ここは、今僕たちが住んでいる世界とは違う時間軸のお話。
この場所では、神・悪魔・死神が地球を征服しようとしている。
だが、人間の力ではとても神や悪魔、死神には勝てない。
神は東、悪魔は西、死神は南に陣を取り、今はお互いに無闇に動かず、冷戦状態となっている。
一部の生き残った人間は立場を奪われ、北に追いやられた。
神達の戦争がはじまったのはおよそ2年前・・・突然何の前触れもなしに神達は地上に降りて来た。
そして、それぞれが東・西・南の地域を制圧した。
だが、北の地域には決して踏み入らなかった・・・いや、踏み入れられなかったのだ。
理由は今でも解明できていない。
そして2年もの間戦争を繰り返し続けているが、決着はつかず今に至る。
今の人間の人口は僅か20万人。
1年前までは北の地方は無法地帯と化していた。
法律も何もない荒地・・・生き残りたければ強くなるしかなかった・・・
食料を奪って逃げようとした奴等もいた・・・
しかし、無法地帯に住んでいる人間の中にも一つだけ同じ輝きを持っている。
それがどんな人間であろうとも必ずしも持っている。
それは神達に復讐をすること。
今のままでは決して勝てない・・・だが、ここ1年間で無法地帯はかなり復旧し、巨大な都市を作り上げた。
人々はその都市を【ホープ・アンド・ドリーム】と名付けた。
意味はそのまま【希望と夢】・・・人間の希望、夢その物が詰め込まれている都市。
そして、ここ最近では地域奪回団体が出来た。
団体名は【六つの希望の星】。
最近出来たため、団員はたったの六人。
5人衆の上に1人ボスが居る構成だ。
ボスの名は神城 白箕。
若干14歳の少年だが、百戦錬磨の猛者だ。
彼が何故そこまで強くなったのかは・・・2年前までさかのぼらなくてはいけない・・・
最終更新:2009年02月07日 15:27