯王?ああ~・・・そういやぁ、学校でやってる奴がいたな・・・
でも、俺は持ってないぞ。
やった事も無い。」
雅魏は「はぁ~」と溜息をつくと、響の手を掴み、ある所へ連れて行った・・・
~~~カードショップ~~~
「っもう、いいだろう!どこまで連れて行くつもりだ!」
「もう、ついてる。」
雅魏は急に立ち止まり、目の前のカードショップに入って行った。
(ったく・・・ここまで連れてきたんだから、何かあるんだろうな・・・)
などと思いながらも、響もカードショップへと入って行く。
「おっちゃん、スターターデッキいくつある?」
「そうさねぇ・・・今は、戦士と魔法使いと獣と水しか無いね、最近馬鹿みたいに売れてきて、急いで入荷してもすぐに売れ切れちまう。」
奥の方で、雅魏と髭を生やしたおっさん(店員)と話していた。
響には、何を会話しているのか、さっぱりわからなかった。
(さっさと、してくれねぇ~かな~・・・)
響が店内をに回っていると、突然雅魏に呼び止められた。
「ねぇ、響
戦士と、魔法使いと、獣と、水。
どの属性がいい?」
「はぁ?何だそれ?」
響は何を言っているのか理解不能だった。
「ん~・・・これを見てよ。」
雅魏は種族特徴と言うマニュアルブックを渡してくれた。
「何だ?これ・・・」
響はページの一文字一文字を真剣に読んでいる。
それから30分後・・・
「なるほど・・・じゃ、魔法使いだ。」
「何でまた?」
「コンボを繋げ易そうだからね。」
響は、そこまで迷わずに、魔法使いを選択した。
雅魏が理由を聞いてみると、「コンボをつなげやすそうだから」と、意外な返答が返ってきた。
「ふ~ん・・・じゃ、ちょっと待ってて・・・」
雅魏はまた奥に行ってしまった。
そして、今回は物の4,5分で戻ってきた。
最終更新:2009年03月02日 05:44