~禁欲少女に会いたくて~(小ネタ)
僕は目覚めるとすぐにピンク板を開いた。馴染みのスレを次々に巡回してゆく。
ふと、あるスレでマウスの指が固まった。それは「禁断少女」というスレだった。
―― うぉぉぉぉ!! なんだよ!! みんなの元にも現れてたのか!?>禁断少女!
なんで僕の所には来てくれないんだ!! 不平等だよ! 差別だよ!
僕はこの理不尽さに このスレをしつこくリロードした。
僕だって、僕だって ちゃんとオナ禁はしているんだ!! きっと僕だけの禁欲少女が現
れるはず!!
アク禁になってもリロードしてやる!!
和服でもワンピでも、裸エプロンだっていいんだ!! 僕は指が吊るほどリロードをした。
既に意地になっていた。
すると、モニターが急に暗転する。
き、来たか!? 僕の禁断少女!?
しばらく画面が真っ黒になった後、画面の中からメイド服の少女が現れた。
メイド服禁断少女 来たーーーーー!!
僕の期待はMAXまで膨らんだ。
「や、やぁ! 待っていたよ! 早く画面から出て来ておくれ、マイ・ハニー! 」
しかしメイド姿の禁断少女は、困った顔でこう言った。
「ご主人様ぁ~。 残念ですが、アタシは画面から出られません~ 」
僕は雷に打たれたような衝撃を受けた。
「な、なんでだよ!? ちゃんとオナ禁もしてたし、そりゃ僕はSS書きじゃないけどさ!
そんな差別をするなんて酷いじゃないか!! 」
メイド服の禁断少女は頭を振ってため息を付いた。
「ご主人様……。 ご主人様は確かに手淫はなさってませんでした。
だけど、今朝も夢精なさってたでしょう? 一旦射精をした方の元へは、一定時間降臨で
きないのです」
―― ガーン……! そりゃないぜ、ベイベー!
「だ、だってそれは不可抗力じゃないか!! 自分の意志じゃしてないんだぞ!?
僕は断固として言わせて貰う! 出でよ! 出て来い!! 禁断少女!! 」
せっかく現れた、しかもメイド服萌えの禁断少女を ここで逃がしてなるものか!
僕は必死にリロードをした。
「……残念ですが、また一定期間を置いてから 当スレにお越し下さい。 次の機会をお
待ちしております」
メイド服萌えの禁断少女は、儀礼的に謝罪をすると ぷつりと姿を消してしまった。
消えた後には、禁断少女に出合ったという、自慢のような報告レスだけが羅列されている。
僕は怒りが収まらなかった。
「くっそ~~!! 海外サーバーから攻撃してやる!! 」
ここ最近2chがよく落ちるのは、禁断少女に出会えなかった男たちの腹いせが動機だっ
たのだ。
~ 禁断少女に会いたくて ~
なんとも罪作りな禁断少女である。
注意! この話はフィクションです。でも少しは私怨が入っているかも……。
……2chが落ちるのは 迷惑な話ですね。
Fin