護国世界観

護国世界観についてです。
主に企画目録企画まとめ公式ツイッターからの引用です。(多少文脈を変えてあるものもあります)
ほぼ丸写しなので、本企画目録をご覧になった方が早いかと思われます…。
(量が多いので少しずつ追加していきます、ご了承ください)


帝国国民

  • 八岐人(ヤマタビト)
八岐旗将家、もしくはその係累の血筋の人々。
八岐御津帝国を建国した帝祖統央とその家臣の末裔で、帝国の人口の二割にも満たない。
表向き上流階級で臣民から慕われるが、中には臣民より困窮している家もある。
気位の高い人物が多く、他家の同年代をライバル視する事が風潮となっている。
姓に「龍」の字を当てて良いのは八岐旗将家のみ。
平均寿命は70歳。

  • 臣民(シンミン)
帝国の八割を占める、八岐の州の先住民族を祖とする人々。
長い時の中で血は混じり、外見上は八岐人と変わりは無い。大らかで純朴な気質を持つ人が多い。
多くの臣民は農業や林業を営み、都市部では商人として富を得ている。
臣民の中には姓が無い者、名前が片仮名の者も存在する。
平均寿命は60歳。

  • 混じり人(マジリビト)
一定の周期で性別が逆転する体質を持つ人々。
総じて中性的な容姿をしており、統計的には女性的な性格の者が多い。
帝国建国後に、旗将家を中心としてこのような体質の者が多く生まれた為、雌雄同体であった八岐の王の賜り物とされた。
現在では八岐人、臣民の区別なく、1000人に一人の割合でこの体質を具える者が生まれる。(帝室関係者に特に多い)
個人差はあるが大体一か月ほどで男性体期と女性体期が入れ替わり、身籠ると数年の間、女性体期で安定する。
男性体期と女性体期では身長や髪の長さ・顔つきまで変化する者もいるが、元来中性的な外見の者が多い為一見して別人と見える様な変化をするものは少ないらしい。
体の変化は相当な苦痛を伴うらしく(しかし一日で済む人もあれば三日痛みが続く人もある等個人差がある)、混じり人の平均寿命が短いのはそうした体の変化が体に無理を強いているからという説が一般的。
平均寿命は50歳。

  • 龍血人(タツノチビト)
少年、青年の姿のままで肉体の成長が止まり、老化しない人々。
俗称は還り人ともいうが、由来に関しては諸説ある。
帝国建国後に、旗将家を中心としてこのような体質の者が多く生まれた為、不老であった八岐の王の賜り物とされた。
現在では八岐人、臣民の区別なく、1000人に一人の割合でこの体質を具える者が生まれる。(帝室関係者に特に多い)
生まれに関わらず特別扱いされる為、俗世離れしやすい。成長が止まった姿のまま生きて死ぬ。
平均寿命は90歳。


帝国軍

国民皆兵制であると思われる。

  • 機構
帝国軍の近代化はつい最近の事であり、20年ほど前(天歴2921年時点)までは刀に槍に武者鎧といった様相で、未だに中世の軍隊機構を引きずっている。

  • 兵役
八岐人の男子及び混じり人は15になると元服し、士官もしくは官吏としての教育を受ける。
臣民は17になると軍へ徴兵され、三年間の軍役の後、後備役へ入るか職業軍人になるかを選ぶ事が出来る。

  • 少年兵
充足できない兵力を補う為に、軍属に徴兵した10代の若い世代の兵を指す。
基本的に志願兵であり、軍令部が定めた少年兵徴用は10歳からとなる。
平均的には幼年識理院の課程を終えた12,3歳の学生が多い。
情報課の雑用や兵站部隊等、前線から遠ざける配慮がなされているが、
ここぞという時には最前線で銃や刀を取る。
帝国の幼年識理院では男女の区別なく教育される為、女子でも志願できる。
  • 女性兵
八岐御津帝国軍では女性の兵、士官も存在する。
主に配食分隊や薬術分隊、後送段列の護衛など、敵前に出る事は殆どない。
最前線に女性が出る状況は限られており、人並み外れた鬼術を行使できる場合・旗将家縁者として旗印となる場合・少年兵に志願し、運悪く前線配置となった場合・混じり人に籠通薬が間に合わなかった場合等である。


風俗

  • 季節感
帝都の夏は涼しく、30℃を記録する事は滅多に無い。
冬は非常に厳しく、軍事行動もなども敵わぬ程、大陸でも屈指の豪雪地帯となる。

  • 玉桜
八岐御津帝国に広く分布する五弁桜。国家を象徴する花として、様々な意匠や歌、生活に取り入れられている。
臣民の女子には、玉桜の一字をつけた「お玉」「玉緒」「桜子」等の名前が多い。
春になると帝国の主要都市は桜化粧に染まる。
帝都龍央の御前通りにはのべ500本からなる桜並木がある。

  • 名前
将家の間では、鉱物の一字を名に入れるのが伝統。金銀銅は勿論、花崗岩や石・砂、金剛石や翡翠などの宝石であったり、部首であったり、八岐特有の鉱石等から取る場合もある。
また、鉱物から作られる鍋や刀等といった単語も好まれる為、一見して鉱物とは判らない場合もある。
その為、初顔合わせの将校の間では互いの名を何から取ったのかを顕す会話が良く見られる。
八岐人は風流で洒落の効いた名前や、字面のよい名前を好む。
臣民男性は自然物(火・氷・山など)や数字を入れる事が流行。
女性は身近な生き物や植物、花(前述「玉桜」項参照)を名前に入れるのが流行っている。

周辺国家

カデリア連合国

連合国首脳エブラヒムを中心とした中央集権国家。
連合とは名ばかりで、侵略化した国を属国化する事によりその版図を広げてきた。
東カデリア州、ドーシュ衆長国州、『洸』候国州、サベタッチア自治州、オーラン王国等。
連合加入を名目に属国化侵略していく連合のやり方は、占領地の文化・信仰の完全撤破にある。
強大な工業力を誇る半面、その内部には問題が多い。常に仮想敵国家を作る事で、辛うじて国家として纏まっている。
八岐御津帝国よりも数十年の規模で工産業が進んでおり、既に複葉機や機関銃の開発に成功している。

イスサンクトリア教国

教皇イスカンダールⅦ世の統治する宗教国家。
カデリア連合国と互角に相対する数少ない勢力で、強力な騎士団を有する。
八岐御津帝国とは貿易を通して友好的で、教国内には親帝国派も多い。
イスサンクトリアの神官の行使する「奇跡」は、病める者を救い傷を癒すという。
最終更新:2011年09月24日 05:34