第1話・ようこそ、幻想郷へ Cパート―――――――――――――――――――――――――
「おっ!眼が覚めたみたいだよ。
大ちゃん。」
「よかったね~、チルノちゃん。」
「(大ちゃんとチルノだ!)あの・・・俺・・・どうして倒れてたんですか?」
少年はチルノ達に問うと、チルノが慌てて居たのが分かった。
「あ、あたいは何も知らないよ!
カエルに悪戯して、飲み込まれて吐き出されて、あんたに当たったりして無いから!」
「チルノ・・・君が犯人か・・・」
「えっ!?違うよ!!
も、もう、嫌だなぁ~あははは♪」
チルノは必死に隠そうとするが、もう無駄なあがきだった。
「あれ?あの・・・人間さん。
何でチルノちゃんの名前を知っているんですか?」
「ああ、それは・・・俺が外来人で、俺の居た世界では、君たちの事を知ることができるんだ。」
少年はその後も、簡潔に説明していった。
チルノは首をかしげてクエスチョンマークを浮かべていた。
大妖精はそれを見ながら話を聞いて居た。
その時の大妖精は少し笑みを浮かべていた。
ちょっと怖い・・・と思った。
「この位かな?
後は何か聞きたい事は?」
「ハイハイ!聞きたいことじゃないけど、弾幕出せる!?
最近、あたいはヒマでヒマで・・・」
「無理。」
少年は即答した。
チルノはショック!と言ってその場に崩れ落ちた。
「まぁ・・・いいさ、どうせあたいが最強だから恐れているんでしょ。」
「いやいや・・・まぁいいや、それで。」
「やっぱり!あたいったら最強ね!」
チルノはそれを言うと満足そうな顔をしていた。
「ねぇ!一緒に遊ぼうよ!大ちゃんもいいよね?」
「うん♪一応、ひまだったから。」
「そんじゃ!一つ外の遊びを教えてやるさ!」
「やった~♪」
チルノは飛び跳ねて喜んでいた。
よほど暇だったのだろう。
「そんじゃ、ルールは・・・」
「「簡単!」」
「やるのは~・・・鬼ごっこだぁ~!」
三人はジャンケンをする。
鬼はチルノになった。
一応、補足・・・増え鬼では無いです!
では、鬼ごっこ・・・スタァートォ!!
「やーい!こっちだこっち!」
「あっ!そんなとこに居たのか!待てー!」
「フフフ♪・・・チルノちゃん、逃げてるのは一人じゃないよ。」
チルノが少年を追いかけて居ると、大妖精がチルノの後ろにひっついている。
これが二人の作戦だ・・・
ってか、チルノは足遅いのか?
「ふぅ~ぃ・・・疲れた~」
「んふふふふ!捕まえた♪」
「チルノ!?いつの間に・・・」
少年が隠れた茂みにいつの間にかチルノも混ざっていた。
それから数時間後―――――
鬼ごっこを切り上げ、少年はそろそろ出発する事に。
「それじゃ、俺はそろそろ行こうかな。
家に帰りたいからな。」
そう言うと少年は歩きだした。
「また今度、遊ぼうねー♪」
「また何時かお会いしましょー!」
チルノと大妖精の二人は盛大に送ってくれた。
今後の少年に悲劇は怒るのだろうか・・・まぁ、それは続きを見ればわかる・・・
最終更新:2009年05月24日 19:42