公式開示情報及び参加者投稿による兵器のまとめです。
銃器(歩兵銃)
| 名称 |
カイデリアス2909“ギリアム” |
| 形式 |
縁打式弾薬筒・中折れ式装填旋条銃 |
| 射撃速度 |
11秒/発 |
| 有効射程距離 |
1050m |
| 必中距離 |
150m |
| 備考 |
カデリア連合国軍の主力銃で大量配備されている。 貫通力も高く、これの存在で帝国軍は武者鎧を脱いだ。 |
| 名称 |
シュベール2911 |
| 形式 |
縁打式弾薬筒・レバー操作、16連発銃 |
| 射撃速度 |
1.5秒/発 |
| 有効射程距離 |
400m |
| 必中距離 |
65m |
| 備考 |
ドーシュ衆長国軍の尖兵等が好んで使う。 彼らの身体能力と相まって恐るべき威力正面を作りだす。 |
| 名称 |
八岐壱拾八式 |
| 形式 |
燧石式・前装マスケット銃 |
| 射撃速度 |
40秒/発 |
| 有効射程距離 |
500m |
| 必中距離 |
80m |
| 備考 |
先端には銃剣を取り付けるソケットが備わっている。 玉楼の工廠以外は戦火で失われた為、補給率は著しく落ちている。 |
| 名称 |
ミハイル・イグナチェフ2913“イグナチェフ” |
| 形式 |
ボルト操作方式ライフル |
| 射撃速度 |
5秒/発 (次の弾薬が装填されている場合、初発から次の発射準備完了までの手動時間) |
| 有効射程距離 |
1000m |
| 必中距離 |
145m |
| 備考 |
弾薬の補填には5発分をまとめたクリップ、または一発ずつ装填する方法がある。 カイデリアス2909より有効射程は短いが、やや貫通力が高い。 |
その他兵器
| 名称 |
埋火(うずみび) |
| 種別 |
対人地雷 |
| 形状 |
縦10cm 横15cm程度。布で覆った上から紐で結び固めてある。 |
| 性能 |
踏んだ瞬間即爆発し、最低限片足が吹き飛ぶ程の威力を備える。 |
兵器用語補足
兵器に詳しくないとちょっと首を傾げてしまうような用語を、
編集者の独断と偏見と蛇足によって判り易く解説出来たら良いなという補足。
※あくまで個人知識による意見及びウェブ情報なのでネタ程度に!
燧石式
前装マスケット銃
施条銃(しじょうじゅう。ライフル銃)
施条銃(ライフル銃)とは、銃砲の銃身内にライフリング(rifling・螺旋状の溝)が施された銃の事である。
腔線(こうせん)または腔綫(こうせん)ともいう。螺旋状の浅い溝で銃身内で加速される弾丸に旋回運動を与え、
ジャイロ効果により弾軸の安定を図り直進性を高める目的で用いられる。
ライフル銃が普及したのは19世紀後半。金属の加工技術が高まったお陰である。
それまでのライフリングの施されていない銃砲は滑腔銃(砲)と呼び、マスケットも滑腔銃。
ライフリングを刻むのは機械加工だが、銃1挺毎にも出来には差があり、
同じ銃でも特に出来の良いものが狙撃銃として転用される事が良くある。
(むしろ、狙撃銃とは出来の良い銃と腕の良い射手の組み合わせから考えられた物なので、
どんな銃もどんな兵士もチャンスがあると言える…かも。)
銃身の内径は銃弾の外径よりも狭い為、銃弾はライフリングにぐっと押し付けられて発射されるので、
銃弾にはライフリングの痕がつく。
これを施条痕・線条痕といい、使用された銃の種類やどの銃かまでも個別に特定出来る。
しかし、現在は加工手法が変わった為に、その差異はかなり小さくなりつつある。
※公式イラストでのギリアムの説明には「旋施条銃」とあるが、誤記か或いは造語かと思われる為、
現実に則した施条銃表記にしてあります。
縁打式弾薬筒
縁打式弾薬筒とは、リムファイア式実包の事。
リムファイア式実包は、薬莢自体に発射用雷管に相当する火薬が仕込まれており、
ケースリム(薬莢底部)のどこを叩いても発射される仕組みの実包。
金属製薬莢は1828年にフランス人のカシミル・ルフォーショットによって開発されたピンファイア式が始まり(1835に特許取得)。銅製の管体に火薬と雷管を詰め、底の部分に蟹目状のピン(ファイアリング・ピン。撃針)が突き出でた構造の為、日本では蟹目打ち式と言われる。
その後、フランス人のフロベールによって1847年に発明されたのがリムファイア式。
銅製の莢底の周囲に雷汞(らいこう。雷酸水銀の事)を流し込み固めた薬莢であり、撃針を叩いても不発がままあった当時としては画期的な仕組みの反面、銃の構造によっては、後続の弾丸が前弾丸の薬莢底にぶつかり、銃身内部で暴発するという事も。
なお、現代銃に使われる実包はほぼセンターファイア(中心打ち)式である。
1882年、イギリス人のジョイスが開発。硬質の真鍮製薬莢の底の中心に、やわらかい銅管につめた雷管をはめ込む事で、より銃弾の保持性が高まった。
リムド・リムレス・セミリムド
上記で薬莢の事に触れたのでもう一項。
リム(rim)とは薬莢の底の事を指し、この直径が薬莢本体より大きいかどうかで呼び名が変わります。
リムド(有起縁)は薬莢より縁が大きい物を指し、リボルバーの弾薬は主にコレ。
(薬莢本体より底部が大きくないと、シリンダーに装填した時抜け落ちてしまう為)
リムレスは薬莢と底部の直径が同じものを指す。弾倉にまっすぐ籠められる為、主に自動拳銃に使われる。
セムリミドは両者の中間で、底部が僅かに薬莢本体より大きい。主に重機関銃や航空機銃等に使われている。
レバー操作(アクション)
レバーアクションとは銃の機関部下側に突き出したレバーを下に引き、
それをまた戻すことで薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという仕組みの事。
代表的なものは
ウィンチェスターライフルである。
ボルトアクションの様にいちいち手を離さなくても、引き金を引いた側の手で再装填出来るので速射性に優れる。
しかし引き金を跨ぐような構造上、戦闘行動が激化すると細い部位が金属疲労を起こし、レバーが折れる可能性もある。
最終更新:2011年09月22日 08:42